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(18)試合後インタビュー 男子/東京選手権

フィギュアスケート 2021.10.14

(この取材は10月10日~11日に行われたものです)


山隈太一朗(営3=芦屋国際)

――今大会を振り返ってみていかがでしたか。

 「試合の準備の段階から難しい感じだったので、よくこの状況の中でやり切ったなと思います。ミスが少し増えてしまったのは残念というか、全て決めたかったので悔しいです。でも、最初のトリプルアクセルを決め切れたことは収穫かなと思うので、課題もあり、収穫もあり、という感じですね」


――どういったところが難しいと感じていましたか。

 「準備段階から完成させられなかったというか、本当に自信を持って『絶対にできる』とまでは言えなかったし、新しい靴に変えてからまだなじみ切れていないというのもあって。なじみ切っていないというのが一番大きいかな、それがあるから全くの練習通りにできるという確証がなかったです」

 

――前回靴を変えたのはいつごろですか。

 「ちょうど今の靴に変えて2週間たっていないくらいかな。もともと(靴を変える)タイミングとして、9月にユニバーシアードの選考会があったので、しっかり前のなじんだ靴でやろうと思って。ただ、前のなじんでいる靴は既に半年くらい使っていたため、とてもじゃないけどシーズンの最後まではもたないだろうということで、最初からブロック予選が厳しいものになるかもしれないけど、一番大事な12月のユニバーシアードを考えたときに、3カ月前の今変えるのがちょうどいいと考えてこのタイミングで変えました」


――東日本学生選手権(以下東インカレ)までにどのような練習を行いますか。

 「ジャンプ自体は崩れていなかったので、跳び方や気を付けるべき点は継続していきつつ、もう少し連続で跳ぶ練習をしようかなと思います。練習の時に単発で跳ぶのはだいぶ跳べるようになってきて、今日(取材実施日:10月10日)の6分間練習はすごく良くて単発ではほとんどミスをしない程度には持っていけているのですが、プログラムのように連続で跳ぶとなると一つ次元が上がるというか、難易度が少し上がって、そこまで僕は対応できていなかったからこの試合で失敗したので。そこの連続で跳ぶという練習をもう少しして、その連続した状態の中でもブレずに跳ぶことができればなと思います」


堀義正(商2=新渡戸文化)

――今大会を振り返ってみていかがでしたか。

 「思ったより点数が出たな、という印象です。FS(フリースケーティング)では75点出ればいい方かなと思っていたのですが、90点も出たので『お〜なかなか出たなあ』とか思いながら点数発表を聞いていました(笑)。トーループとサルコウという3回転の中で最も点数が低いジャンプ2種類をプログラムに入れて、というかそれしか今3回転を戻せていないので、その2種類を失敗しないように堅実にいこうと話し合っていました。また、FSの直前に後半の3回転をどうしようかとコーチと話し合っていて、体力に余裕がありそうだったので入れることになったのですが、それも見事成功できたので90点につながったのかなと思います。今まで自分の中で苦手意識があったスピンのレベルやステップなども今回の試合ではまあまあ克服できて、スピンのレベルは今まで1や2だったのですが、今回の試合では2日間通して3や4を取れるようになっていたのも、自分の予想していた点数を上回った要因の一つかなと思います」


――東インカレに向けてどのような練習をなさいますか。

 「東インカレがFSだけのはずなので、今までは『1日目をなんとかしないと』ということでSP(ショートプログラム)を多めに練習していたのですが、この1週間はFSをみっちりかけまくって、いったんSPは忘れてもう少し点数が伸びるような工夫をしながらFSの練習ができたらいいかなと思っています」


――ご自身の予想より点数は高めに出たとのことでしたが、具体的にどのような工夫をなさいますか。

 「3回転トーループ、3回転サルコウを今は堅実な構成にするために前半に入れていたのですが、基礎点の加点を狙って後半に多く3回転を入れられればもう何点か点数は伸びると思いますし、スピンというところでも、今回レベルは取れても加点が伸びなかったんですよ。スピンの途中で動いてしまったりとか、回転がぎりぎりだったりとか曲に合っていなかったとか、いろいろな原因が重なって加点が伸びなかったと思うので、この1週間はスピンも曲に合わせて回れるようにとか余裕を持ってとか回転スピードを上げてとかで、もっと加点をもらえるようにしたいです。ジャンプの種類はサルコウとトーループだけではあるのですが、しっかりやれば100点を超えられるイメージができたので、100点は超えたいかなと思っています」


松井努夢(政経2=関西)

――今大会を振り返ってみていかがでしたか。

 「SPは数日前に足を肉離れしていて練習もあまりできなくて不安でしたが、思った以上にしっかり演技ができました。細かいスピンのレベルやステップは落としてしまいましたが、ジャンプは最初のジャンプがきれいに跳べたし、2本目のジャンプもこけてしまったけど、一応締めることはできました。欲を言えばそこできちんと降りておけば順位的にももっと上に上がれたなと悔しい気持ちもありますが、今自分ができる演技はできたかなと思いました。FSは、順位を下げずに上げることが目標でしたが、最初の3連続のジャンプがとてもきれいに、自分でも満足するくらいのジャンプが跳べて、他の3回転ジャンプも、もう一つのサルコウ、コンビネーションジャンプも跳べたし、アクセルも一応決められて、まずまずなんとかまとめられた演技をしたなと思っています。ただ今回のFSは高難度のジャンプをたくさん入れるより、安定した、まとまった演技をしようと思って、3回転の代わりに入れていた2回転ジャンプで失敗してしまったことが悔しいです。普段あまり跳ばないジャンプだったので力が入ってしまい、逆にタイミングが合わなくて、ズレて、着氷が乱れてしまったりしたことが悔しかったです。詰めが甘かったので、そこを今週末の東インカレではしっかり決めるところを決めて、安定した演技をしたいなと思っています」 


――順位はどちらも7位でしたが、どのように捉えていますか。 

 「順位的には正直まだまだ上に上がれるなと思ったし、全然満足していませんが、点数的には自分の今までの試合で出してきた点数の中では一番高かったので、内容的には可もなく不可もなくという感じです。この調子でこれからの試合をどんどん上げていけたらいいなと思い、前向きに捉えています」


――コーチが代わったことは何か影響がありましたか。 

 「自分の個性や、スケーティングにおいて大きい滑りを見せるというのが樋口先生と合っているなと実感しています。ジャンプだけではなくジャンプとジャンプの間のスケーティング、踊りで魅せるところも、一つ一つの手の動きや姿勢に、より気を付けるようになりました。今回の試合も自分で見てみると、前よりも姿勢が良くなった気がしたし、滑りに落ち着きがあるというか、安定した滑りができているなと思いました」


大島光翔(政経1=立教新座)

――今大会を振り返ってみていかがでしたか。

 「SP、FSどちらも大きなミスがなく、最低限今自分ができることをしっかり演技としてまとめてできたのかなと思います。SPでは、ジャンプが3つという少ない中で2つミスしてしまったのは良くないことだと反省しているのが一番大きいです。FSでは、体力面が弱いなと改めて実感して、それが2本目のトリプルアクセルの失敗につながってしまったと思っています。最後のステップの転倒も自分の体力面の弱さが顕著に現れてしまったと思います」

 

――SPの衣装は、実際に着てみていかがでしたか。

 「恥ずかしくはありました(笑)。面白くてかっこいい衣装を目指したくて、そこで奇抜なシマウマの柄のズボンを提案していただきました。MIYAVIさんのバンドが実際にタトゥーを入れていらっしゃるので、それも再現して腕の方に文字を入れました。試合の直前に衣装が届いて、完成形を見たのはそのときが初めてでした」

 

――今回の結果について率直な感想をお願いします。

 「去年の自分より高い点数を出していきたいと思っていて、去年の関東選手権の点数と比べた時に20点くらい高い点数を出せていたので、そこは満足している点です。初戦からこの点数を出せたことは自信につながったので、悔しいというよりかはいい試合だったのかなと思います」


――次の試合に向けてどのようなところを改善していきたいですか。

 「東インカレが控えていて、そこではシニアのカテゴリーなので、今回滑った3分半よりも長い4分のプログラムになり、より体力面での弱さが出てしまうところではあるので、体力面を意識しながら練習していきたいと思います」


――ありがとうございました。


[フィギュアスケート担当一同]


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