

(22)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 仲間航太「チームに貢献できる選手に」
今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第14回は仲間航太(文1=常翔学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月13日に行われたものです)
――明大に進学した理由を教えてください。
「自分はずっとラグビーをやってきて、高いレベルでラグビーがしたいと思って明治大学に進学しました」
――高校3年間を振り返っていかがですか。
「3年間全国高校大会(以下、花園)で優勝ができずにずっと悔しい思いをしてきました。チームとしてもさまざまな課題があったのですが、個人的にはスキルの部分を伸ばして、チームのリーダーとして頑張ってきました。大学ではしっかり(高校時代の)気持ちを晴らして日本一になりたいと思っています」
――常翔学園高には小さい頃から入学したかったとお聞きしました。
「そうですね。小さい頃からずっと常翔に入りたくて、常翔に行きたいという気持ちが強かったです。なので、その分優勝したい、勝ちたいという気持ちも強かったです」
――今までで一番印象に残っている試合を教えてください。
「高校1年の花園準々決勝、京都成章戦の逆転トライの時が一番印象に残っています。たくさんの観客の人がいて、1年生で出場というプレッシャーもありながら試合に出ていました。メンタリティー的にはそのおかげで強くなって、あまり試合で緊張しなくなりました」
――もともと試合では緊張する性格だったのですか。
「どうなんですかね。最初は遠慮しますが、慣れてくるにつれてしっかり先輩とも話せるようになり自分の素を出せるようになると、プレーでも自分が思っている以上のプレーができたりします。大一番だからこそできるプレーもたくさんあって、『もともと肝が据わっている』とよく言われます(笑)」
――自分のプレーの強みを教えてください。
「自分の強みはFWでのパスであったり、BKに渡すロングパスであったり、さまざまな種類のパスを使いこなせるのが自分の強みだと思います。明大に入ってからレベルの高い選手ばかりで、パスやキックだけではなくて自分で行けるような選手もいて衝撃を受けました」
――ラグビーをしている原動力を教えてください。
「母親のためでもあります。ずっと育ててきてくれた親を喜ばすためにも、自分の人としての成長としての部分でも、ラグビーというスポーツが自分に一番合っているスポーツなので、それで頑張ろうと思っています」
――今後の意気込みを教えてください。
「キックの飛距離と、ディフェンス、もっとタックルの力を付けてディフェンスもできる強い選手になりたいなと思います。そして、なるべく早く上のチームに行って、いろんな試合に出て、いろんな経験を積んで、最後は明治大学が日本一になるようにチームに貢献できるような選手になりたいです」
――ありがとうございました。
[安室帆海]
◆仲間 航太(なかま・こうた)文1、常翔学園高、164センチ・75キロ
座右の銘は『なんとかなる』。「自分はスーパーポジティブで、朝練で早起きしなくてはいけないときも人と話す時間が伸びたと思っています!」。確かに、ポジティブである限りどんなこともなんとかなりそうだ。
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(29)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 渡邉陽平「小さいことを積み重ねて紫紺を着て試合に出れるように」
ラグビー 2022.06.22今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第21回は渡邉陽平(商1=開志国際)のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです) ――明大に進学した理由を教えてください。 「小学生の頃から明治のラグビーが好きで、元々はファンでした。明治でプレーできるチャンスがあるならチャレンジしたいという思いがあって進学しました」 ――特に明大ラグビー部のどのようなところが好きでしたか。 「全員で体を張って、コンタクトで前に出るというところに魅力を感じていました。入部後も、上級生の先輩全員体が大きくてフィジカルの部分で自分とは差があるのですごく強い印象です」 ――ご自身のプレーでの持ち味を教えてください。 「キックが得意です。中学、高校とずっとキックを練習していたので自信を持っています」 ――高校時代で一番記憶に残っている試合を教えてください。 「高校2年の時の花園予選決勝の新潟工業高校戦です。その年には絶対に花園に出ようという、チームとしての覚悟がありました。結局試合は負けてしまい、自分はその試合で全く何もできませんでした。それが悔しくて印象に残っています」 ――新潟工業高はライバルのような存在だったのですか。 「県内の伝統校で、自分が1年生の頃は全く通用しませんでした。しかし、2年生の時にはあと少しで勝てそうで、3年生になった時には勝つことができました。新潟工業に勝つということは高校に入学した時の目標でもあったので、すごくうれしかったです」 ――高校3年時の全国高校大会を振り返ってみていかがでしたか。 「3年間の集大成で最後にやってきたことを見せる場でした。(尾道高戦では)相手に流れを渡してしまい自分たちのやりたいことがなかなかできませんでしたが、最後に自分たちがやってきたことを少し見せることができたのでそこは良かったです」 ――尊敬している先輩はいらっしゃいますか。 「稲村心(文2=新潟工)さんです。中学の頃はもともと同じチームで一緒にプレーしていたので、それですごく仲良くしてもらっています。一緒にご飯も行ったりします」 ――大学で特に伸ばしたいところを教えてください。 「フィジカルの部分で差を感じているので、体を大きくして当たり負けない体づくりを目標にしています。大学ラグビーは全然レベルが違います」 ――これからの意気込みをお願いします。 「まずは体づくりを徹底し、小さいことを積み重ねて最終的には紫紺を着て試合に出れるように頑張ります」 ――ありがとうございました。 [豊澤風香] ◆渡邉 陽平(わたなべ・ようへい)商1、開志国際高、183センチ・79キロ地元新潟県の自慢は「定番ですがお米が美味しいところです(笑)」。栄養満点のお米を食べて育った渡邉選手のプレーに今後も期待です!READ MORE -
(28)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 蓬田雄「コンタクトの部分を売りにしていきたい」
ラグビー 2022.06.21今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第20回は蓬田雄(政経1=流経大柏)のインタビューをお送りします。(この取材は5月18日に行われたものです) ――明大を選んだ理由を教えてください。 「伝統の紫紺のユニホームを着て、試合をしている姿が憧れだったので選びました」 ――高校時代の明大ラグビー部の印象はいかがでしたか。 「重くて強いFWでどんどん前に出るラグビーと世代のトップレベルの選手たちが集まっていて、とても高いレベルでラグビーをしているなという印象でした」 ――高校時代に印象に残っている試合はありますか。 「高校2年生の花園の準々決勝での試合です。大阪朝鮮高と試合をしたのですが、最後ゴール前で攻めていて、1トライで逆転できるという状況で最後守り切られて負けたという試合でした。その試合が自分の今までのラグビー人生の中で一番悔しい試合だったので印象に残っています。チームはそれ以降、届かなかったゴール前の30センチにこだわり、一つ一つのプレーの精度を上げて、最後までやり切るという部分を意識して練習しました」 ――高校時代に試合以外で印象に残っていることはありますか。 「1年生の時の夏合宿です。1年生は必ずやる伝統の合宿メニューなのですが、菅平の坂でほふく前進したり、ペアを担いで登ったり、腹筋したりなどきつい練習をしたことが思い出に残っています」 ――大学に入学してみていかがですか。 「大学のフィジカルについていくのはかなり大変です。スピード感などは段々慣れてきて、やれているなという感じです」 ――目標の先輩はいますか。 「主将の吉平さん(石田・文4=常翔学園)はいつもウエイトトレーニング場やグラウンドにいて、一人でずっと自主練習しているのでとても尊敬しています」 ――1年生の雰囲気はいかがですか。 「1年生はみんな仲が良くて、とても個性が強いという印象があります。自分は富田くん(陸・政経1=大阪桐蔭)と仲良くしています」 ――どのようなプレーを売りにしていきたいですか。 「コンタクトの部分ではやれているなと感じているので、コンタクトの部分と、キックの部分も売りにしていきたいです」 ――最後に4年間の抱負を教えてください。 「紫紺を着て試合に出ることです」 ――ありがとうございました。 [廣末直希] ◆蓬田 雄(よもぎだ・ゆう)政経1、流経大柏高、173センチ・87キロ最近は、洋楽を聞いている。好きな歌手はエド・シーランやブルーノマーズ。READ MORE -
(27)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 山村和也「自分でも行けて周りも生かせる選手に」
ラグビー 2022.06.20今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 第19回は山村和也(商1=報徳学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月19日に行われたものです) ――明大に進学した理由を教えてください。 「やはりお兄ちゃんが明治大学ラグビー部というのが1番大きいです。あとは前の監督の田中(澄憲・平10文卒)監督さんからわざわざ報徳に来ていただいて、直接声を掛けていただいた時に明治でやりたいなという気持ちが大きくなりました」 ――やはりお兄さんの存在は大きいですか。 「めちゃめちゃ大きいです。ラグビー始めたのも1番上にもお兄ちゃんいるのですが、その2人のお兄ちゃんの影響で、ラグビーをして活躍しているところを見ると自分も頑張らなくてはいけないなという気持ちになります」 ――高校3年間を振り返っていかがですか。 「自分は1年生から(試合に)出させてもらって、いろいろな経験をしてきました。先輩にはさまざまな歴史をつくってきた先輩や大学で活躍している選手もたくさんいるので、報徳学園の3年間は刺激をもらった3年間だったと思います。後輩もいい選手がそろっていて、同期にも刺激をいっぱいもらえる選手がいて、ずっと自分も頑張らなくてはいけないと思って頑張ってきました」 ――自身のプレーの強みを教えてください。 「ステップ、ラン、タックルです」 ――それが強みになったきっかけはありますか。 「1年生の時に花園(全国高校大会)が終わったからセブンスユースアカデミーに呼ばれて、それがきっかけでステップを練習し始めました。それまではステップを多く切るタイプではなかったのですが、アカデミーに召集がかかってレベルの高い選手とやることで、武器を増やさないとあかんなと思って練習しました。ランは練習してというよりは感覚でやっていたのですが、タックルは中学校の時に学校終わったらお父さんと練習に行ってタックルを受けてもらっていました。最初はそんなにタックルも得意ではなかったのですが、毎日練習していたらチームメートに『和也のタックル痛いわ』って言われるようになって、うれしくてずっと続けてやっていました」 ――春から紫紺入りしましたが、振り返っていかがですか。 「自分が思っていたよりもうまくいっているなと感じています。大学4年間ある中で確実にいいスタートを切れていると思うので、落とさないようにケガも絶対しないようにして、モチベーションを落とさないように頑張っていきたいです」 ――普段どういう部分に気を使っているのですか。 「自分は今、上のチームにいるのですが、結構先輩から盗んでいることがたくさんあって、13番の齊藤誉哉(文4=桐生一)さんのプレーをずっと見て、何しているかを見てそれをまねしていろいろ盗んでいます。高校の時もそういうことをずっとしていて、後輩のいいプレーも盗んだりしていたので、それが日頃からやっていることです」 ――大学4年間でどんな選手になりたいですか。 「ランもできて周りも生かせる選手になりたいです。高校の時は自分で行くばっかりでミスしたりしたらチームのメンバーに助けられていたのですが、大学では自分でも行けて周りも生かせる選手になりたいです」 ――今後の意気込みをお願いします。 「紫紺を着て試合に出られるようにして、もし出られたら1年生らしく全力でプレーするというのを目標に頑張りたいと思います」 ――ありがとうございました。 [安室帆海] ◆山村 和也(やまむら・かずや)商1、報徳学園高、182センチ・80キロ試合前のルーティンは音楽を聴いてリラックスすること。さらに「自分が着るジャージーや短パン、靴下をめっちゃきれいに畳むことです(笑)」。READ MORE