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金田晃太朗 頂を目指し続けて

バレーボール 2021.09.17

 高校バレーボールファンを魅了したスターは輝かしい経歴の裏で多くの壁を乗り越えてきた。1年生ながらスタメンとして試合に出場する大型新人、金田晃太朗(政経1=駿台学園)。MBとして高いブロック力を誇り、鋭いクイック攻撃と豊富な経験を武器に、明大の勝利に貢献していく。

 

強さの根底に

 高校1年次の春高バレーからスタメンの座をつかんだ金田。新進気鋭の強豪では、常に出場する大会で結果を残すことが求められていた。しかし、シード枠で出場した高校2年次のインターハイはまさかの初戦敗退。負けてしばらくはモチベーションが上がらず、プレーにも影響が出た。それを見ていた監督がスタメンから外すことも。それでも「インターハイの悔しい経験が自分の原動力になった」。周りに引っ張られながら「このままでは駄目だ」と気持ちを立て直し、国体までの期間自分なりに自主練に励むように。この経験が闘争心に火を付け、より一層成長させた。翌年の春高バレーでは初めて、大会ベスト4からプレーできる、センターコートでのチャンスをつかみ準優勝という結果を残した。

 

仲間への思い

 バレーボールは決して一人ではできないスポーツだ。だからこそ金田の仲間への思いには格別なものがある。準優勝に終わった高校3年次の春高バレーで個人優秀賞を受賞した。しかし「個人的に認められるより優勝してチームが認められた方がうれしい」と悔しさをにじませながら振り返る。チームの存在が金田をより高みへと導く。

 

目指す場所は

 2回決勝を経験するも手が届かなかった全国制覇を大学でも目標に掲げている。4月、「どの大学のMBよりもレベルが高い」と話した三輪大将(政経4=高川学園)のプレーを近くで見たいと明大の門をたたいた。7月に行われた春のオープン戦では「カテゴリーが一つ違うだけでこんなにも変わるのかと思った」。大学生のパワーや体格の違いに圧倒され、実力不足を痛感。しかし春からレベルの高い明大の練習をこなしてきた。そして練習中淡々と卓出したプレーをする三輪に、クイック攻撃に入る時意識していることなど積極的に質問。憧れの選手に日々バレー脳を刺激されている。「秋は自分の成長を確認したい」。すでに前を見据えている。近くて遠かった頂に金田が明大と共に立つのはもうすぐだ。

 

[入谷彩未]

 

◆金田 晃太朗(かねた・こうたろう)政経1、駿台学園高。息抜きにはYouTubeでヒカキンの動画を見る。スマホケースのステッカーもヒカキン。190センチ・75キロ。


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