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(95)菅平合宿インタビュー⑫/山本佑樹駅伝監督

競走 2022.09.26

 9月8日から19日まで菅平で行われた夏合宿。駅伝シーズンを目前に控え、それぞれが己と向き合い走り続けた。紫紺の躍進を目指し練習に励む選手たち。夏の調子やシーズン後半戦に向けての意気込みを伺った。

 

 第12回は山本佑樹駅伝監督のインタビューです。

 

山本駅伝監督

――前半シーズンの総括をお願いします。

 「前半シーズンは僕の中ではうまくいかなかったなと思います。やはりうちの強みとしてトラックで結果を出すというのがあるので、自己ベストを伸ばせる選手が少なかったのは少し残念だと思います。しかしその中でも、富田(峻平・営4=八千代松陰)や小澤(大輝主将・政経4=韮山)、児玉(真輝・文3=鎌倉学園)がしっかり結果を出したのは良かったかなと思います」

 

――現在のチームのコンディションはいかがですか。

 「全体としては今のところ順調に動いてきています。この夏合宿は故障者がどのくらい出るかが一つの目安なのですが、1割以下に抑えることができています。本当に最終仕上げですが、よくできていると思います」

 

――監督の目から見て4年生はどのような代ですか。

 「小澤が生活の面から取り組みのところまできっちりやっていて、櫛田(佳希・政経4=学法石川)や富田、加藤(大誠・営4=鹿児島実)もしっかりサポートをしています。非常に仲の良い学年ですが、それなりに厳しさもあります。毎年そうなのですが、今年度もまた違う4年生のカラーが見られるなという感じがしています」

 

――尾﨑選手(健斗・商2=浜松商)や橋本選手(基紀・商3=専大松戸)はAチームから外れました。

 「尾﨑、橋本は当初Aチームでスタートしたのですが、途中で少し故障がありました。本来であればそのままAチームに残しておいても良いのですが、やはり焦ってしまうので、いったんBチームに落として『足元見ながら上がってきてほしい』ということを伝えました。今はそのような感じで上がってきているので、この合宿以降の回復次第では、十分戦力になっていけるのではないかと思います」

 

――今年度の合宿で例年と変えた部分はありますか。

 「一つ変えたのは基本の走り込みで、走る時間を増やしました。例年夏はかなり暑いので、メリハリをつけて朝と夕方という涼しい時間にしっかり走る時間を設けています。また、今年度の春からトレーニングを専門に指導しているトレーナーを1人サポートで入れました。午前中の時間に体づくりということで、彼の作ったメニューを各自行い、メリハリをつけてやるようにしました。トータルで走る距離は例年と変わらないのですが、1回で走る距離は長くなりましたし、それをサポートするトレーニングも充実しているかなと思います」

 

――現在状態の良い選手はいますか。

 「小澤、富田、櫛田、加藤、児玉、森下(翔太・政経1=世羅)あたりは集団の前の方に常にいるので状態は良いかなと思います。少し疲労が出てきて余裕がなくなってきているのがその他のAチームのメンバーかなと思います。でもそこに食らいついてしっかりとやっているので、合宿が終わって疲労が取れればいい状態になるのかなという感じです」

 

――森下選手は期待値が高いと思います。

 「やはり高校駅伝の1区で区間賞を取っている選手ですので、そこは期待しています。春先のトラックは少しうまくいかなかったのですが、彼はロード向きの選手だと思います。秋以降は絶対に来るだろうなとは思っていたので、その期待通りの走りを今はしている状態です。一つ一つ結果を出して自信を付けていって、最終的にはチームのエースになってほしいなというのはあります」

 

――今年度は鈴木祐太(文2=鎌倉学園)選手も調子が良いと思います。

 「ハーフマラソンできっかけを作って自分に自信を持って上がってきたところです。それもコツコツやってきて体力が付いた成果だと思うので、この夏を超えてもう一つ上のレベルに上がってくるのではないかなという感じです」

 

――合宿後から箱根駅伝予選会(以下、予選会)まではどのように過ごしていきたいですか。

 「まずは少し疲労を取ります。予選会や全日本大学駅伝(以下、全日本)までの流れを見ると、そこから少しずつレース仕様に仕上げていく段階になります。なので9月後半から10月1週目くらいまでの練習というのは少しスピード寄りの練習になります。そこをクリアできると昨年度の予選会、全日本という流れの結果はクリアできるかなというふうに感じています」

 

――最後に駅伝シーズンに向けて一言お願いします。

 「まずは何が何でも予選会を通ること、そして全日本、箱根駅伝(以下、箱根)のシード権というところが最大の目標になります。今年度はとにかくロード仕様で仕上げていってその3つを確実にクリアしたいです。本当に箱根のシードは悲願なので、そこを達成できるように頑張りたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[飯塚今日平]


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