(29)関東インカレ事前インタビュー⑦/小林周太郎、吉川響、窪田悠人

競走
2023.05.08

 昨年度は短長歩の全部門で好記録をたたき出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。

 

第7回は小林周太郎(営1=伊賀白鳳)、吉川響(文2=世羅)、窪田悠人(政経2=沼津東)のインタビューです。(この取材は4月29日、30日、5月2日に電話で行われたものです)

 

小林周

――現在のコンディションを教えてください。 

 「今は大会2週間前なので、そこまで調子が上がっているというわけではないです。しかしここからしっかり上げていけるような状態ではあります」 

  

――大学生になってから3000メートルSCで2試合出られていますが、その試合の手応えはいかがでしたか。 

 「自分自身あまり納得した内容ではなかったですが、東京六大学対校大会(以下、六大学)や法大競技会など一つ一つ中身が全く違うので、いい意味でさまざまな経験があったレースだったと思います」 

 

――高校のレースと大学のレースの違いは感じましたか。 

 「自分は高校まではあまりペース変動がなく、余裕を持てるくらいのペースでいくレースがほとんどでした。やはり大学生になってスピード感やタフさの面で高校生とは全く違うくらいタフな人たちが多いです。その分の対応でいろいろな意味のタフさが必要になってくる部分が高校とは違うと思います」 

 

――3000メートルSCには他に窪田選手と鬼塚大翔選手(政経1=学校法人石川)が出場されますが、その2人はどういった方ですか。 

 「窪田さんは一つ上の先輩で鬼塚は同期で、やはり3人で練習することもあります。3人で決勝に行くということが一番望ましいと思っているので、全員で頑張りたいと思っています」 

 

――入寮して仲の良い選手はいますか。 

 「同期は鬼塚や加世堂(懸・商1=仙台育英)、乙守(勇志・政経1=大阪)と仲良いです。先輩は森下さん(翔太・政経2=世羅)や馬場さん(勇一郎・政経4=中京大中京)、窪田さんなど本当に全員にお世話になっています」 

 

――最後に意気込みをお願いします。 

 「まずは個人としては決勝に行くことを目標にしています。決勝で勝負できるようなところまで行けたら最高だと思います。全体としては今回出る1年生を含め、他の先輩たちとも頑張っていきたいと思います」 

 

――ありがとうございました。

吉川響(文2=世羅)

 

吉川響

――現在のコンディションはいかがですか。 

 「六大学のときは少しケガをしていて走れず、棄権してしまいました。今はケガも治って復帰して調子も戻ってきているので、しっかり万全の状態で関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に臨めると思います」 

  

――今大会に向けて取り組んできたことはありますか。 

 「自分は1万メートルに出場しますが、距離もトラックの中では長い種目になっているので普段のジョグの量も増やすようにしています。また距離を増やすだけではなく、終わったらきちんと流しを入れてスピードも維持するということをやっています」 

 

――ライバル視する選手はいますか。 

 「あまりライバル視する人はいないです。チームでは1万メートルに溝上さん(稜斗・商3=九州学院)と尾﨑さん(健斗駅伝主将・商3=浜松商)と自分が出場するので、3人で上位に入って得点を稼ぎたいと話しています。ただやはり3人の中でも一番いいタイムでゴールしたいというのは正直あります」 

 

――初の関東インカレ出場ですが、この大会への印象はありますか。 

 「昨年度は国立競技場で関東インカレを見させていただいたのですが、やはり大学のトップ選手たちが集まってくる大きな大会ということを改めて実感しました。今度は自分たちがその舞台に立って明大の代表となって走るという自覚も新たに出てきたと思います」 

 

――個人としての目標を教えてください。 

 「上位に入って入賞することも目標ですが、まだ自分は記録が29分1秒で28分台に入れていないので、しっかり28分台を狙いつつ上位を狙っていくということを目標にしています。1万メートルは5000メートルとは違ったレースになるので1万メートルでもしっかり対応できるようなレースをしていきたいです。関東インカレが終わったら全日本大学駅伝の予選会で1万メートルを走るので、しっかりとそこも見据えたレースをしていきたいと思います」 

  

――今大会では2年生の代が引っ張っていきたいという思いはありますか。 

 「やはり今のチーム状況的に僕たち2年生が主体となって頑張っていかなければいけないというのを自分たちも感じています。それを試されるのが関東インカレだと思っているので、そういう大きな舞台でしっかり戦って結果を出せる選手にこれからなれるようにしていかなくてはいけないと思っています」 

 

――最後に意気込みをお願いします。 

 「関東インカレでは1万メートルに出場するので、尾﨑さん、溝上さんと自分3人で上位を狙いたいです。初日に1万メートルがあるのでそこで3人上位に入って、今後の明大の流れを作っていけるような走りをしたいと思います」 

 

――ありがとうございました。

窪田悠人(政経2=沼津東)

 

窪田

――現在のコンディションはいかがですか。

 「実は少し前に足首をケガしてしまい、最近復活して練習を立ち上げました。関東インカレには、練習をしっかりやりつつ試合を迎える感じです。コンディション的にはベストではありませんが、やれることを全てやって本番を迎えようと思います」

 

――3000メートルSCは今どのような感じですか。

 「今年度から練習でしっかり3000メートルSCという枠ができていて、僕以外にも何人か増えました。今は鬼塚と小林周と3人でずっと同じ練習をしているという感じです」

 

――後輩2人はどういった存在ですか。

 「昨年度僕が1人でとても心細いところがありましたが、強い2人が入ってきてくれて心強いです。練習も2人ともしっかりできるので、2人に負けないという思いが自分のモチベーションにつながっています」

 

――普段の練習で意識されていることはありますか。

 「僕は今は立ち上げの段階なので、残り1週間くらいまではなるべく頑張って距離を踏んで体を戻すということに意識を置いて練習しています」

 

――ご自身の関東インカレの位置付けはどういったものですか。

 「僕は昨年度も関東インカレに出ていて全然良くなかったので、今年度はしっかり走ることで自信を付けたいと思っています」

 

――目標タイムや順位はありますか。

 「今は自己ベストが8分59秒くらいなので、自己ベストを更新して決勝で戦うことが目標です」

 

――今シーズンまだ立ち上げの段階だと思いますが、振り返っていかがですか。

 「冬は距離を踏めて土台は作れていたと思いますが、あまりうまくできてはいなかったです。ただ六大学のときに自分の中ではそこそこいいタイムで走れたという気持ちはあるので、走力的な面では力は付いてきたという感じです」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「まずは体調をしっかり整えて、本番では自分の実力を出して決勝で戦えるように頑張ります」

 

――ありがとうございました。

 

[菊地隼人、桑原涼也、萩原彩水]