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(71)全日本大学駅伝事後インタビュー②/山本佑樹駅伝監督

競走 2021.11.10

 11月7日に開催された学生三大駅伝の2戦目、全日本大学駅伝(以下、全日本)。箱根駅伝予選会(以下、予選会)からわずか2週間というタフなスケジュールを乗り越え、8人の戦士が伊勢路を駆け抜けた。手堅く襷をつなぎ、上位争いを繰り広げ7位でフィニッシュ。2年連続のシード権を獲得し、彼らが次に見据えるのはいよいよ箱根駅伝(以下、箱根)だ。今大会で得た自信を胸に、さらなる高みを求めて彼らは走り出す。

 

 第2回は山本佑樹駅伝監督のインタビューです。(この取材は11月7日に電話で行われたものです) 

 

ーー結果を振り返っていかがですか。

 「様々な事情があった中で目標のシード権を取れたので、選手がよく走ったなというのが感想です」

 

ーー予選会の疲労は影響しましたか。

 「予選会は風が強く日差しがあったので、トップ通過でしたがダメージが残るだろうと感じていました。予選会と全日本はセットという気持ちを持ってやっていこうと言っていたのですが、主力の鈴木聖人(駅伝主将・政経4=水城)と櫛田(佳希・政経3=学校法人石川)が抜けたのは少しマイナスになってしまいました」

 

ーー櫛田選手のケガはどのような状態でしたか。

 「肉離れのような感じです。本人とも話をして、無理をせずやろうということで早い段階で全日本は無しにしようと話しました。しかし、本人もぎりぎりまで様子を見たいということで、そこはしっかり話をして今回は回避した感じです」

 

ーーそれは箱根を見据えてのことでしょうか。

 「そうですね。箱根を見据えて休ませて(全日本で)きちんとシード権が取れたので櫛田にはこれから頑張らせたいと思います」

 

ーー最終的に出走メンバーはどのように決めましたか。

 「前日の練習で(足に不安があった)鈴木聖を足が途中で止まることはないだろうと6区に決めました。杉本(龍陽・政経3=札幌日大)が予選会でいい走りをしていたので、箱根を見据えて駅伝で走らせたくて最後まで迷いましたが、鈴木聖のチームなので(鈴木聖を)走らせようと思いました」

 

ーー7、8区の長い距離を橋本大輝選手(営4=須磨学園)、加藤大誠選手(営3=鹿児島実)に任せましたが、何か狙いはありましたか。

 「やはり予選会の走りが良かったということ、あとはタフな部分を身に付けてほしかったということがあります。橋本は割と安心して置きました。7区に主力が来ると予想していたので8区の方が自分のペースで行けるかなと思ったのですが、シード権争いが熾烈(しれつ)だったこともあり少し難しい走りになりましたね」

 

ーー今回はシード圏外に一度もなりませんでしたが、それについていかがですか。

 「昨年度もそうでしたが、安定した力が出せるようになってきたと思います。数年前から比べるとだいぶ駅伝ができるようになってきたと思います」

 

ーーその中で上位校との差をどのように感じていますか。

 「ミスや順位の変動があっても巻き返せるエースの走りだったり、安定感だけでは無い力がないと上位にはいけないと思います」

 

ーー今回全日本で感じた課題と収穫は何でしょうか。

 「最後に競り合いの5、6秒を詰められるかということと、全日本に体調を合わせられなかった選手がいるという、コンディションの合わせ方が課題です。良かった点は選手層の厚さと安定感は出てきたので、そこは続けていきたいと思います」

 

ーーありがとうございました。

 

[競走部担当一同]

 

第98回箱根駅伝まで、あと53日。


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