(48)関東インカレ事後インタビュー⑦/清水海地、橋本基紀、馬場勇一郎

競走
2022.05.28

 3年ぶりに1部で迎えた関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)。短距離、長距離、競歩、全ての部門で強さを見せ、総合力の高さを示す結果となった。全9回にわたってレース後インタビューをお届けする。

 

 第7回は清水海地(理工3=長野日大)、橋本基紀(商3=専大松戸)、馬場勇一郎(政経3=中京大中京)のインタビューです。

清水海地(理工3=長野日大)

清水

男子1部1万メートルW決勝4位 41分06秒06

――レースを振り返っていかがでしたか。

 「今回のレースでは得点を取るのが目標だったので、自分としては最低でも5位に入ろうと、また自己ベストも更新しようと思っていました。結果として自己ベストを出せて、ゴールしてから失格者が出たので繰り上げではあるのですが、4位と目標以上でいけたのでよかったです」

 

――日本学生個人選手権からどのような調整を行いましたか。

 「1回疲労が強く出てしまって、休む期間とかも入れたりして、工夫しながらの調整でした。その中で濱西さん(諒・文4=履正社)と一緒に練習させてもらっていて、だいぶ挑戦したり追い込んだ部分もあったので、それで調子を上げていけたなと思っています」

 

――レースのたびに自己ベストを出していますが、今回もその自信はありましたか。

 「着々と力を付けていけているなという感触があったのと、競歩部門にマネジャーさんが入ってくれて、すごく練習もサポートしてくれていてかなり力になっています」

 

――全体を通して自分の動きはいかがでしたか。

 「今回はだいぶ感覚が良かったのですが、1回途中でペースが上がった時に少し余裕がなくなってしまいました。そこから動きも崩れかけてしまったので、ペース展開によらないでしっかり技術が出せるようにしたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

橋本基紀(商3=専大松戸)

橋本

男子1部ハーフマラソン決勝16位 1時間4分48秒

――レースを振り返っていかがでしたか。

 「4月の記録会は良かったのですが、そこから状態が下がっていて不安がある中でのレースでした。それでも自分の中で力は出し切れたかなと思います」

 

――レースに点数を付けるならどのくらいですか。

 「70点くらいですかね。今の実力は出せたのですが完全に実力不足といいますか、上の選手との力の差はとても強く感じました」

 

――自己ベストを更新されたことについてはいかがですか。

 「そこは最低限更新しないと戦えないというふうに感じていたので切れたことは良かったです。でも正直もう少しいけたかなというところもあります」

 

――順位についてはいかがですか。

 「途中で12、13位争いくらいをしていてそこを勝ち切りたかったので、順位については悔しいなという感じです」

 

――明大勢の中ではトップでのゴールでした。

 「この順位でトップというのは明大がまだまだ長い距離では弱いなという感じで、駅伝に向けて考えた時にこのような選手たちが上げていかないと戦えないなと思いました。なので、これから夏以降、チーム全体で上げていければいいんじゃないかなと思います」

 

――ありがとうございました。

馬場勇一郎(政経3=中京大中京)

馬場

男子1部1500メートル決勝7位 3分47秒04

――決勝のレースを振り返っていかがでしたか。

 「満足しています。順位どうこうというよりは1日前の予選を1本やっている中でいいイメージができたので、もう1本同じ展開になっても自分の走りを最後までできたと思います」

 

――決勝のタイムについてはいかがですか。

 「自信や、手応えもすごく感じています。しかも決勝は2本目という中で、今シーズンのベストが出せているのは良いことですし、順位を狙ったレースでタイムが付いてきているのは自分の力だと思うので、それはすごく良かったと思います」

 

――今大会は満足したレースになったのですね。

 「タイムや順位というよりは、昨年度は予選で落ちていたので、まず決勝に出ているというだけでも昨年度より成長を感じられました。また、しっかり自分の今持っている力を出し切れたことに対して結果よりも満足している感じですね」

 

――昨年度から成長したと感じる部分を挙げるとすれば何ですか。

 「今大会に関してはしっかりラスト300メートルの部分でいかに自分が余力を持って、どうやったらいい位置で上がっていけるかというイメージが明確に持てたのは良かったと思います。昨年度からというより、前回の大会に比べて今大会で感覚を掴めた感じがありました」

 

――ありがとうございました。

 

[覺前日向子、菊地隼人]