英会話

明大スポーツ新聞
2021.11.08

 持っているのは英検準2級だけ。それでも私は英語が好きなのかもしれない。私は大学3年生になってからオンライン英会話を始めた。毎日25分、継続してできるように頑張っている。毎月6400円自分のお金を出して取り組んでいることだから、続けることによって、あわよくば「話せるようにならないかなあ」なんて思ったりもする。

 高校時代は、英語を頑張って勉強して国際日本学部に進学したいと考えていたこともある。ダメもとで受けた準一級の試験が意外と惜しかったことは今ではいい思い出だ。必要な資格を取得できず商学部に進むことになったが、それで良かったと思っている。

 オンライン英会話を始めて良かったことは、伝えようとする努力ができるようになったこと。「あれって英語でなんて言うんだっけ」と上手く話そうとして、結局Google翻訳に頼るなんてことが最初はあった。今考えると、意味のないことをしていたなと感じる。英会話はトレーニングの場であるのに、実戦の場で使えないようなことをしてしまっていては意味もない。

 もう一つ良かったことは文化の違う人との意見交換ができるということ。コロナ禍になってからというもの、留学も難しくなってしまったことだろう。そんな中で、オンラインで会話できる経験はいかに貴重なことであるか。私は普段、フィリピンの方と話しているが、最近の暮らしについてディスカッションをするだけでも、勉強になることがたくさんあって、発見の毎日だ。

 ときには自分の就職活動の状況なんかも話す。「就職キャリアセンター行けよ」って思う方もいるかもしれない。日本の独特の就活システムや、インターンシップ制度が、自分の拙い英語で伝わっているのかは怪しい。でも話すことは楽しいから、幾つになっても続けたい。      

 

[市瀬義高] (執筆日:10月17日)