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(9)全国への切符を懸けた戦いが開幕 今季初タイトルへ/「アミノバイタル®」カップ展望

サッカー 2021.07.09

 全国に向け、負けられない戦いが始まる。7月10日より開催される「アミノバイタル®」カップ。今大会には関東の大学32チームが出場し、関東の頂点と総理大臣杯全日本大学トーナメント(以下、総理大臣杯)への出場権を争う。初戦は10日、プレーオフを勝ち上がった大東大との対戦となる。全国への切符、そしてタイトル獲得へ、明大の戦いが幕を開ける。

 

 明大サッカー部は今年度で創設100周年を迎える。そんな節目の年のスローガンは「100年の歴史を〝繋翔(けいしょう)〟し、信念をもって新たなことに挑戦し続けるという思いを込めた「邁新(まいしん)」だ。」2019年度の5冠など、近年数多くのタイトルを手にし、大学サッカー界をけん引するチームとして臨むシーズンとなった。

 

 しかし、昨年度のプロ内定選手12人が抜けた穴は大きかった。序盤こそ下位チームとの対戦が多く、第6節まで無敗を記録したものの、第7節駒大戦で敗れて以降4試合連続で勝ち点3を逃すという結果に。それでもフォーメーションを4―1―4―1に変更し臨んだ第10節順大戦、第11節早大戦は明大らしい戦いができた。「明治の形が見えてきたなという手応えはある」(栗田監督)。苦しみながらも前期リーグを暫定首位で折り返した。

 

 そんな今季の注目は、今年度のU―20代表候補トレーニングキャンプに召集された、4人の2年生だ。最終ラインからのロングフィードと空中戦の強さが武器のDF岡哲平(政経2=FC東京ユース)。独特なボールタッチで違いを生み出すMF田中克幸(商2=帝京長岡)。推進力を生かした力強い突破が特徴のFW佐藤恵允(文2=実践学園)。体を張ったポストプレーでチャンスを演出するFW太田龍之介(政経2=ファジアーノ岡山ユース)。彼らは2年生ながらチームの中心選手として活躍している。勢いのある彼らに加えて、FC東京内定のDF岡庭愁人(政経4=FC東京ユース)、現在チーム得点王のFW藤原悠汰(政経4=広島皆実)ら経験のある3、4年生がチームに落ち着きと安定をもたらすことができるかが勝利へのカギとなるだろう。

 

 「一戦一戦しっかり戦っていきたい」(岡庭)。負けたら終わり、一発勝負のトーナメント戦。「まずは総理大臣杯出場を目標に頑張りたい」(栗田監督)。今大会を勝ち抜いた先にあるのは総理大臣杯6年連続決勝進出、そして3連覇だ。100年の歴史を受け継ぎ新たな挑戦へ。プライドを懸けた戦いの火ぶたが切られる。

 

[井澤怜音]


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