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田村陽大 勝負強さ魅せる二刀流

準硬式野球 2021.09.15

 長打力と勝負強さを武器に投打で活躍し、明大の勝利に貢献する。田村陽大(農2=花巻東)は今年の春季リーグ戦で一塁手としてベストナインを獲得。投手としても安定した成績を残すなど二刀流として規格外の活躍を見せている。

 

苦難の高校時代

 保育園の時から始まった野球人生。「辞めたいと思ったことはない」と全く迷いのない口調で語る。そんな田村が野球人生で最も苦労したのが高校時代だ。成長できる環境を求め、球場に入るときの挨拶や姿勢を見て花巻東を選んだ。しかし、入学直後は私生活で苦労の連続。全寮制の生活になり、それまで両親に多くのことをしてもらっていたと実感した。また、「1番の恩師だと思っている」という佐々木洋監督の存在は大きかった。野球のミスだけでなく、私生活や勉強面でも厳しく指導された。それから、野球以外の部分についても意識するようになった。         

 

大舞台を終えて

 野球人生の転換点になったのは高校2年次の夏、憧れだった甲子園の舞台だ。スタンドの声は大きく、そのせいでチームメイトの声は聞こえづらい。そんな特別な状況下のプレーで「普段意識していないことをいきなり本番でしようとしてもできないと思った」。日頃の練習や集団での声掛けなどの重要性を改めて学んだ。野球人生で最も苦労し、甲子園という晴れ舞台も経験した高校時代は人としての成長を促した。

 

大学で望む未来

 大学は硬式の舞台でプレーをしたかったが、自分の将来のことを考え、準硬式野球の道で明大に進学。東京六大学春季リーグでは1年生ながら主軸を打った。リーグ戦序盤はプレッシャーもあり、調子を崩してしまう。しかし、「高校の時のコーチや先輩にアドバイスを求めスランプを克服できた」と最終的には本塁打と打点でリーグトップと大活躍を見せた。それでも、本人は満足していない。「首位打者を取れなかったので次のリーグ戦では目標にする」とさらなる高みを見据える。また、大学で新たな学びもあった。それは谷口秀斗主将(営4=広陵)のリーダーシップだ。チームのために人一倍声を出し、練習する姿に理想のリーダー像を見た。「今後、自分がこのようにチームを引っ張れる存在になりたい」。技術的にも精神的にも上を目指す田村の活躍に今後も目が離せない。

 

[松田遥歩]

 

◆田村 陽大(たむら・はると)農1、花巻東高、バランス矯正のためにゴルフを始めるが、ハマってしまい今でも続けている。176センチ、81キロ


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