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(86)菅平合宿インタビュー③/甲斐涼介、新谷紘ノ介

競走 2022.09.21

 9月8日から19日まで菅平で行われた夏合宿。駅伝シーズンを目前に控え、それぞれが己と向き合い走り続けた。紫紺の躍進を目指し練習に励む選手たち。夏の調子やシーズン後半戦に向けての意気込みを伺った。

 

 第3回は甲斐涼介(情コミ2=宮崎日大)、新谷紘ノ介(政経2=世羅)のインタビューです。

 

甲斐

――現在のコンディションはいかがですか。

 「合宿などの練習をこなせていて昨年度よりもいい状態なので、自分に期待しています」

 

――自身の成長を感じますか。

 「成長というよりは高校の時にできていた練習が大学に入ってできなくなっていたので戻ってきたという感じです」

 

――今年度の合宿で一番強化した部分はどこにありますか。

 「30キロの距離走があるのですが、箱根駅伝(以下、箱根)やハーフマラソンなどを走る上で自分の足りないところを意識して、なるべく余裕を持って走る練習をしました」

 

――学年が上がって意識は変わりましたか。

 「そうですね、後輩が入ってきて負けられないという気持ちが芽生えました」

 

――今のチームの雰囲気を教えてください。

 「昨年度もいい雰囲気だったのですが、今年度はさらにいい雰囲気で練習をできているので今年度も期待してもらいたいと思っています」

 

――前半シーズンの収穫はありますか。

 「体調を崩してしまって試合復帰がどうなるか分からなかったのですが、自分でスケジュールを立てて練習することができたのでそのような点では収穫だと思います」

 

――今後のシーズンに向けて克服したい課題はありますか。

 「今年度は昨年度出ることができなかった箱根駅伝予選会(以下、予選会)などに出場して、その上で結果を残さないといけないと思っています。そのためには長い距離をしっかり走ることが大事だと思うので、合宿でやってきたことを秋以降につなげていきたいと思います」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「2年生ということでいろいろ期待されると思いますが、試合で力を発揮できるように自分なりに練習を積んで最後まで準備していきたいと思います」

 

――ありがとうございました。


新谷紘ノ介(政経2=世羅)


新谷

――現在の調子はいかかですか。

 「合宿前は気持ちが先行しすぎて体が付いていかない感じだったのですが、合宿を重ねるごとに状態が良くなってきて昨年度と比べて順調かなという感じです」

 

――練習で特に力を入れたことはありますか。

 「補強です。練習量が多くてきつい状態ではあるのですが、地道な積み重ねが結果に出る競技なので、昨年度より力を入れて行っています」

 

――仲のいい先輩や後輩はいますか。

 「富田さん(峻平・営4=八千代松陰)がとても優しい方で話しやすいので自分は仲がいいと思っています。主将の小澤さん(大輝・政経4=韮山)も1年生のときから面倒を見てもらっていて、2人と駅伝を走れる最後のチャンスをつかむために頑張らないといけないので今年度は気合が入っています」

 

――主将としての小澤選手のイメージはいかがですか。

 「他の4年生のイメージと重なるのですが、オンとオフの切り替えが本当にうまいです。普段はふざけているのですが練習になると頼りになってチームを引っ張ってくれます」

 

――昨年度と比べてチームはどのように変わりましたか。

 「それぞれの目標設定の見直しや練習メニューにも変化があっていろいろやることが増えたという印象で、そういったところからチーム作りも変化しているのかなと思います」

 

――練習メニューの変化とは具体的にどのようなところですか。

 「今まで各自で行っていた練習前の準備体操を全員で集合して行ったり、全体アップを取り入れたりして準備運動の徹底を図ったりというところです。ポイント練習などでも今までは上級生が引っ張っていたのですが、下級生も引っ張るようになったりしておのおのの意識を高めようとする動きがありました」

 

――予選会に向けての自信はありますか。

 「昨年度はエントリーメンバーには入ったのですが走れなくて、あまりそういう経験をしてこなかった自分にとって受け入れがたい現実でした。とても悔しかったので今年度は予選会から全日本大学駅伝、箱根と全てに出走してチームの目標達成に貢献したいです」

 

――ありがとうございました。

 

[覺前日向子、萩原彩水]


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