(106)箱根駅伝事後インタビュー④/小澤大輝

競走
2022.01.04

 箱根駅伝(以下、箱根)は、残酷だ。わずか26秒に泣きシード権を落とした昨年度。再起を誓って臨んだ今大会だったが、結果は総合14位。またも箱根は明大の前に立ちはだかった。今回は、悔しさをにじませる選手たちのコメントをお届けする。

 

第4回は小澤大輝(政経3=韮山)のインタビューです。(この取材は1月2日に電話で行われたものです)

 

――本日のレースを振り返っていかがでしたか。 

 「本日は難しい展開のレースだったのですが、自分がやることは前の選手を抜くしかないと思って無我夢中に走りました」

 

――当日のコンディションはどのような感じでしたか。 

 「暑くもなく涼しくもなく、風も追っていたので非常に走りやすいコンディションだったのですが、途中から気温が少し上がってきて暑くなってきました。ですがそれも服装でしっかり対応できたのでコンディション的にはとてもいいコンディションだったと思います」

 

――襷を渡されたときの心情はいかがでしたか。 

 「監督からもありましたが、お前がやるしかないとのことだったので、順位は下の方でしたが自分の中で切り替えて、まずは一人一人抜いていこうという形で走りました」

 

――レース中は監督から何か言われましたか。 

 「タイムは気にせず前だけ追っていこうという話はずっとしていて、あとは区間順位のことであったり、前に神大と日体大がいたりして、そこに追い付いたあとは順位だけ意識して走りました」

 

――神大と日体大に追い付いてから心情の変化はありましたか。 

 「追い付いて、前も非常にいいペースで走っていたので少し僕もきつくなってしまっていました。その中で神大の選手と日体大の選手と並走してお互い高めていけたのは良かったと思います」

 

――今日のレースは自分の思い描いていたものになりましたか。 

 「思い描いていたレースプランとは少し違いましたが、切り替えてできたので計画通りだったと思います」

 

――4区の結果や順位についてはどのようにお考えですか。

 「途中まで区間5位で、僕自身区間賞を狙っていましたので、区間7位という結果にはそこまで満足してないです」

 

――タイムに関しては明大記録更新とのことですがその点についてはいかがですか。 

 「走ればしっかり結果はついてくるかなと思っていたので、明大記録はそこまで意識はしていませんでした」

 

――ありがとうございました。 

 

[菊地隼人]