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(27)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 山村和也「自分でも行けて周りも生かせる選手に」

ラグビー 2022.06.20

 今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)

 

 第19回は山村和也(商1=報徳学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月19日に行われたものです)

 

――明大に進学した理由を教えてください。

 「やはりお兄ちゃんが明治大学ラグビー部というのが1番大きいです。あとは前の監督の田中(澄憲・平10文卒)監督さんからわざわざ報徳に来ていただいて、直接声を掛けていただいた時に明治でやりたいなという気持ちが大きくなりました」

 

――やはりお兄さんの存在は大きいですか。

 「めちゃめちゃ大きいです。ラグビー始めたのも1番上にもお兄ちゃんいるのですが、その2人のお兄ちゃんの影響で、ラグビーをして活躍しているところを見ると自分も頑張らなくてはいけないなという気持ちになります」

 

――高校3年間を振り返っていかがですか。

 「自分は1年生から(試合に)出させてもらって、いろいろな経験をしてきました。先輩にはさまざまな歴史をつくってきた先輩や大学で活躍している選手もたくさんいるので、報徳学園の3年間は刺激をもらった3年間だったと思います。後輩もいい選手がそろっていて、同期にも刺激をいっぱいもらえる選手がいて、ずっと自分も頑張らなくてはいけないと思って頑張ってきました」

 

――自身のプレーの強みを教えてください。

 「ステップ、ラン、タックルです」

 

――それが強みになったきっかけはありますか。

 「1年生の時に花園(全国高校大会)が終わったからセブンスユースアカデミーに呼ばれて、それがきっかけでステップを練習し始めました。それまではステップを多く切るタイプではなかったのですが、アカデミーに召集がかかってレベルの高い選手とやることで、武器を増やさないとあかんなと思って練習しました。ランは練習してというよりは感覚でやっていたのですが、タックルは中学校の時に学校終わったらお父さんと練習に行ってタックルを受けてもらっていました。最初はそんなにタックルも得意ではなかったのですが、毎日練習していたらチームメートに『和也のタックル痛いわ』って言われるようになって、うれしくてずっと続けてやっていました」 

 

――春から紫紺入りしましたが、振り返っていかがですか。

 「自分が思っていたよりもうまくいっているなと感じています。大学4年間ある中で確実にいいスタートを切れていると思うので、落とさないようにケガも絶対しないようにして、モチベーションを落とさないように頑張っていきたいです」

 

――普段どういう部分に気を使っているのですか。

 「自分は今、上のチームにいるのですが、結構先輩から盗んでいることがたくさんあって、13番の齊藤誉哉(文4=桐生一)さんのプレーをずっと見て、何しているかを見てそれをまねしていろいろ盗んでいます。高校の時もそういうことをずっとしていて、後輩のいいプレーも盗んだりしていたので、それが日頃からやっていることです」

 

――大学4年間でどんな選手になりたいですか。

 「ランもできて周りも生かせる選手になりたいです。高校の時は自分で行くばっかりでミスしたりしたらチームのメンバーに助けられていたのですが、大学では自分でも行けて周りも生かせる選手になりたいです」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「紫紺を着て試合に出られるようにして、もし出られたら1年生らしく全力でプレーするというのを目標に頑張りたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[安室帆海]

 

◆山村 和也(やまむら・かずや)商1、報徳学園高、182センチ・80キロ

試合前のルーティンは音楽を聴いてリラックスすること。さらに自分が着るジャージーや短パン、靴下をめっちゃきれいに畳むことです(笑)」。


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