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(74)秋季リーグ戦後インタビュー 武藤俊

硬式野球 2021.11.14

 (この取材は10月29日に行われました)


武藤俊学生コーチ(政経4=佼成学園)

 ――今季を振り返ってみていかがですか。

 「一番は優勝を逃した悔しさが出てきます。2年前に優勝を味わって、先輩方が『優勝を経験しているのが俺らの代だけだから優勝を味わわせてあげたい』と言って優勝したのを覚えていて、やはり自分たちも優勝というものを下に見せたかったと思います」

 

――今シーズンで一番印象に残っている試合を教えてください。

 「個人的には慶應2回戦ですね。9回2死から勝ち切れず、やはり野球は甘くないということを知れたゲームでした」

 

――明大での4年間振り返ってみていかがですか。

 「一生の宝物になると思いますし、この経験を絶対に社会で生かしていかなければいけないと思った4年間でした。うまくいかないことも経験できましたし、社会の厳しさも教えてもらいましたし、応援されるということの温かさも感じることができました」

 

――4年間で印象に残っていることを教えてください。

 「いっぱいありますね(笑)。一つは善波(達也前監督)さんに野球を教えてもらったことです。新しい発見のある野球観で、その指導法というか野球観に触れられたのはすごくうれしくて、本当にいい人に出会えたと思います。もう一つが、丸山(和郁主将・商4=前橋育英)や公家さん(響選手・令3政経卒・現大阪ガス)にバッティングピッチャーをしていて、ヒット打ったときとかに『お前のおかげだ』などと言ってもらえて、そのときがうれしかったですね」

 

――法大2回戦で全てのリーグ戦を終えた時の心境はいかがでしたか。

 「バスの中ではすごく涙があふれてきました。なかなかうまくいった4年間ではなかったのですが、神宮球場に、明治という野球部に育ててもらったというのがあって、それに思うものがありました」

 

――明大で良かった点はございますか。

 「ファンの方が温かくて、みんながかわいがってくれるところが一番良かったなと思います。神宮に行くといろいろな人に『お疲れ様』と声を掛けてもらえて、そんなファンの方に巡り会えたというか、ファンの方に支えてもらって野球部が成り立っているのだと思いました。また、首脳陣の方には野球はもちろん、社会での人間関係だったり寮生活の厳しさだったり、人としての見られ方というのを一から教えてくださったので、そういう点では胸を張って『明治大学野球部出身です』と言いたいです」

 

――来季のイチオシ選手を教えてください。

 「野手は岡本(伊織内野手・商3=創志学園)と長南(佳洋外野手・文3=八戸学院光星)に期待しています。長南と同部屋なのですが、すごく張り切って練習に行っているんですよね(笑)。そういう姿を見ていて『頑張ってほしいな』と思いますし、岡本に関してもすごく自分のバッティングを追究する子なんですよね。投手は村田(賢一投手・商2=春日部共栄)です。今季は挫折を味わったシーズンだったと思うのですが、それでも神宮のマウンドに立ち続けられたというのは彼の中でいい経験になったと思うので、それを来年どう生かすかすごく期待しています」

 

――4年間終えて、一番感謝を伝えたい人はどなたですか。

 「両親に感謝を伝えるのは家でやるので、トジさんですね(笑)。食堂の大和地さんという方がいるのですが、雨の日も風の日も雪の日も食堂に来てくれて自分たちのご飯を作ってくれて、すごい厳しく食事当番というのを教えてくれました。すごく怖かったのですが、人生相談も乗ってもらいましたし、心のよりどころにもなってくれたので、大和地さんには『ありがとう』と言いたいですね(笑)」

 

――明大の野球ファンに向けてメッセージをお願いします。

 「今シーズン優勝できなかったこと、本当に申し訳ないと思っています。ただ、明治のファンの熱さというのをすごく感じたシーズンでもあって、優勝がなくなってもたくさん拍手を送ってくれて、日本で一番熱くて優しくて温かいファンの方が明治だと思います。また来年は後輩が優勝してくれると思うので、これからもぜひ神宮球場に足を運んでいただきたいです」

 

――最後に、4年間過ごした同期へ一言お願いします。

 「すごく個性的で刺激的な毎日でした。4年間過ごした仲ですし、今後も一生の友達として昔話をできるような仲でありたいですし、苦しいときは連絡して支え合うような、いい同期でありたいと思っています。『これからもよろしくお願いします』という感じですね(笑)」

 

――ありがとうございました。

 

[野口優斗]


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