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今を輝く

明大スポーツ新聞 2022.01.12

 朝は忙しい。眠たい顔に水をかけて、日焼け止め、クリームを塗りたくる。眉マスカラで眉に色を付けたら、第一関門であるアイシャドウの色選びへ。可愛くピンクか、元気にオレンジか。ブラシで濃く色を付けるか、指でぼかすか。決まらないから最終的には神様の言うとおりにする。二つ目の関門はアイライン。アイラインの仕上がりでその日のテンションが変わると言っても過言ではない。太さと長さが左右の目で均等になるように神経を研ぎ澄ます。

 それができたらドライヤーで髪を整えながら髪型を考える。不器用な私はヘアアレンジが苦手だ。残念なことに記憶力もあまりよくないので、やり方を検索しても翌朝には忘れてしまう。結局ヘアアクセサリーをつけて自分をなだめる。そこから服を着替えてアクセサリー選びだ。今日もトーナメント戦。審査員は鏡と私で、どんどん数が絞られていく。あ、もうこんな時間。今日のイヤリングはこれにしよう!よし完成。今日も頑張ろう。

 こんなに朝の準備に時間をかけるようになったのはつい最近のことだ。好きなアイドルの影響で雑誌を読み始めたことがきっかけかもしれない。別におしゃれしなくても生きていける。そして人は見かけではない。でも、私は可愛くなりたいのだ。どうしてもどうしてもキラキラした人になりたいのだ。だって憧れの大学生になったから!これまで我慢していたことは全部やらなきゃ。それに今可愛いと思うものは将来の自分の好みか分からない。実際今、小学生の時とは可愛いと思うものが違う。まだ成長と言っていいのか、もう老いに入っているのかはわからないが、年を重ねていることは確かだ。止まらない今を全力で楽しみたい。そして何歳になっても自分をうきうきさせられる自分でいたい。

[新村百華](執筆日:12月13日)


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