(41)秋季リーグ開幕前インタビュー 陶山勇軌

硬式野球
2021.09.22

(この取材は9月8日に行われました)

 

陶山勇軌外野手(商4=常総学院)

――夏の練習で特に意識していることはございますか。

 「春は(首位打者という)結果も出ましたし、打撃において振る、打つというのは良かったと思います。しかし、自分の中で大切だと考えていた出塁するという部分は少し物足りませんでした。秋はもう少し四球が欲しいなと考えたので、ツーストライクと追い込まれてからの打撃については意識を変えて取り組んでいます」

 

――オープン戦を通して収穫はございますか。

 「何試合かやらせてもらえた中であまり良い結果ではないときもあったのですが、リーグ戦であれば対戦する機会がない投手の球を打席に入って見ることができたというのは、良い収穫だったと思います」

 

――現在の調子はいかがですか。

 「調子は右肩上がりに上がってきているので、このままいけば開幕にピークを持っていくことができるのではないかと感じています」

 

――1番を打つ際に意識していることはございますか。

 「1番バッターの最初の打席というのはチームの流れをつくるために重要であり、試合の流れをつくるといっても過言ではないくらい大事な打席だと思っています。初球からバットを振りチーム全体が初球からガンガンいけるような雰囲気づくりができるように、というのを1打席目では特に意識しています」

 

――チームとしての現状の課題は何だとお考えですか。

 「チームとしての課題は走塁です。走塁への意識というのは、自分と丸山(和郁主将・商4=前橋育英)、村松(開人内野手・情コミ3=静岡)は相手から警戒されているということもあり、ある程度意識を高く持ってやれていると思います。しかし、それ以外の選手がもう少し意識を高く持ってやってほしいなという思いはあります。相手に警戒される選手が3人ではなくて、4、5人といればもっと(相手に)プレッシャーをかけることができると思います」

 

――春の結果を踏まえて、秋はどのような野球をしていきたいですか。

 「やはり走塁という部分にはこだわりたいと思っていて、走塁から(相手に)プレッシャーをかけられるような野球がしたいです。また、春はチーム打率が3割2分くらいですが、正直なところ、秋はそこまで良い結果が出るとは思っていないので、安打でなくても塁に出るという意識を持って、明大らしく粘り強い野球ができたらいいかなと思います」

 

――個人としての具体的な数値目標を教えてください。

 「盗塁数の目標は10、1試合1個を目指します。打率に関しては4割を目指してやっていきたいのですが3割台になるのではないかと思っていて、出塁率を5割以上に持っていけるようにしたいと考えています」

 

――秋への意気込みをお願いします。

 「絶対に優勝したいと思っています。最後に1点でも多く取っている方が勝ちなので、明大らしく泥くさく、1試合1試合全力でやっていきたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[伊藤香奈]