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内田陽介 磨き上げた武器で右サイドの覇者となれ

サッカー 2021.09.19

 ロングスローでその名を全国にとどろかせた。DF内田陽介(政経1=青森山田)は名門校で2年次からレギュラーに定着。高円宮杯プレミアリーグで優勝、全国高校選手権(以下、選手権)では2度の準優勝を主力として経験した逸材だ。唯一無二の武器と共に次の〝明治の2番〟へ名乗りを上げる。

 

磨き上げた武器

 両腕から放たれたボールは相手ゴールを強襲する。第99回全国高校選手権では攻守にわたり右サイドを支配し、最強の飛び道具から多くのチャンスを演出。チームを2年連続の決勝の舞台に導いた。個人として6アシストを記録し、大会優秀選手にも選出。明大・栗田大輔監督も「ロングスローもクロスも、非常に質が高い」と評価するように、攻撃性は折り紙付きだ。

 そんな育成年代屈指のSBが次の舞台に選んだのが明大だった。「球際、切り替え、運動量の3原則を染み込ませ、個を強化したい」。強い個が絡み合うサッカーを掲げる明大で飛躍を遂げ、4年後のプロ入りを見据える。

 

届かぬあと一歩

 地元・埼玉から単身青森県へと渡った高校時代。入学当初は「カテゴリーが上がるにつれて、自分にサッカーの実力が無いことに気付かされた」。それでも、1年次秋の新人戦で中学次から磨き上げたロングスローとクロスを武器に猛アピール。2年生ながらスタメンを勝ち取ると、高円宮杯プレミアリーグでは、クラブユースを差し置いて優勝を成し遂げた。しかし、2、3年次の選手権では2年連続で決勝進出を果たすも、栄冠にはあと一歩届かず。2度の準優勝に終わった。

 

個へのこだわり

 明大でのレギュラー定着、プロ入り、そして世界へ。高校時代には届かなかった〝あと一歩〟を踏みしめるため、こだわり続けているのは「個」の強さだ。「自分の個を伸ばさないと試合に出ることはできない」。自身の持ち味だけでなく対人守備やポジショニング、味方とのコミュニケーションなど、理想とする〝何でもできる選手〟になるため、努力を重ねる。新たな〝明治の2番〟へ。そして高校・大学の先輩でもある室屋成(平成29政経卒・現ハノーファー69)のように世界で戦える選手になるために。内田の挑戦は始まったばかりだ。

 

[井澤怜音]

 

◆内田 陽介(うちだ・ようすけ)政経1、青森山田高。虫や動物は苦手。寮では16人部屋で生活している。169センチ・62キロ。


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