(105)箱根駅伝事後インタビュー③/児玉真輝

競走
2022.01.04

 箱根駅伝(以下、箱根)は、残酷だ。わずか26秒に泣きシード権を落とした昨年度。再起を誓って臨んだ今大会だったが、結果は総合14位。またも箱根は明大の前に立ちはだかった。今回は、悔しさをにじませる選手たちのコメントをお届けする。

 

今回は3区を走った児玉真輝(文2=鎌倉学園)のインタビューです。

(この取材は1月2日に電話で行われたものです)

 

――今の心境はいかがですか。

 「率直に悔しいです」

 

――チームの出来はいかがでしたか。

 「本当に想定よりもはるかに悪い感じだと思います」

 

――想定以上にチームが悪くなってしまった原因はどのように捉えていますか。

 「流れに乗り切れなかったというのが大きいと思います。前半の1、2区の流れが悪かったとしても、なんとか3区では流れを変えたかったので。そのまま悪い流れを後半の区間に引き継いでしまったのかなと思います」

 

――1、2区が想定よりも遅れてきたと思いますが、襷を受け取る時どのように考えていましたか。

 「ある程度で遅れる想定もしていたので、出遅れたことに関しては別に思っていなかったです。自分で流れをつくるつもりでいたのですが、何か自分の力が出し切れなかった感じです」

 

――コンディションはいかがでしたか。

 「僕は寒いのがそれほど得意ではないのですが、思っていたよりは寒くなかったです。風に関してもそれほど向かい風ではなかったと思うので、天候に関して条件は悪くなかったと思います」

 

――レース展開はいかがでしたか。

 「やはり順位がそれほど良くなくて、突っ込むしかないと思っていたので突っ込みました。突っ込んだと言っても、他校の選手に比べるとそれほど突っ込んでなかったみたいです。自分の中では突っ込んで入って、しかし後半足が持たなくて減速してしまったという感じです」

 

――レース中に何か山本佑樹駅伝監督から何か声は掛けられましたか。

 「レース中は『後半勝負だから』というのと、できる限り小澤さん(大輝・政経3=韮山)に『楽をさせるために頑張ろう』というのは言われました」

 

――反省を次にどう生かしたいですか。

 「正直今回あまり何が悪かったというのが明確になっていないのであれなのですが、とりあえずは今回の悔しさをモチベーションにしてもう1年やっていくしかないと思います」

 

――鈴木選手(聖人・政経4=水城)や手嶋選手(杏丞・情コミ4=宮崎日大)と一緒に駅伝をする最後の機会になりましたが、思いをお聞かせください。

 「特にこの1年間は、僕自身あの2人を目標として、あの2人に勝ちたいと思って練習してきました。僕の目標となってくれた2人だったので、いなくなってしまうのは少し寂しいです」

 

――今後に向けて一言お願いします。

 「練習頑張ります」

 

――ありがとうございました。

 

[飯塚今日平]