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(53)日本選手権兼U20日本選手権事後インタビュー/佐田龍昇、堀颯介

競走 2022.06.14

 4日間にかけて開催された日本選手権兼U20日本選手権。日本一を決める大舞台に7選手が挑んだ。今回は佐田龍昇(法1=大分東明)、堀颯介(商1=仙台育英)のインタビューをお届けする。

 

佐田

U20男子400メートル予選2組6着 47秒79

――レースを振り返っての感想をお願いします。

 「ひとまず自己ベストが出たのはとても良かったです。一方で、1着との差が1秒2くらいあって、自分は全国の舞台には立たせてもらえてもトップとはまだ戦えないと自覚するレースでした」

 

――自己ベストの更新は狙っていましたか。

 「自己ベストが出るような感覚は全くありませんでした。先輩に『佐田はレース前半から行かないからそこを変えてみたらいいんじゃないか』と言われたので、怖かったですが前半から攻めていくことを目標にしていました」

 

――レース展開はどう感じていましたか。

 「先輩が言ってくれた通り、最初から攻めたのはすごく良かったと思います。その分後半でトップ選手に離されて、いつも課題にある体力のなさにつながっているなと思いました」

 

――ルーキーインタビューの際には「インターハイという全国の舞台は緊張した」と話されていました。今回はいかがでしたか。

 「今まで本当に緊張しっ放しだったので、今回こそは緊張しないで昔のトラウマを払拭しようという気持ちでした。自己ベストが出たということは、きっと払拭できているので良かったと思います」

 

――次にターゲットにする大会は何ですか。

 「次にある大きい大会が日本学生対校選手権で、4×400メートルRを走らせてもらえると思うので、そこでは今回以上の走りができたらいいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

堀颯介(商1=仙台育英)


堀颯

U20男子1500メートル予選1組7着 4分18秒22

U20男子5000メートル決勝12位 14分47秒94

――2種目出場された経緯などはありますか。

 「特に5000メートルをメインに考えたのですが、自分はレース経験があまりなかったので1種目に出るよりは経験が得られる2種目を選びました」

 

――その経験を積むという点では今大会いかがでしたか。

 「結果は散々でしたが、1日2種目というのを初めてやって、きつい中でも得られたものはあったなと思います」

 

――同年代の選手たちと走っていかがでしたか。

 「やはり持ちタイム以上に安定した力が出せるかなどの細かい面での差があったので、そこを改めて実感できて良かったなと思います」

 

――今大会はどのような気持ちで挑みましたか。

 「昨年度は1500メートルで予選落ちして、今年度こそはと思って挑みました。調子も上がっていて1500メートルも伸ばしていけるかなと思っていましたが、接触もあったのでそういうところではもったいないなと思います」

 

――最近の調子が上がっている要因は何ですか。

 「森下(翔太・政経1=世羅)というライバルがいて、気持ちの面でも競技や生活の面でも引っ張ってくれて、いい関係が築けています。高校の時からライバルで、その中で一緒のチームになれて切磋琢磨(せっさたくま)できているかなと思います」

 

――夏で意識していきたいことは何ですか。

 「大学での長い距離に対応するために、体づくりなどを気を付けないと走れないと思うので、まずは基礎的なところからやってチームの中で上を目指していけたらなと思います」

 

――次の目標を教えてください。

 「最終的な目標として全日本大学駅伝、箱根駅伝でメンバー入りしてチームに貢献することです」

 

――ありがとうございました。

 

[出口千乃、覺前日向子]


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