

(60)OB橋本が校友会兵庫県支部総会、懇親会に登場
明治大学校友会兵庫県支部総会、懇親会が6月26日に行われ、昨年度の箱根駅伝で10区に出走した橋本大輝選手(令4営卒・現SGホールディングス)がゲストとして登場。質問形式で箱根駅伝に対して抱いていた思いや今後の目標を語った。
昨年度の箱根駅伝後に橋本選手が特集されていたテレビ番組を校友会の役員が見ており、実業団の練習拠点が関西ということもあって、校友会兵庫県支部総会・懇親会の参加をオファー。「自分の経験や思いを伝えられる貴重な機会を頂けてうれしかった」と橋本選手も出演を快諾した。
橋本選手のコーナーで、盛り上がりは最高潮に。現役の明大生へのメッセージを求められると「何となくではなく、明確な目標を持って大学生活を送ってほしいです。僕は明治大学での4年間を通して箱根駅伝を走るという目標を追い掛けて過ごしました。つらく苦しい時もありましたが、はっきりとした目標があったので乗り越えることができました。勉強や部活、就職活動など、逃げ出したくなる時もあると思いますが、決めた目標を思い出して取り組んでみてください!」と笑顔で語った。
橋本選手に対し本田恭司支部長は「経歴を見るだけで頑張り屋とお分かりですが、会えば人柄の良さが分かります。 謙虚で頑張り屋、秘めた闘志の持ち主、これは兵庫の星です」とたたえた。また、加留部慎二幹事長は「まさに、地元の選手が活躍しているのは、うれしい限りです。雑草魂で一歩一歩着実に」とエールを送った。
(質問に答える橋本)
橋本選手特別インタビュー
――実業団での活動はいかがですか。
「4月末に故障してしまい、現在はリバビリ中心の生活です。新たな生活には慣れてきたので、一日でも早く復帰できるように頑張っています」
――明大競走部のトラックシーズンでの活躍はどのように感じられていますか。
「短距離、長距離、競歩と部全体で良い結果を残されているので、昨年度までよりも強いチームになっていると感じています。特に関東学生対校選手権で危なげなく1部に残留された時は卒業生としても非常にうれしかったです」
――駅伝シーズンに向かう後輩たちへのメッセージはありますか。
「前半シーズンに納得できる結果を残せた人、思うように走れなかった人、さまざまいると思います。しかし、駅伝は夏からが重要です。全日本大学駅伝、箱根駅伝はもちろん、各レースで活躍するみんなの姿を楽しみにしています。故障や体調不良に気を付けてお互い頑張りましょう!」
――ご自身の現時点での目標は何ですか。
「ニューイヤー駅伝のメンバーに入ることです。そのためにまずはしっかりと故障を治し、十分な土台づくりを行います」
――今後の意気込みをお願いいたします。
「将来的にはSGホールディングスのニューイヤー駅伝優勝に選手として貢献したいです。まだチームメートと比較しても力不足ですが、大学時代のようにこつこつ頑張って目標を達成したいと思います」
――ありがとうございました。
[大橋直輝]
◆橋本 大輝(はしもと・ひろき)令4営卒。須磨学園から一般入試で明大競走部の門をたたいた。駅伝デビュー戦となった4年次の全日本大学駅伝で7区4位。箱根駅伝では10区4位。卒業後はSGホールディングスで競技を続けている。
※写真は明治大学校友会兵庫県支部に提供していただきました。また、取材や記事執筆に協力していただき誠にありがとうございました。
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