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紙面特別企画(2)関港大選手インタビュー

ボードセーリング 2021.12.18

 日本の学生個人チャンピオンを決める全日本学生選手権(以下、インカレ)で優勝を果たした三浦圭主将(法4=光)。その勝利の裏には、歴戦のライバル・関港大(みなと・関東学大)の存在があった。

 ここでは、第516号の紙面記事に載せ切れなかった、お二人へのインタビューをお届けします。第2弾は、関選手です。

 

――三浦主将が関選手に「最後だから楽しまなきゃね」と声を掛けられ、調子を取り戻したとおっしゃっていました。

 「少し覚えているかもしれないですね。レースが始まる前に待機する時間があるのですが、その時に圭(三浦)と『3日目最後だし頑張ろう』と話しました」

 

――関選手自身、どういった心境で臨んだ大会だったのでしょうか

 「優勝はもちろん狙っていました。唯一僕だけ1年生から4年間インカレ出ていて、風の傾向とかも一番理解していて『この風向だったら、このコース取りだ』みたいなのも頭に入っていました。3年生までは予報は大きく外れるということはなく、風の予報がこうだから運営の方々もそれに合わせていたという感じだったのですが、今年の大会はそうではなくて、前日までは風が強い予報で、前の日からも風が強かったんです。当日になった瞬間に風がなくなってしまって予想外というか、その天候に自分が対応しきれませんでした。逆に圭が対応できていたので、お互い準備はしていたと思うのですが、圭の方が明確にしっかり想定外のことも頭に入れてやっていたのだと思います」

 

――三浦主将が優勝し、関選手が2位だった時の心境を教えてください。

 「初日、2日目くらいから優勝できないというのは薄々、ポイント差もあったので3日目で覚悟はしていました。もちろんストレスも溜まっていましたし、自分自身も4年間、1年間この大会のために練習し続けて一番取りたかった大会で、悔いがないくらい練習はしてきたので、後悔はないですね。逆に楽しめたと思います」

 

――関選手はインカレに1年次から出場されていますが、1年次は総合27位でした。そこから翌年の優勝へ急成長された理由を教えてください。

 「1年生の時は、インカレ以外の他のレースではほぼ優勝で毎回圭に勝っていて、という感じでインカレ臨んだのですが、その時はおごり高ぶっていたというか、浮かれていて、そういう気持ちになったのだと思います。周りにも期待されていて『4連覇いけるんじゃない?』と言われていましたし、そこで期待に応えられなかったことが悔しくて、練習するようになって2年で優勝できたという感じです」

 

――昨年度のインカレは池田(健星・令3法卒=現三重県スポーツ協会)元主将に次いで2位でした。

 「去年も、2連覇は狙っていましたし、ウインドサーフィンは体重も関係があって、体重によって得意な風域とかもあるんですね。風域って微風と中風と強風で3風域くらいあるのですが、去年は強風シリーズで。自分としては苦手ではないのですが、微風と中風が得意な体型なので。その時、健星さんは自分より10キロくらい重い体重で、3日間通して風が強かったので、勝てなかったという感じだったと思います」

 

――高校生の頃に初めて会ったとのことでしたが、ライバルとして意識し始めたのはいつでしょうか。

 「大学に入ってからですかね。僕は高校生からですが、圭は中、小学生くらいから競技をやっていたらしいので、高校の時は手が出なくてぼこぼこにされていましたね。それで、大学入ってから、僕もようやくサーフィンの実力が付いてきて戦えるようになったという感じです」

 

――関選手にとって、三浦主将はどのような存在ですか。

 「いいライバルでもあり、いい友でもありという感じです」

 

――鎌倉と逗子の海、半島を越えて練習しているという話もありました。

 「そうですね、夏休みとかしていましたね。自分としても、速い選手と切磋琢磨(せっさたくま)した方が、相手もレベルアップしてしまいますが、それ以上に自分自身もレベルアップするので、お互いウィンウィンじゃないですけど、高め合える存在なので、結構僕から積極的に連絡して『練習しようぜ』ということはやっていました」

 

――インカレ団体戦にあたって、明大の存在は意識されていますか。

 「そうですね、今年明治は4連覇に向けて練習していると思うので。インカレ個人戦では負けてしまったので、団体戦では少しでもあがけたらいいかなと思います」

 

――インカレに向けて取り組んでいること、いくことを教えてください。

 「インカレで僕たち関東学院も明確に課題ができたので、しっかりとそこを補っていけばもっと戦えるレベルにまで行くと思います。お互い、いい意味でライバルを、明治大学を意識してやっていきたいです」

 

――ありがとうございました。

 

※写真は明大ボードセーリング部提供

 

[金井遥香]


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