(31)ルーキー紹介2021 マネジャー編 Vol.2
全国屈指の実力で大学サッカー界をけん引する明大サッカー部。今年度も期待の新人選手たちが八幡山の門をたたきました。激戦必至の後期リーグ戦で王座を戴冠するため、若き紫紺の勇者たちの躍動に加え、それを陰ながら支えるマネジャーの存在は必要不可欠。そんなマネジャーたちにいくつかの質問に答えてもらいました。ぜひご覧ください!
第16回は2年生マネジャー2人の紹介です。
1、高校の部活
2、マネジャーを始めたきっかけ
3、マネジャーをしていてうれしかったこと
4、マネジャーをしていて苦労したこと
5、好きなサッカー選手
6、趣味
7、マネジャーにとって選手は
[江口雄翔(法2=桐朋)]
1、サッカー
2、ケガをしてサッカーから離れていた時に、マネジャーとして見るサッカーの面白さに気が付いたこと
3、選手からねぎらいの言葉をもらい、チームの役に立てたことを実感できた時
4、学業との両立
5、ランパード
6、音楽を聴くこと、ドラマを見ること
7、選手がいてこそのマネジャー。勉強や寮での仕事がある中、真剣にサッカーと向き合う姿には感心している
=
[山部ちひろ(国日2=成立学園)]
1、サッカー
2、サッカーに携わらない生活はできないと感じたこと。2019年の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントのモチベーションビデオを見て感動したことが入部の決め手。
3、自分が制作したモチベーションビデオを高く評価されたこと
4、試合終了後のツイートや、マネジャー日記など、時間を意識しなければならない作業があること
5、日体大に在籍している先輩
6、K-POPや韓ドラ。13年間習っていたエレクトーンもたまに弾く
7、朝からサッカーをして、その後授業を受けていてすごい
今回はマネジャーたちの関係を知るために対談を行いました。
――お互いの第一印象を教えてください。
江口:自分たちは入ったのが少し遅くて、初めて話したのがオンラインだったので、これといった第一印象はないです(笑)。ただもともとサッカー経験者というのは耳にしていたので、初めて見たときに「確かにそうだな」という印象を持ちました。
山部:最初がオンラインだったのですが、初めて会ったときはzoomの時と全然顔が違うように見えて誰か分からなかったです。あと意外と身長が高いなというのが第一印象です。
――今の印象はいかがですか。
江口:さまざまなことに積極的だと思います。最初はサッカーをやっていたという印象が強かったのですが、今は動画制作などさまざまなことに積極的に取り組む姿勢というのは、自分も学ぶべきことが沢山あると思いますし、すごいと思います。
山部:私はグラウンドの作業をすっぽかしてしまうことが結構あって (笑)。そういう時に全部カバーしてくれるので、見習いたいという印象があります。
――お互いに見習いたいところはありますか。
江口:動画編集であったり、韓国ドラマを見ることが好きということもあって自分で韓国語を勉強していたりして、さまざまなことに積極的に関わって学ぼうという姿勢が素晴らしいと思います。
山部:一つ一つの仕事を丁寧にこなしていて、時間を守ってきっちり取り組んでいるところは見習わないといけないと思います。
――お互いに直してほしいところはありますか。
江口:私生活の部分はわからないのですが、仕事面では直してほしいところはなくて、このままお互いに切磋琢磨(せっさたくま)していけば良い関係を築いていけると思います。
山部:私も補完し合えているというか、助けられている部分が多いので特にないですね。髪の毛がボサボサなところは直してほしいです(笑)。
お互いを尊重し合い、助け合いながら仕事をしていることが伝わってきました。チームの勝利を陰から支える2人を応援しています!
[新津颯太朗]
◆江口雄翔(えぐち・たけと)法2、桐朋
♥山部ちひろ(やまべ・ちひろ)国日2、成立学園
関連記事 RELATED ENTRIES
-
(番外)藤原がプロ初ゴールを記録!/選手コメント
サッカー 2022.02.252月23日、JリーグYBCルヴァンカップ(以下、ルヴァンカップ)グループステージ第1節、サガン鳥栖対サンフレッチェ広島が行われ、今季からJ1サガン鳥栖に加入した藤原悠汰(政経4=広島皆実)がプロ入り後初スタメン、初ゴールを記録した。19日に行われた明治安田生命J1リーグ(以下、Jリーグ)第1節、サガン鳥栖対サンフレッチェ広島ではJリーグ初出場も果たした藤原に、現在の心境を伺った。 ――Jリーグデビューを果たした現在の心境はいかがですか。 「開幕戦、アウェイの広島という地は、自分が小、中学校時代とお世話になったサンフレッチェ広島の下部組織がある地でもありました。自分が年間パスを買ってスタンドから見ていたピッチの上で、サッカー選手として、鳥栖の選手としてプロのキャリアの一歩目を踏み出せたのは、自分にとって感慨深いものがありますし、一生思い出に残るデビュー戦になったと思います。 また、サンフレッチェ広島の仙波大志や川村拓夢は、仙波は小学校から6年間、川村も中学時代では同じチームでプレーしていた仲間でした。2人はユースに進めましたが、自分はユースに上がれずに広島皆実に進学して、明大に来てプロという同じステージに進むことができました。そんな3人が広島の地でJ1デビューするということも印象に残る試合になりました」 ――ルヴァンカップでの初スタメン、初ゴールについてはいかがですか。 「サガン鳥栖の今季初のホームでの試合で、ルヴァンカップではありましたけど、多くのサポーターの方たちが今年のサガン鳥栖を見に来てくださっていました。その中で自分の両親もサンフレッチェ広島戦に続いて鳥栖まで見に来てくれていたので、そんな試合でプロでの初ゴールを決めることができたのは、これも自分にとって思い出に残ることになりました。 それでも多くのチャンスがあった中でチームを勝たせるゴールが取り切れなかったということには悔しさが残っています。ゴールを決めた瞬間はやっと決めることができたと思いましたが、追いついただけだったので、あまり喜ぶというよりはなんとか勝ちにいくために早く自陣に戻って、もう一度準備してというので、あまり思いっきり喜べなかったなとは思います。なので次は勝利につながるプレーで、それを積み重ねた結果のゴールで、駅前不動産スタジアムに来て下さったみなさんに笑顔で帰ってもらったり、初めてサッカーを見に来た人たち、初めて藤原悠汰っていうプレーを見た人たちに、あの選手から勇気や感動をもらえたとか、あんな選手になりたいとか、今日の試合勝ってよかったねって笑顔で帰ってもらえるような、サガン鳥栖の勝利につながるゴールを取ります。そのためにしっかりと準備をして、ここからも連戦で試合がどんどん続いていくので、次に向けてまたいい準備をして先に進んでいかなくてはいけないなと思います」 [土屋秋喜] ◆藤原悠汰(ふじはら・ゆうた)政経4、広島皆実、165センチ・66キロ。明大ではエースストライカーとして活躍し、今季からサガン鳥栖へ加入した。サガン鳥栖加入内定時のコメントはこちら!READ MORE -
(番外)西矢がJFL・F.C.大阪へ来期加入内定!/選手コメント
サッカー 2022.01.0512月28日、MF西矢健人(商4=大阪桐蔭)のF.C.大阪への来期加入内定が発表された。黄金の左足から得点に絡む攻撃的MFが高校時代を過ごした大阪でサッカー選手としてのキャリアを継続していくことを決めた。 ――F.C.大阪内定おめでとうございます。現在の心境はいかがですか。「JFLで、アマチュアという形での出発になりましたが、まだサッカーで上を目指せる環境を与えていただいたことに感謝しています。一方で、どこからも声が掛からず、プロになれなかった悔しさもあります。新しい環境への期待を持ちつつ、自分の今の実力を受けとめ、努力していかなければいけないと思っています」 ――周りの人の反応はいかがでしたか。「おめでとうと言ってもらえました。自分のモチベーションにもなりますし、うれしかったです。今後は応援してくれる人に、自分の存在で元気付けることができればと思っています。また、支えてくれている人たちのためにも頑張らないといけないと思いました」 ――入部当初を振り返っていかがですか。「やはり大変でした。明大には高校で活躍していた選手が集まりますし、自分も少しは通用するだろうと思っていました。しかし、入部して自分の甘さに気付かされました。それを悔しく思う反面、伸び代を感じることができ、うれしかったです。他の大学に入り、1年次から試合に出れていたら、ある程度で終わったかもしれないですし、人間性の面でも今後の人生に生かせるものは無かったと思います。そういった意味で、明治という厳しい環境に入ることができて良かったです」 ――今年度は15試合に出場されましたがいかがでしたか。「自分は3年間Ⅰリーグでプレーし、公式戦に出る機会がありませんでした。今年度試合に出場し、明治のトップチームのユニホームを着れたことがものすごくうれしかったです。最初にユニホームを着て立った天皇杯の予選となる東京都トーナメントの舞台は今でも鮮明に覚えています。4年かかった分、重みや嬉しさをかみ締めることができました」 ――明大での4年間を振り返っていかがでしたか。 「4年間を振り返ると、一番大切なのはどんな時もやり続ける姿勢だったと思います。そこが100%やり切れたと自信を持って言えるところです。例えば、練習でメンバー入りの可能性が低くても『スタメンで出る』という強い気持ちでやっていました。実際、それで何試合かスタメン組に入れたこともありました。後輩にもそういった姿勢の大切さが伝えられていればうれしいです」 ――同期との関係性はいかがでしたか。 「自分たちは弱いと言われていた代でした。そういった意味ではもがいて団結して、考えてきた代だと思っています。一言でいうなら、泥くさくやってきた代だと思います」 ――後輩へ向けてメッセージをお願いします。 「3年生はこれからやらなければいけないという立場に自然となります。そこでどういった変化が生まれて、チームを作っていくのか楽しみにしています。特に自分はIリーグで一緒に頑張ってきたメンバーに思い入れがあるので、頑張ってほしいです」 ――今後の目標をお願いします。 「泥くさくプレーし、すごみのある選手になりたいです。それには今まで以上に自分に向き合っていくことが大事だと思います。志を高く持ち、覚悟を持ってやっていきます」 ――ありがとうございました。 ◆西矢健人(にしや・けんと)商4、大阪桐蔭、174センチ・68キロREAD MORE -
(番外)藤原がJ1・サガン鳥栖へ来期加入内定!/選手コメント
サッカー 2021.12.2412月21日、FW藤原悠汰(政経4=広島皆実)のサガン鳥栖への来期加入内定が発表された。明大の11番を背負うエースストライカーが今季6人目となるプロ入りを果たした。 ――プロ入りが決まった時の心境はいかがでしたか。 「J1という舞台に自分が行けると思っていなかったので、そういった機会を頂けたことがすごくうれしかったです」 ――サガン鳥栖のチームとしての印象はいかがですか。 「自分がSNSで入団することを投稿した時に、サガンティーノ(サガン鳥栖サポーター)の方の熱い後押しや歓迎する声を頂き、熱くて暖かいサポーターだと感じました」 ――ご自身のどういった部分をサガン鳥栖に評価されたと思いますか。 「関東リーグで13ゴール取ったという数字の結果や、鳥栖の選手にはいないタイプのFWだったからだと思います。また、相手DFの背後へのアクションやフィニッシャーとしての部分を求められていますし、評価されたのではないかと思います」 ――得点力を期待されての加入だと思うのですが、自信はありますか。 「J1で自分が通用するのか分からない部分が大きいです。今年度は味方のサポートもあり、やるべきことをやり続けた結果ゴールを取ることができました。鳥栖でもやるべきことをやり続けた先に結果がついてこれば、それ以上の幸せはないと思います」 ――先輩である小柏剛選手(令3商卒・現北海道コンサドーレ札幌)と比較されることも多いですがいかがですか。 「小柏さんとはストロングポイントが似ている部分があり、2世などそういった形で見られることも確かにありました。しかし、自分ではそこまで似ているタイプではないと思っています。特徴としては同じかもしれませんが、小柏さんはとても足が速いので多少駆け引きがなくても能力で相手を抜くことができますが、自分はそんなことはありません。そのため、出し手と自分でのアイコンタクトや相手との駆け引きを大事にしています」 ――明大に入学しようと思った理由は何ですか。 「サッカーに加えて文武両道を突き詰めている大学だからです。また、関東で4年間プレーして得られるものはすごく大きいと思っていました。他には、自分のサッカーや勉強以外の人間性の経験や人としての幅を広げたいと思っていたので明治大学でサッカーがしたいと思いました」 ――今季のリーグ戦では13ゴールを決め得点ランキングでは3位になっただけでなく、勝ち点に直結するゴールを多く決めていた印象ですが、ご自身の勝負強さという点に関してはどう考えていますか。 「リーグ戦では、1でも3でも勝ち点につながることが絶対に必要だと思っていました。そういったゴールを取るという目標があったので、それがリーグ戦最終節・流経大戦でかなわなかったことが残念です。しかし、年間を通してみれば13ゴール中12ゴールが勝ち点につながり、自分の思いを体現できていたゴールだったと思います」 ――ご自身のプレーの特徴を教えてください。 「自分の強みは相手DFの背後へのアクションや、タイミング良くクロスに入りポイントで捉えるヘディングだと思います。相手を見ながら背後を狙うか、降りてボールを受けるのかを判断し、チームのライン自体を前進させるようなプレーも得意で、CFというよりはセカンドトップというような役割が自分のポジションだと思います」 ――ニアサイドに入りヘディングでゴールを決めることが多かったですが、意識されていましたか。 「岡庭(愁人・政経4=FC東京U-18)や加藤(蓮・営4=北海道コンサドーレ札幌U-18)などの質の高いクロスを上げることのできる選手がサイドにいたので、中への入り方が大事だと思っていました。クロスへの入り方は得意です。ヘディングも相手との駆け引きで身体的な差を埋めて、タイミングで競り勝てる自信がありました。高身長な選手がマークされやすい中で、その脇から出てくるみたいなところをかなり狙っていました」 ――全日本大学選手権で敗退しすでに大学サッカーからは引退されましたが、その実感はありますか。 「ありますね。明治といえば朝練習で、朝4時半に起きて真っ暗な中ボールを蹴り夜明けを待つということもないので、そういった面では『引退したんだな』と強く感じさせられます。サガン鳥栖でのスタートも早いので、自分もやるべきことはやらなくてはいけないと思っています。大学からの引退を感じながらもプロという次の舞台に向けてという思いが今はあります」 ――サガン鳥栖のホームタウンである佐賀県に行くにあたり、楽しみにしていることはありますか。 「やはり海鮮など食べ物がおいしいと思うので楽しみにしています。地元は広島ですが、九州にあまり行く機会がなかったので、佐賀県にとどまらず、さまざまな場所に行ってみたいです」 ――プロへの意気込みをお願いします。 「さまざまな人の支えがあってこのスタートラインに立てました。今度は自分が人に活力を与え、支える番だと思っています。サガン鳥栖の勝利や、さまざまな人に元気を与えられるように頑張っていきたいと思います」 ――ありがとうございました。 ◆藤原悠汰(ふじはら・ゆうた)広島県出身。政経4、広島皆実、165センチ・66キロREAD MORE