(119)全日本競歩能美大会事後インタビュー①/古賀友太
3月20日に行われた全日本競歩能美大会。明大のエースとしてここまで競歩部門を引っ張り続けた古賀友太(商4=大牟田)が学生最後のレースを終えた。今回はレース後の古賀のインタビューをお届けする。
古賀
――レースを振り返っていかがでしたか。
「目標が全体の優勝と派遣設定の1時間20分というところだったので、タイムも順位も目標に届かなかったので結果として悔しいなとは思います。しかし前回ペナルティーを受けてしまって10位に終わってしまったのを考えると、今回それを受けずに2位というのは成長できたかなと思います」
――フォームに関してはいかがでしたか。
「先月の大会から約1カ月の期間で、園原健弘総合監督であったり三浦康二コーチであったりといろいろ話し合いを重ねて、練習の中でも今回の試合のように結構注意やアドバイスをかけてもらった中で練習してきました。今回試合中も積極的に声を掛けてもらって、それで自分で気付くところがあったりとか、それで動きが変わったりしたところもあったのでありがたい言葉だなと思いながら歩いていました」
――最初はあえて松永大介選手(富士通)や住所選手(順大)に付いていかなかったという感じでしょうか。
「後半落ちてくるなと思っていて、そのまま押すことはないだろうと思っていました。途中詰まってきたところがあったのですが自分自身も落とす形になってしまったので、そこは想定外だった部分もありますが、最初はあえて突っ込んでいかないようにはしていましたね」
――特にこのレースは大学での最後のレースだったと思いますが、そこに対する思いというのはいかがですか。
「本当に園原監督、三浦コーチ、チームの人たちも含めてたくさんお世話になりました。この4年間、いいことだけではなかったですけれども、悪いときにも寄り添ってもらって、どうやったら結果を残せるかというところを一緒に親身になって考えてもらって計画を立てて繰り返してというので今がありました。その結果、学生トップで終わることができたのは本当に感謝の気持ちで表せたかなとは思います。これで学生最後の大会にはなりましたが今後も自分自身としては飛躍していきたいなと思いますし、今の学生に関しては、私以上の結果を残してほしいと思います。それはタイムも順位も含めて、強い明治というところを見せていってほしいと思いますしそこはこれからも応援します」
――このレースは弟の文也さん(大牟田高)も出場されていて、途中ですれ違う場面があったと思いますが、どんな思いでしたか。
「高校生で今回1人だけ出場しているというところで、どうなるかなと思っていましたが、思ったよりもタイムも良かったみたいで、少しびっくりしているところもあります。やはり一緒に出るというのが今回初めてだったのですが、負けられないなという思いもありましたし、すれ違う時は頑張れとは言わなかったのですが、そういう気持ちで応援はしていました」
――明大を卒業してからの意気込みや思いはいかがですか。
「これから社会人になりますが、そこでしっかりと今シニアの選手たち、今回の能美の大会には五輪に出場された3人の選手とかは出ていないのでそこにやはり勝たないとこれからの代表というところは見えてこないと思います。今回優勝された松永選手もそうですが、そこに負けてばかりではいられないのでしっかり勝てるようにタイムもフォームもいろいろ見直して挑戦していきたいなと思います」
――ありがとうございました。
[大橋直輝]
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