(11)ルーキー特集⑪/室田安寿

競走
2022.04.07

 明大競走部に新たな風が吹く。関東学生対校選手権(通称、関東インカレ)で1部昇格を果たし、3部門それぞれで活躍を見せた昨年度。一方で箱根駅伝は予選会からと、試練も待ち受けている。これからの競走部に欠かせないルーキーたちは、どのような思いで明大の門をたたいたのか。新進気鋭の紫紺15人を紹介する。

 

 第11回は長距離部門・室田安寿(情コミ1=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は3月15日に電話で行われたものです)

 

――明大に進学した理由を教えてください。

 「明大へ進学したのは、先輩方が多く進んでいるという部分もありましたし、明大に憧れがあったというのが大きな理由です」

 

――憧れたきっかけなどは何ですか。

 「自分が好きな選手がいて、鎧坂哲哉選手(平24営卒・現旭化成)が明大出身ということで憧れがありました」

 

――明大には宮崎日大高の先輩方も多く進学されていますが、その先輩方とは今も交流はありますか。

 「今もとても良くしてもらっています。曳田さん(道斗・政経2=宮崎日大)が同部屋で、最初は分からないことも多く少し緊張していたのですが、知っている先輩がいるだけですんなり部になじむことができたと思います」

 

――宮崎日大高はどのようなチームでしたか。

 「しっかりした礼儀はありますが下級生も上級生も仲が良く、和気あいあいとしているようなチームだと思います」

 

――今まで一番印象に残っている大会やレースは何ですか。

 「自分が3年生の頃に宮崎県高校駅伝で優勝した時は、実際自分もメンバーとして走っていたので感動しました。自分がキャプテンとしてまとめたチームが勝ってくれたといううれしさがありました」

 

――今まで競技を続けてきて、自分の強みは何だと思いますか。

 「走りの面では、単独走で淡々と走るのが自分の強みだと思っています。人としての面では、練習など、こつこつ何かを取り組めることが自分の強みです。大学ではそのように努力を積み重ねて結果を残していきたいと思います」

 

――一方で、今課題に感じていることはありますか。

 「課題と感じている部分は、将来的に箱根駅伝やハーフマラソンなどの長い距離を走ると考えた場合、今の自分の5000メートルや1万メートルの結果が他の1年生と比べてあまり力がないことが現実的な問題だと思っています。これから長い距離をしっかり走り切れる力を付けていきたいです」

 

――大学4年間での目標を教えてください。

 「大学4年間で箱根駅伝区間賞を目標に掲げています。それが小学校からの夢でもあり、手に届くようなところまで来たので4年間こつこつ積み重ねて結果を残したいです」

 

――入寮から1週間が経ちますが、同期や先輩の印象はいかがですか。

 「同期はみんな仲良しで、先輩に関しては本当に優しくて、しっかり生活面でも走りでも引っ張ってくださる方々が多いので、安心しています」

 

――大学生活で楽しみな事はありますか。

 「あまり思いつかないですが、東京で遊びたいなとは思います。今はコロナの影響であまり遊びに行くこともできない状況なので、落ち着いたら先輩方と遊びに行きたいです」

 

――趣味やはまっていることはありますか。

 「食べることが趣味です。今は、チャーハンやラーメンなどの中華にはまっています」

 

――最後に意気込みを聞かせてください。

 「しっかり正しい努力を積み重ねて、最後は箱根駅伝区間賞という大きな目標を達成できたらなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[覺前日向子]

 

※写真は本人提供