(4)「日本一を目指し、チームを引っ張っていきたい」齊藤誉哉 新体制インタビュー

ラグビー
2022.04.04

 昨年度はあと一歩のところで届かなかった大学日本一。その悔しさを胸に4年ぶりの頂点奪還を目指し、石田吉平主将(文4=常翔学園)率いる新体制が始動する。本連載では、新チームの監督、4年生インタビューを全7回にわたって紹介します。

 

 第4回は齊藤誉哉(文4=桐生一)選手のインタビューをお送りします。(この取材は3月16日に行われたものです)

 

――副将に決まった経緯を教えてください。

「4年生全員で話し合い、吉平(石田)が1番やりやすい人間がやるのがいいのではという話になり、自分に決まりました。私生活から仲が良く、腹を割って話せる関係なので、積極的にコミュニケーションを取っていきたいです」

 

――副将に選ばれたときの心境を教えてください。

 「今まで、あまりリーダーなどの経験はありません。しかし、重く捉えるというよりも、これから1年間、明大の副将としてどのようにチームをまとめられるかという点で、とてもわくわくしました」

 

――ご自身の強みを教えてください。

 「1年生の頃から試合にも出させてもらい、さまざまな場面を経験しているので、大舞台でも焦ることなく、冷静に自分のプレーができるところが持ち味だと思っています」

 

――昨年度を振り返っていかがですか。

 「準優勝になれたことは良かったと思います。しかし、明大は決勝に行けたから良かったというチームではないですし、そういう点でもう一つ勝てなかったというのは悔しいです。その点でも今年は必ず日本一になりたいと思っています」

 

――今年度のチームはどのようなチームにしたいですか。

 「昨年のチームは4年生がレギュラーであるかそうでないかに関わらず、全員が意見を言い合い、壁なく話し合っていました。そういう面を自分たちも引き継いで、グラウンド内外で雰囲気の良いチームにしていきたいです」

 

――ご自身としては、今年度どうしていきたいですか。

 「昨年度は、ケガなども重なり、1年間を通して試合に出られませんでした。今年も、こういう役職に就きましたが、ポジションの座が与えられてはいないので、しっかり自分の立場というものを確立しながら、1年間試合に出場したいと思います」

 

――今年度の目標をお願いします。

 「昨年、(全国大学選手権の)決勝で帝京大に負けてしまい、誰もが悔しい思いをしていると思います。吉平や大賀(宗志・営4=報徳学園)などと共に、日本一のチームを目指して、グラウンド内外でみんなを引っ張っていきたいと思います」

 

――春シーズンへの意気込みをお願いします。

 「春もさまざまなチームとの試合もありますし、秋のゲームに向けてタフなゲームもあると思いますが、一つ一つの試合をしっかり頑張っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[廣末直希]

 

◆齊藤 誉哉(さいとう・たかや)文4、桐生一、180センチ・89キロ

最近は同部屋の後輩とマーベルの映画を鑑賞。「アイアンマンが1番好きです(笑)」