(154)MARCH対抗戦事後インタビュー⑤/山本佑樹駅伝監督
寒空の中行われたMARCH対抗戦。今年度は57年ぶりに5校そろって箱根駅伝(以下、箱根)に出場するため、非常に注目度の高い大会となった。明大からは11人が出場し6人が自己ベストを更新した。
第5回は山本佑樹駅伝監督のインタビューです。
――自己ベストを更新した選手が多くいましたが、今回の結果をどのように捉えていますか。
「今回出た選手は箱根のボーダーを目指す選手です。その選手が自己ベストを多く出したことで、チーム全体の厚みが増して良かったと思います」
――選手たちにもボーダーにいることは伝えていましたか。
「チーム内で自分が置かれている場所は、選手が一番良く分かっていると思います。なので、ハーフマラソンや今回の結果で少しでもアピールをしてメンバーに入ってやろうという気持ちが出ていたと思います」
――杉彩文海選手(文3=鳥栖工)を今大会に出場させた意図はどのようなものですか。
「すっきりしない結果がずっと続いていたので、自信をつけるという意味で自己ベストを出してから、箱根の強化期間に入りたいという意図がありました。そこで本人とも相談して出場を決めました」
――実際の杉選手の走りはいかがでしたか。
「記録以上に中盤は自分で引っ張っていて、被せられたときにもしっかりと我慢ができていました。彼も事前のインタビューで持ち味と言っていた、後半の粘りが十分に発揮できていたと思います」
――MARCH5校が集まってレースを見たり、監督同士で交流をされた感想を聞かせてください。
「立教が1年間で力をつけて、5大学が箱根にそろう一体感がありました。学生がここから集中して箱根に向けて頑張っていくことを非常に肌で感じたので、うちも負けずにあと1カ月準備したいと思います」
――ありがとうございました。
[出口千乃]
第99回箱根駅伝まで、あと33日。
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