(13)後期リーグ戦開幕直前 FW太田インタビュー
3連覇へ、混戦の関東を突き進む。8月1日より開幕する第95回関東大学1部後期リーグ戦。前期最終節となった第11節終了時点で明大は暫定1位と、栄冠へ向け順調な滑り出しとなった。それでも勝ち点6差で6チームが首位の座をうかがうなど、過去に例を見ないほどの大接戦となっている。混戦を抜け出し、王者の意地を見せるため、絶対に負けられない戦いが幕を開ける。
今回は攻撃の中心を担うFW太田龍之介(政経2=ファジアーノ岡山U―18)のインタビューをお届けします。
(この取材は7月24日にオンラインで行われたものです)
――前期リーグ戦を振り返っていかがですか。
「チームとしてシーズン序盤はいい入りができましたが、そこから勝てる試合を勝ち切れない場面が多かったです。個人としても序盤は点を取れていましたが、徐々に相手も警戒をしてくる中で点を取れなくなってきて、そこは責任も感じています。点を取らないと勝てないので、個人的にはもっとチームを助けられる選手にならなくてはいけないと思います。チームとしては警戒してくる相手に対してどうするか、個々の能力は高いと思うので、相手の対策を超える戦いをすることが大事だと思います。また、試合を決定付けられる選手がいないというところも課題だと思うので、そこは後期開幕までに改善していきたいと思います」
――「アミノバイタル®」カップを振り返っていかがですか。
「普段戦ったことないチームとの試合で、相手は1部のチームに勝つと意気込んでいる中で、自分たちはどこかで2部だから勝てるという甘さがあり、それが今回の負けにつながったのかなと思います」
――今年度は例年とは違い後期リーグ戦が暑さの厳しい8月に開幕しますが、不安はありますか。
「やはり個人的にも暑いのは苦手ですが、午後5時試合開始という試合もかなりあったのでそこは助かります。暑さのせいにはできないので、あとはもうやるしかないので頑張ります」
――オフの期間が短かったですがチームの再構築などで難しさは感じていますか?
「やはり前回負けてチームとしてもう一度1からやっていくという中で、普段よりも練習も厳しいですが、そこを耐えて最後にインカレで優勝するというのを掲げているので、そこは夏を乗り切って最後の目標を達成したいです」
――後期のチームとしての目標は何ですか。
「チームとしてやはり3連覇というのは、先輩たちがつないできた記録ということもあるので、それを簡単には途切れさせられないと思っています。自分たちだけの目標ではなくて、先輩たちが期待してくれているので、その気持ちを背負ってプレーで表現したいなと思います」
――後期の個人としての目標は何ですか。
「個人としては、前期の序盤はFWとして得点という形でチームに貢献できたと思っていますが、最近は点を取りたくても取れていなくて、そこにはやはり理由が何かしらあると思っています。前期の序盤は自分にマークがあまり付いていなくて、点を取り始めてからマークがきついなという実感もあり、そこはプロに行ったら全然レベルが違うので、どんな相手が来ても自分が点を取ってチームを勝たせられるように頑張りたいです」
――2年生ながらにしてチームの中核を任されていることにはプレッシャーを感じますか。
「自分が2年生で出ているというのには意味があると思っています。4年生でも出れていない人や背番号をもらえていない人もいるので、そういう選手の分も自分がピッチで表現したい、表現しなきゃいけないというプレッシャーはありますが、そういった思いも背負ってプレーしたいと思います」
――プロに内定した2選手はチームにどのような影響を与えていますか。
「DF岡庭愁人(政経4=FC東京U―18)は、自分のSBの事だけではなくて、プロのFWから学んできたものを、自分にもクロスの入り方などを共有してくれるので、チームとしてさらにレベルアップできているなと思います」
――東京オリンピックが開催中ですが、自身も3年後のオリンピックへの憧れなどはありますか。
「やはりそこは目標としている部分なので、今のオリンピック見ていても憧れを感じる舞台ですし、そこは目標の一つです。それでもまずは目の前のことからしっかり取り組まないと大きい目標にはつながっていかないので、目の前のことにしっかりと取り組めば、自然と大きな結果がついてくると思います」
――最後に後期リーグ戦に向けての意気込みをお願いします。
「3連覇も懸かっているリーグ戦なので、前期はいい入りができたので、後期もいい入りをして、最後までチーム全体で目標を一つにトル戦って必ず3連覇したいと思います」
――ありがとうございました。
[土屋秋喜]
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