特集記事
SPECIAL

鷲見星河 機会を逃さず自分のモノに 輝きを放つ一等星

サッカー 2021.09.17

 年代別代表の常連が守備の明大を体現するべく紫紺の門をたたく。DF鷲見星河(政経1=名古屋グランパスU―18)は1年生ながら4試合先発で出場。持ち前のボール運びや対人の強さで熾烈(しれつ)なスタメン争いに挑み、古巣復帰を目指す

 

変化から得た武器

 「サッカーは自分にとってなくてはならない存在」。鷲見のサッカー人生の始まりは幼稚園の頃だった。最初は攻撃が好きでFWやトップ下としてプレー。しかし、東海地区選抜での経験をきっかけに、名古屋グランパスUー15で本格的にCBへコンバート。攻撃的ポジションでも選抜に選ばれるほどの実力だったが、一転して守備的ポジションを務めることに。攻撃への意欲は依然として強かったが「CBもやってみたら楽しかった」。前線を担っていた経験が、現在の持ち味であるビルドアップでのパスやボール運びにつながっている。

 

好機逸すべからず

 いくら才能があっても、機会に恵まれなければ成功はない。鷲見はどちらも兼ね備えていた。中学生になると、ユースに入るも試合に絡めず。今までとは違うレベルの高さに圧倒される日々だった。そんな中、転機が訪れたのは中学2年次の夏。3年生の練習に参加する機会を得た際に本領を発揮。頭角を現し始め、一つ上の代で試合に出場するようになった。

 高校1年次には、U―18へ昇格後すぐに時節到来。大会直前にレギュラーSBがケガをし、空いたポジションに抜てきされる。初出場初得点を果たす活躍を見せ、その後も1年生ながら出場機会に恵まれた。

 チャンスが訪れる度にモノしてきた鷲見「試合では全く緊張しない」。大舞台でも動じない度胸と揺るがない自信でチャンスをつかみ取り、試合に出場し続ける。

 

有望な期待の新星

 大学でも好機を逃さない。前期リーグ中盤、右SBを務めていた岡庭愁人(政経4=FC東京U―18)FC東京への来季加入が内定。岡庭の不在によって空いたポジションに起用されたの鷲見だった。栗田大輔監督は「非常に能力が高く、本来CBの選手だがスピードも技術も高い」と太鼓判を押し、期待を寄せる。

 明大での目標はスタメンに定着し、タイトルを多く獲得すること。そして、古巣・名古屋グランパスに戻ることだ。「満足のいくプレーや、チームを勝利に導くようなプレーはまだできていない」。今の自分に満足せず、さらに前へ。期待の新星は目標へ向かってまい進する。

 

[正野真由夏]

 

鷲見 星河(すみ・せいが)政経1、名古屋グランパスU―18。趣味は映画鑑賞。試合は緊張しないが人前で話すことは緊張する。186センチ・78キロ


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読