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(29)北京パラ直前企画 競技ガイド/スノーボード

明大スポーツ新聞 2022.03.07

 普段は体育会を取材する明スポが3月4日から開幕する北京パラリンピックに注目! 大会開幕に合わせ、全6競技の説明やみどころを紹介する。こちらのガイドをお供にぜひパラリンピック観戦を!


 スノーボードは老若男女、経験の有無を問わず、現在は名実共にレジャースポーツである。スノーボードが冬季五輪で初めて正式種目に採択されたのは、1998年の日本の長野冬季五輪。これに対し、パラスノーボードがパラリンピックの正式種目に採択されたのは、2018年の平昌冬季パラリンピックからとパラ五輪では新しい競技だ。


 五輪のスノーボードではパラレル・ジャイアントスラローム、スノーボードクロス、ビッグエア、ハーフパイプ、スロープスタイルの5種目(男女区分)が行われる。一方、パラ五輪のパラスノーボードではスノーボードクロス、バンクドスラローム、計二つの競技が競技等級(上肢障害と下肢障害)によって10種目に分けられ、それぞれ違う人工コースで行われる。 



 競技に使うボードは、普通のボードより硬くて幅の狭いものを使う。バインディングはボードの長い部分の上に斜めに固定されており、調整することで選手の障害要素を補うことができる。


 パラスノーボード競技は障害のタイプや重さによって種目が分かれる。男女競技ともSB-LL1、SB-LL2の二つの下肢障害種目に分かれる。SB-LL1クラスは、膝上切断のような足の重篤な障害や両足の重篤な複合障害の場合である。SB-LL2クラスは、下肢障害がSB-LL1より小さい場合に該当する。男子選手の場合、バランスに影響を与える上肢障害のある選手はSB-UL等級を受けることになる。  

 


  まず、スノーボードクロスは、長さ500-1000メートルのコース上に、障害物の位置をあらかじめ知らせる青と赤の三角形の旗門が設置されている。またモトクロストラックと同様に、バンク、ボム、ローラーといったさまざまな障害物を備えている。予選は選手がコースを1人で走行し、2回の記録の中で最も速い記録で順位を決定。決勝戦は、2人同時にスタートして先にゴールした選手が勝ち上がり、次のラウンドに進出できる。 


 バンクドスラロームでは、障害物やすべり台が設置されたコースの上を滑走する。バンクドスラロームはパラリンピックにしかない競技だ。スノーボードの回転競技の一つで、スロープに設置された旗門コースを回転して降りながら記録を競う競技である。各選手は3回の走行記録の中の最高記録で順位を決める。


 パラ五輪でしか見られない種目もあるパラスノーボード。多くの選手が早く決勝戦を通過するために思いっきり疾走する姿に注目だ。


[ジンセウン]


※写真/PARAPHOTO/比嘉優樹

写真/PARAPHOTO/山下元気


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