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(27)関東インカレ事前インタビュー⑤/木村颯太、宮川颯太、綾一輝

競走 2023.05.07

 昨年度は短長歩の全部門で好記録をたたき出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。

 

 第5回は木村颯太(法4=明星学園)、宮川颯太(商4=富士市立)、綾一輝(理工1=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は4月29日、30日、5月6日に電話で行われたものです)

 

木村颯

――現在のコンディションはいかがですか。 

 「春先からハムストリングの違和感などがあり、100パーセント満足のいく練習ができているわけではないです」 

 

――関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に向けて取り組んできたことはありますか。 

 「今はなるべく他の人と走って、速いスピードの中で良い動きをすることを心がけています」 

 

――関東インカレの印象はいかがですか。 

 「春先はケガなどが多く、(例年)あまりいいコンディションで臨めていないので若干の苦手意識はあります」 

 

――200メートルと4×100メートルR(以下、4継)意識することはありますか。 

 「200メートルはケガが続いてコンディションがうまく整え切れていないのですが、出せる力を出し切って決勝に残り、そこで競えるぐらいに状態を持っていけたらと思います。4継はメンバーの走力も上がってきているので昨年度に引き続き決勝進出と38秒台も現実的になってきているかなと思います」 

 

――個人の目標はありますか。 

 「最低限20秒台で2本そろえられたら満足だと思います」 

 

――木村稜選手(主将・政経4=乙訓)とここまで切磋琢磨(せっさたくま)してきていますが、木村稜選手への印象はありますか。 

 「競技に対する取り組み方も一流ですし、素晴らしいと思います」

 

――関東インカレに向けての意気込みをお願いします。 

 「持てる力を出し切って頑張りたいと思います」 

 

――ありがとうございました。


宮川颯太(商4=富士市立)

 

宮川

――今シーズンこれまでの状態はいかがですか。 

 「状態はすごく上がってきているのでベストパフォーマンスを出せるのではないかと思っています」 

 

――好調を維持するために意識していることはありますか。 

 「意識というよりは気持ちの面で負けないようにしています。関東インカレに向けて練習を積んでいくのですが、気持ちの面でも技術的な面でも小さなことから一つずつ確認しながらできていることが好調につながっていると思います」 

 

――関東インカレに向けて何か調整はしていますか。 

 「今はハードルの歩数を変えています。今までの歩数から1歩減らすことによって1部の中で戦える可能性を見出しているので、失敗するか成功するかは本番になってみないと分からないのですが、ハードルの歩数を1歩減らすという調整をしています」 

                                      

――4×400メートルR(以下、マイルリレー)に関してチーム内で目標は立てていますか。 

 「まずは昨年度の日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)の3分10秒8を超えると、決勝に残る確率が高くなると思うのでそこ目標にしています。前半から周りに遅れないレースをしようと思っているので、1、2走がしっかり形を作って3、4走にバトンを渡してしっかりゴールできるようにしたいと考えています」 

 

――今回が最後の関東インカレになりますが、特別な思いはありますか。 

 「競技自体は大学で終えることになります。日本インカレなどもありますがまだ出場することも確定していないので、自分の中では最後の節目という点で関東インカレに重きを置いています」 

 

――関東インカレに向けた意気込みをお願いします。 

 「個人の目標としては個人種目の自己ベスト更新、マイルリレーでの決勝進出を目標としています。チームとしてはもちろん1部残留も目標としていますが、やはり個々が1部の中で戦えるような結果を残すのが目標だと思います」 

 

――ありがとうございました。


綾一輝(理工1=八千代松陰)

 

――世田谷記録会にはケガ明けの状態で出場されましたが、今の状態はいかがですか。

 「今はケガも治って順調に練習が継続できています」

 

――5000メートル目標タイムはありますか。

 「目標は自己ベスト更新で、13分45秒は出したいと思っています。ただ、気温が非常に高くなると思うのでそこを考慮するとタイムも大事ですが、いかに自分よりも格上の選手と戦えるかというのが今回の自分の中でのテーマだと思っています」

 

――東京六大学対校選手権(以下、六大学)では八千代松陰高時代のチームメートである工藤慎作選手(早大)が活躍されていました。同期の走りを見て刺激は受けましたか。

 「やはり工藤慎作は六大学や日体大記録会でも記録を残していて、高校で一緒に戦ってきた仲間であると同時にライバルでもあるので刺激を受けますし、負けてられないという気持ちにもなります」

 

――関東インカレにおいて想定しているレースプランはありますか。

 「関東インカレでは留学生など自分よりも格上の選手が多いと思うので、レース自体はハイペースになると思っています。これまでは最初の3000メートルで8分25~30秒のようなゆっくりとしたペースで入ってしまうことが多かったので、今回は8分10秒台前半くらいのいい流れで通過できたらと思っています」

 

――関東インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「自分よりも強い選手と戦える機会は貴重な機会で数少ないと思うので、この機会を大切にして与えられたチャンスを自分のものにしたいです。もちろん結果は求めていくのですが、良くも悪くも走り終わった後に後悔のないレースにしたいと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[桑原涼也、松原輝]


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