(5)「大学日本一のスタンドオフを目指していきたい」伊藤耕太郎 新体制インタビュー
昨年度は惜しくも準々決勝で敗戦した全国大学選手権(以下、選手権)。100周年という節目の年に、5年ぶりの日本一奪還を目指す。新スローガン『ONE MEIJI』の下、チームやファンが一丸となって廣瀬雄也主将(商4=東福岡)率いる新体制が始動する。本連載では新チームの監督、4年生のインタビューを全7回にわたって紹介します。
第5回は伊藤耕太郎(商4=国学院栃木)選手のインタビューをお送りします。(この取材は3月22日に行われたものです)
――最高学年になり心境の変化はありますか。
「昨年からチームを引っ張るという意識でやっていました。試合中のチームをまとめるところは、今年も引き続きやっていきたいです。今年は最高学年で、明治の強い文化というところを練習に対する取り組み方やプレーで見せていけるように新しく意識していきたいです」
――幹部の方々やスローガンを決めるにあたって、どのような話し合いをされましたか。
「幹部は4年生の投票で決めました。スローガンを決める中でたくさん話し合って『ONE MEIJI』にスローガンが決まってから、文化を引き継いでいくという意味と選手だけではなくスタッフやファンの方々やOBの方々全員が一つになれるようにと意味を込めました。最高学年というところで、これからの100年しっかり明治が強くあるためにいい文化を引き継いでいけるような1年にしたいと話し合いました」
――昨シーズンを振り返るといかがですか。
「2年生から出させてもらって、試合にも慣れて、チームのことにも気を配れるようになっていい感じできていました。でも、最後にケガをしてしまったのが悔しかったです。ケガしてから、本当に意識しながらケガをしない体作りをしています」
――選手権はケガで出場できず客席で見ていましたが、その時のお気持ちを振り返るといかがですか。
「明早戦で内容良く勝てたので勝てるだろうと思っていたのですが、やはりその慢心という気持ちが全員にあって、一つのゴールに対する執着心や勝ちたいという気持ちが早大に負けたというのは、グラウンド外から見て思いました。4年生も最後だったので悲しかったですがこの100周年を迎えるにあたっては良かったのではないかと思います」
――昨シーズンで印象に残る試合を教えてください。
「もちろん秋に出場した試合は全部良かったのですが、春の帝京大に勝った試合は僕自身一度も帝京大に勝ったことがなかったので印象に残っています。初めて帝京に勝って、とてもうれしかったです」
――今年度のチームの雰囲気はいかがですか。
「春にしては、今まで過ごしてきた中でとてもいい感じです。100周年ということもあってみんな意識高く練習に取り組めています。とてもいい雰囲気でできているのかなと思います」
――弟の伊藤龍之介(商1=国学院栃木)選手が明大に進学されることはいかがですか。
「最初明大に行くことになった時は、一緒に寮生活するので『うわっ』となりました(笑)。入ってきてからは、お互い気を遣わずにいるのかなと思います。これまで一度も学年がかぶることがなかったので、初めてラグビーを一緒に練習して楽しいというのが一番の感想です」
――弟の伊藤龍選手はどのような方ですか。
「性格も真反対で、弟は高校ジャパンでもバイスキャプテンをやっているのでとてもチームをまとめる力があり、リーダーシップのある性格です。そういうところをずっと尊敬しています」
――個人的に期待している選手はいますか。
「もちろん弟は期待していますが、部屋っ子の吉田爽真(情コミ3=国学院栃木)、小椋健介(情コミ2=桐蔭学園)、竹之下仁吾(政経1=報徳学園)は期待しています。みんなポテンシャルある部屋っ子たちなので、全員が試合に出られると思います」
――選手としてこの1年どう成長していきたいですか。
「この1年が終わったら次のステージがあるので、そこで活躍できるように個人のスキルはもっと上げていきたいと思います。昨年は、スタンドオフの中で高本幹也選手(東京サントリーサンゴリアス)がずば抜けて上手かったです。周りにも良いスタンドオフもいますが、そこに負けないような大学日本一のスタンドオフを目指していきたいです」
――日本一になるために個人的に必要なものを教えてください。
「スタンドオフは相手から狙われるポジションなので、そこで毎回ゲインを切られてしまうと、相手の良いアタックに捕われてしまいます。ディフェンスの部分は去年も一昨年もずっと課題にしているところではありますが、より一層強いハートを持って挑まないといけないなと思います」
――今年度は東日本大学セブンズ大会5連覇がかかっていますがいかがですか。
「伊藤宏明ヘッドコーチから『勝ちにいきたい』と言われて、出ることにしました。4年生は僕だけなので、しっかり下級生を引っ張っていけたらなと思います」
――春への意気込みをお願いします。
「春はもう1度帝京大と戦うチャンスがあるので、そこを個人的にはターゲットにしています。何があっても勝ちにいきます。秋は一発勝負ですが、春はいろいろと試していけたらと思います」
――ありがとうございました。
[井垣友希]
◆伊藤 耕太郎(いとう・こうたろう)商4、国学院栃木高、176センチ・82キロ
部屋っ子を決める時、あえて弟は選ばなかったそう!「どうせ家で一緒になるので、そこは取らずに(笑)」。
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(119)卒部式・4年生スピーチ④
ラグビー 2024.02.062月4日、卒部式が行われた。スローガン『ONE MEIJI』を掲げ、全国大学選手権・準優勝に輝いた廣瀬組。明大でのラグビー生活を終えて、新天地へと飛び立つ4年生のスピーチを掲載する。 井上就介副務(理工4=明大中野八王子) 「本当にどの1年も充実してたんですけど、この4年生29人で考えた『ONE MEIJI』っていうスローガンで始まった今シーズンがすごく印象的でした。やりたいことをできる選手だったり、メンバーじゃなくても朝練に参加する選手はもちろん、コーチやスタッフやトレーナーだったり、どんな場面でも駆けつけてくれるスタッフがいて、どんな試合にも駆けつけてくれる保護者がいて、どんな試合になっても応援してくれるOB・OG会がいて、ペガサスをつけて声を掛けてくれるファンの方がいて。その全ての方々にこの場を持って感謝を伝えたいなと思います。本当に4年間ありがとうございました」 大宮修平副務(理工4=明和) 「まず部内スタッフのみなさん。あまり直接関わる機会はなかったですが、学生という立場で色々と至らない点も多かったと思いますけれども、ご指導いただき本当にありがとうございました。続いて、OB・OG会の皆様。今年は100周年式典もあり、去年からいろいろとお世話になりました。皆さん仕事がある中で、明治大学ラグビー部の式典やイベントに向けて活動していくことは、正直自分からしたら考えられなかったのですが、今日卒部式を迎えて、今日までの4年間を経験して、その原動力を自分で認識できたなと思います。そして保護者の皆様。特にイベントのアナウンスだったり、チケットがあったりといろいろとご連絡させていただいて、至らない点も多かったと思いますがありがとうございました。チケットテントの時に皆さんに差し入れをいただいたり、温かい言葉をいただいたりして本当にうれしかったです。いつもたくさんの人が来てくれて、応援されている選手たちも本当に幸せだろうなといつも思っていました。そして選手のみんな。僕はグラウンドに出ないマネージャーだったのに関わってもらって本当にありがとうございました。みんなが八幡山で積み重ねた練習であったりとか、試合で出した成果の積み重ねの部分に、学生スタッフの役割や仕事があったのかなと思っていました。また、4年生は今年『ONE MEIJI』を掲げて、学生スタッフも一緒に活動してくれて本当にありがとうございました。そして学生スタッフのみんな。自分がグラウンドで表現して実際に賞賛をもらったりとかそういうことはないですし、朝早くから夜遅くまで作業しますし、本当に辛いこともあると思います。大人と接する機会もあって難しいこともあったと思いますけど、みんなの頑張りに支えられてここまで来られたかなと思います。立場上、協会の方やOB・OGの方、コーチの方など大人と接する機会も多いと思います。明治大学ラグビー部を背負って、外から見た明治大学ラグビー部がこういうものなんだって見られると思うので、みんな意識してると思うけどまたそれを心に刻んで、今後も頑張ってください。最後に同じ部屋で活動させていただいた神鳥裕之監督(平9営卒)。僕は本当に最初からできなくて、体調不良などもあり連絡が取れなくなった時があったんですけど、目を離さず活動を一緒にさせてくださり本当にありがとうございます。監督といろいろな話をして、チームのことだったり、社会人の時の話だったり、いろいろなことができて僕の基礎になったと思います。今後の人生でそれを生かせるように頑張りたいと思います。ありがとうございました」 児嶋基学生トレーナー(情コミ4=明大中野) 「まず始めに、ここまで育ててくれた両親に感謝したいと思います。中学から大学まで私立の学校に行かせてくれた父親、少し体を壊しながらも僕の面倒を一生懸命見てくれた母親に感謝したいと思います。僕は今後、これからのみんなの活躍であったりとか、大学ラグビー、日本ラグビーの魅力を伝える側に回るので、ぜひみんなが紫紺のジャージーを着て日本一を取っている姿や、日本代表のジャージーを着てワールドカップで活躍している姿を表現していきたいと思いますので、その時はよろしくお願いします。最後に学生スタッフの皆さんに一言あって、これから壁であったりとか、苦しい事、つらい事があると思うんですけど、その状況を楽しんで常に笑いながら過ごしていければ、必ずその壁は乗り越えられると思います。そこを意識して、常に笑顔でいてくれたらいいなと思います。4年間ありがとうございました」 坂下航亮学生アナリスト(法4=本郷) 「両親には本当に本当にお金のかかる子だったと思うので、本当に感謝しています。今思うと、ターニングポイントは高校3年生の大学受験が終わった後だと思っています。進路を明治か早稲田かってなった時に、何人か知り合いがいたり、スーパースターがたくさん入ってくる、しかも100周年だっていうそういうものに縁を感じて、明治に入ることにしました。今は明治に入学して本当に良かったなとすごく思います。4年間振り返ると、あの時やっぱこうじゃなかったなとか、全然足りなかったななど少し引っかかるところもやっぱりあって。これから先、ラグビーからは多分離れることになると思うんですけど、社会人でもいろいろなことを経験すると思うので、その度に自分には何が足りないとか、できないということを自覚して、もう一度成長できたらいいなと思っています。同期の学生スタッフ、後輩の学生スタッフ、4年間一緒にやってくれてありがとうございました。最後に監督やコーチ陣、指導者のスタッフの方々、こんな未熟者でしたが、4年間一緒にラグビーに携われて非常にいい経験でした。本当にありがとうございました」 不京大也主務(営4=明大中野八王子) 「今年1年間大学日本一を目指してきて、結果としては思っていた結果とは違ったのですが、決勝戦のスクラムの時のファンの方々からの応援にすごく感動して、僕たち4年生が、シーズン始めに日本一になりたいと思って掲げた『ONE MEIJI』はその場で達成できてたのかなと思います。個人としては、主務と学生レフェリーと学生コーチとして、本当に迷惑ばかり掛けていたかもしれないんですけど、他の学生スタッフやシニアスタッフの方たちが支えてくださったり、選手たちが受け入れて共に歩んでくれたり、その他関係者の皆様からも支えていただいたりと、本当に皆さんの支えがあって4年間、特にこの1年間はやってこられたなと思っています。そして、両親には本当に感謝をしていて、入部セレクションに落ちてレフェリーをやると決めて入部した時から、大学2年生の時にFWコーチも始めて、その後に主務にもなってといろいろなチャレンジをしてきた4年間だったんですけど、その度に背中を押してくれたのが両親でした。本当に感謝しています。日本一を目指してこのチームでやってこられたのが本当にかけがえのない思い出ですし、最後にあの決勝の舞台に連れてってくれた選手たちには本当に感謝しています。ありがとう。今後僕はレフェリーとして活動を続けていって、ワールドカップでも笛を吹きたいなと思っているので、その時はみなさん応援よろしくお願いします。4年間本当にありがとうございました」 [ラグビー担当一同]READ MORE -
(118)卒部式・4年生スピーチ③
ラグビー 2024.02.062月4日、卒部式が行われた。スローガン『ONE MEIJI』を掲げ、全国大学選手権・準優勝に輝いた廣瀬組。明大でのラグビー生活を終えて、新天地へと飛び立つ4年生のスピーチを掲載する。柳田治久(法4=明大中野) 「監督をはじめとするスタッフの皆様、4年間本当にありがとうございました。人生で一番成長することができた1年だと思います。そして両親、一番応援してくださって本当にありがとうございました。これから親孝行できるように頑張っていきたいと思います。自分自身1年生の時、2年生の時、3年生の時も全然試合に出ることができなかったんですが、やっぱり同期の存在が一番大きくて、同期がいたからこそここまで4年間ラグビーを続けていくことができたと思っております。これからも本当によろしくお願いします。後輩たちに伝えたいことは、やっぱり諦めないことです。継続は力なりっていう言葉もあると思うんですけど、続けることに意味があると思うので頑張ってください。あと学生トレーナーの人たちに対しての感謝も忘れずに、日本一目指して頑張っていただきたいです。応援しています。本当に4年間ありがとうございました」 渡邊元隆 (政経4=筑紫丘) 「神鳥監督(裕之・平9営卒)をはじめとする指導陣の方々、大変お世話になりました。特に滝澤(佳之)FWコーチには、自粛期間の時から大変熱いご指導をしていただきました。それからお父さんお母さん、この長いラグビー生活もようやく終わりました。今までありがとうございました。これから応援する側になって、この素晴らしい同期や、一番知ってる選手たちが来年の代だと思うんですけど、その代が頑張ってるところを直接見られないのはとても寂しいのですが、陰ながらというか、山の中から応援しています(笑)。ありがとうございました」 廣瀬雄也主将(商4=東福岡) 「1年間このチームの主将を務めさせていただいて、いろいろな貴重な経験をさせていただき本当に幸せな時間になりました。今年はちょっとケガが多くなかなかグラウンドに立つことができなくて、今年1年間、1回も早明戦に出ることができてなかったりとか、すごく悔しい思いをしました。ですが、両親をはじめ、(自分に)関係したすべての皆さんが本当にサポートしてくださったおかげで、最後グラウンドに立てたことを感謝します。同期たちがみんな前に立って喋ってたと思うんですけど、みんな口をそろえて言うのは、4年間ただ楽しいことだけじゃなくて、苦しい時期も嫌なこともすごくあったと思うんですけど、そこで頑張れるモチベーションになったのは、間違いなく同期の存在だと思います。1~3年生の皆さんは、今隣にいる同期を大切にして、残りの学生生活しっかり楽しんでください。もう一つ後輩に伝えることがあるとしたら、僕たちは100周年の年を優勝という形で終わることができなくて、すごく悔しい思いをしたんですけど、他大学からしたら準優勝という結果もすごくたたえられるような素晴らしい結果でも、明治は絶対にそれではいけないし、優勝しか見ることがないチーム。そういう環境でラグビーができるのはこの4年間でしかないと思うから、この環境でラグビ-ができてることは当たり前じゃないと思って、幸せに感じながら残りの時間をしっかり楽しんでほしいです。本当に4年間ありがとうございました」 山本嶺二郎(法4=京都成章) 「まずはお父さん、お母さん、僕を明治大学に行かせてくれてありがとうございます。すごく楽しい4年間を過ごせました。監督をはじめ、コーチ、スタッフの皆さん4年間本当にありがとうございました。特に滝澤コーチ。直接指導を受けることは少なかったんですけど、滝澤コーチのやりたいことであったりとか、FWにかける思いだったりとか、僕自身成長していく上でいい材料でしたし、すごく後ろで見ていて憧れていました。僕は1年生からメンバーに入れていただいて、試合に出場する機会は少なかったんですけど本当にいい経験を積ませていただきました。挫折することも多くて、その時にどうしようかなっていうふうに考えたりしたんですけど、一番は考えることをやめないことを常に意識していました。今、チームのために何ができるか、自分に何が足りていないのか、何をすれば成長できるか常に考えてこの4年間やってきて、その結果今の自分がいると思うので、1〜3年生のみんなはこれからいろいろな経験があると思いますけど、常に考えて行動してほしいなと思います。同期のみんなのおかげで本当に楽しい4年間を過ごせました。こんな僕を副将にしてくれて本当に感謝してます。そして、雄也。キャプテン1年間お疲れ様です。副将としてちゃんとサポートできたかなというのは疑問に思ってるんですけど、今年のチームがここまでいいチームになれたのは間違いなく雄也のおかげだとみんな思ってると思います。雄也をキャプテンにして本当に良かった。最後になりましたが、同期をはじめ関わってくださった皆様のおかげで充実した4年間になりました。本当にありがとうございました」 池戸将太郎(政経4=東海大相模) 「監督をはじめコーチ、スタッフの皆さん、応援ありがとうございました。そしてお父さん、お母さん、あとお姉ちゃん2人もありがとうございます。4年間を振り返ると、僕は明治大学に入って初めて試合に出られず、伊藤宏明BKコーチ(平10文卒)やな田中澄憲前監督(平10文卒)からはいろいろ厳しい言葉があった時もありました。当時、僕はなかなか素直になれなくて、なんで出られないんだろうとか、なんで怒られるんだろうっていうのがすごく心の中にあって、3年になってやっとリザーブに入れたんですけど、そこでもなかなか試合に出られない時期が続いて、すごく悔しかったです。それでもいろいろな人の話を聞いて、試合に出られない時期にどういう立ち振る舞いをするかというのをこの4年間で一番学んだと思います。必ずメンバーに入れない人っていうのは出てきます。でも、そういう人たちがどうやって過ごすか、試合に出られないからいいやじゃなくて、試合出られないなりにチームに貢献できることを探してやることが大事になると思うので、1~3年生のみんなにはそういう気持ちを大切にしてやってほしいなと思います。明治に入ってすごく楽しかった思い出しか浮かんでこないです。いろいろ怒られたこともありましたけど、それがあったからこそ4年生になって試合に出るという結果につながったと思います。試合出たメンバーなら分かると思うけど、早明戦の時の校歌っていうのは一生忘れられない光景だと思うし、出られなかったメンバーはぜひあそこに立って実際にあの校歌を聞いてほしい。そのためにしっかり頑張ってほしい。最後になりますが、やっぱり明治に入ってよかったし、優勝できなくても日本で一番いい経験、いい成長ができた1年間だったなと思います。素晴らしい指導者、日本一のファン、偉大な先輩、可愛い後輩たち、そして一番は素晴らしい同期に出会えたことは僕の宝物です。4年間ありがとうございました」[ラグビー担当一同]READ MORE -
(117)卒部式・4年生スピーチ②
ラグビー 2024.02.062月4日、卒部式が行われた。スローガン『ONE MEIJI』を掲げ、全国大学選手権・準優勝に輝いた廣瀬組。明大でのラグビー生活を終えて、新天地へと飛び立つ4年生のスピーチを掲載する。 床田淳貴(情コミ4=桐蔭学園) 「このような素敵な会を開いてくださり、ありがとうございます。そして、神鳥監督をはじめとするスタッフの方々本当に4年間熱い指導をありがとうございます。僕も4年間選手として活動してきて、4年生として大学選手権の決勝まで行ったことは自分の中でも誇りに思っていますし、うれしかったです。でも、決勝で負けてしまったことはめっちゃ悔しかったです。だけど、負けた時に悔しさもあった中にも達成感があって、やり切ったと言えるのもあったので、本当に達成感があったことは良かったのかなと思っています。本当に同期たちに恵まれて、4年間楽しくラグビーができました。今思い返すと楽しいことばかりでしたし、後輩たちも来年、再来年度以降も明大ラグビー部はもちろん続いていくと思うので、悲願の日本一を目指してもらって、僕たちもOBとして応援しているので、頑張ってください。4年間本当にありがとうございました」 中山律希(政経4=天理) 「中山律希です。お願いします。監督、スタッフの皆さま、そしてお父さんとお母さん本当に22年間育ててくれてありがとうございます。明治大学ラグビー部に入って最初の頃は、自分自身のプレースタイルはスクラムが苦手だけど、 フィールドプレーでガツガツ行ったりするのが好きでした。明治大学ラグビー部に入って、セットプレーの大事さ、自分が好きなことだけやればいいっていう問題じゃなくて、チームのためにどう頑張るかも大事なってくると思うんで、今1年生、2年生の中で、自分の得意なところだけ伸ばそうとしているのは間違いで、チームのためにどう頑張るかっていうことがとても大事になってくると思うんで、自分のことだけ考えるだけじゃなくて、しっかりの全員こと考えて『ONE MEIJI』でこれからも頑張っていってほしいと思います。4年間支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました」 西川賢哉(政経4=桐蔭学園) 「監督、コーチ、スタッフをはじめとする皆様、いろいろな形でサポートしてくれて本当にありがとうございました。そして何よりもお父さんとお母さん、僕を何不自由なく育ててくださり、本当にありがとうございました。僕は1年の時からずっとBチームで、4年になってからやっと試合に少しずつ出られるようになったんですけど、でもやっぱ層も厚くて、大舞台に立つことができなくてすごく悔しい思いをしました。その時にすごい同期のみんなが励ましてくれたりしたので、最後まで腐らずにやることができました。個人としてもチームとしてもすごく悔しい4年間になったと思うんですけど、やっぱりこの先一生忘れることのない4年間にもなったと思います。来年は日本一になれるように後輩のみんなは頑張ってください。ありがとうございました」 萩原周(商4=大阪桐蔭) 「4年間ありがとうございます。ちょっともじもじしちゃうので簡潔に言います。やっぱり後悔したことがあって、優勝できなかったことと、春の終わりから夏にかけてのやらかしが、自分の中で悔いが残ることです。なので、今出ている人は慢心せずに頑張ること、出てないメンバー外の人はしっかり努力して頑張ってください。4年間ありがとうございます」 林哲平(文4=東海大相模) 「本当にお世話になりました。ありがとうございました。小さい頃からずっと憧れてきた明治大学ラグビー部で、4年間ラグビーすることができて本当に幸せでした。僕は父親も明治大学のラグビー部のOBで、小さい頃からずっと4年間の思い出の話とかを聞かされていたんですけど、本当に社会人生活を頑張る原動力にその4年間はなっているんだなっていうのはすごく昔から感じていました。でも、なんでこの人はこんなに誇りを持っているんだろうっていう、その理由はいまいち分かってなかったんですけど、今こうして自分が4年間終えてみて、良いこと悪いことも含めていろいろな経験だったり、あといろいろな人との出会いとかも含めて、本当にかけがえのないものだったなと思います。自分なりに父親が誇りを持っている理由っていうのを、少し分かったかなって今思っています。僕の同期はみんな紫紺を着て活躍している人が多い中で、僕は最終的に紫紺を着ることはできなかったんですけど、そういう悔しい気持ちや情けなかった気持ちを、しっかり今後の人生に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました」 古田空(商4=明大中野) 「この場をお借りしてまず神鳥監督をはじめとするスタッフの方々、OB会の方々、学校関係者の方々、本当に熱いご指導とすごい甚大な支援ありがとうございました。でも、その中でも一番感謝しているのは、やはり滝澤FWコーチです。入部当初、自分はもう本当に1対1のスクラムすらも組めない、本当にポンコツ選手で為房なんかよりも全然下みたいな扱いを受けていたんですけど、でも滝澤さんだけは違くて。ずっと熱い指導してくださいました、本当に感謝しています。この熱さを引き継いで、社会人でも頑張りたいなと思います。後輩たちには、卒業して引退してこのまま自分との関わりがなくなっちゃうのはすごい寂しいので、もう遠慮せずにたかりに来てください(笑)。そのために社会人として頑張りたいなと思うので、みんなたかりに来てください。一番は最大の同期で、明中で大した実力もない自分に対しても平等に接してくれる同期が本当に愛おしいです。この100周年という節目をこの廣瀬組として過ごせたこと、本当に一生の誇りになると思います。本当に心の底から、明治にこられて、明治に入れて良かったなと、もうみんなを愛してやまないです。4年間本当にありがとうございました」 松下潤一郎(法4=筑紫) 「こんばんは、松下潤一郎です。初めての寮生活ということで、4人部屋を初めて経験しました。すごくいい個性豊かな同期の友達、仲間、あと先輩や後輩がいてくれて、すごく楽しい寮生活でした。自分は法学部で勉強が難しかったんですけど、法学部のみんなで前日に一夜漬けして暗記したり、いい思い出です。3年生の頃から試合に出させていただいて、高校時代は出来なかったような経験、すごい大舞台でプレーさせてもらって、とてもいい経験になりました。ありがとうございました。監督及びスタッフの皆さんにはすごく感謝しております。特に滝澤さんには1年生の頃から何度もミーティングなどを開いていただいて、何度もダメ出ししてくださったおかげで、今では少しはマシになったかなと思います。お父さんとお母さんにはラグビーをここまで続けさせてくれて、すごい感謝しかありません。初任給で何か買ってあげたいと思います。こんな偉大なるラグビー部に入れて、幸せでした。ありがとうございました」 松本光貴(商4=明大八王子) 「松本光貴です。まずはお父さん、お母さんをはじめ、監督、コーチ陣、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。4年間を振り返るときついことの方が多分多くて、なかなか体重が増えなかったり、試合に出ても自分の思うようなプレーができなかったりしたことも多々あったんですが、それでもここまでにこられたのは、ここで出会えた先輩方、同期、後輩たちのおかげだと思っております。うれしい時は、それを思いっきり共有できる仲間がいたり、苦しい時もそれを忘れさせてくれるぐらいの面白いことをしてくれたり、その人たちのおかげで、今ここまでこられたと思っております。ありがとうございます。ここでいただけたこのような縁を大切にしながら、社会人としても頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございます」 森山雄太(政経4=東福岡) 「まずは22年間、ここまで支えてくれた両親には感謝しかないです。ありがとうございます。4年間振り返って、いろいろなことがあったんですけど、最初の2年間は手術を2回してラグビーができなくて悔しい時もありました。その時に支えてくれた同期の存在はすごく大きかったです。後輩たちに伝えたいことは、4年間の中で絶対辛い時や苦しい時は必ず来ると思うんですけど、その時に耐えられるかだと思うので、自分を持って周りに流されずに、頑張ってほしいなと思います。あとは仲間を大切にしてください。僕も頑張ります」 [ラグビー担当一同]READ MORE