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(8)関東大学1部リーグ戦前期総括

サッカー 2021.07.05

 3連覇を目指すシーズンを首位で折り返した。内訳は6勝3分2敗の勝ち点21。2位の法大は勝ち点20、3位の駒大は勝ち点19と非常に混戦した結果となった。第7節の駒大戦以降4戦連続勝ちを逃していたが最終節の早大戦で快勝し一気に首位へ浮上。リーグ優勝に向け弾みをつけることができた。

 

 開幕戦以降、3連勝6戦無敗と好調なスタートを切った。2年生2トップのFW太田龍之介(政経2=ファジアーノ岡山U―18)とFW佐藤恵允(文2=実践学園)、FW藤原悠汰(政経4=広島皆実)が得点を積み重ねるなど攻撃陣を中心に粘り強い戦いを見せつける。しかし、「リーグ戦を通して失点が多いということが課題」(石井優輝主将・政経4=昌平)。無失点で試合を終えることができたのは11試合中2試合のみ。第7節駒大戦以降、試合のペースを握りながらも課題の守備で粘り切れず勝ち点を逃す惜しい試合が続いた。


(写真:開幕4戦連発とチームを支えた太田)  

 

 しかし、前期最終節となる早大戦。3―0で完封勝利をつかみ、攻守の両面で有終の美を飾った。さらに、上位にいた法大、駒大の結果が振るわなかったことが相まって、一時は奪われた首位の座を奪還。「あまり首位での折り返しにこだわっておらず、反省の方が頭に残っている。後期はさらに個人、チームを鍛えないと足をすくわれてしまうと思う」(栗田大輔監督)。首位に満足することなく後期へ向け、さらなる成長への意欲を見せた。


(写真:早大戦では先制点を決めた藤原)

 

 11試合を通して印象的だったのは、フォーメーションの変更やメンバーの入れ替わりが多かったことだ。試合後半に3バックへ変更することで流れを変えた試合もあった明大だったが、第10節の順大戦では4―1―4―1の形を採用。普段はサイドを主戦場とするMF杉浦文哉(政経4=名古屋グランパスU-18)とMF田中克幸(商2=帝京長岡)を中央で起用し、2人を中心に明大が目指すボールと人が動くサッカーを体現。「チームとして非常に機能していて面白いサッカーができたと思う」(栗田監督)。今後につながるイメージができた。また、来年度にFC東京へ加入することが内定しており、チームを離脱していたDF岡庭愁人(政経4=FC東京U―18)に代わり右SBのポジションに1年生のDF鷲見星河(政経1=名古屋グランパスU―18)が大抜てき。2試合連続フル出場を果たし「能力も高く非常に将来が楽しみな選手。よく頑張ってくれた」(栗田監督)と監督からも高い評価を得ており、今後への期待が高まる。


(写真:右SBとして安定したプレーを見せた鷲見)

 今季は例年見ないほどの大混戦。「本当に強いチームは勝つべき時に勝つチームだと思う」(栗田監督)。優勝には後期でさらに勝ち点を積み上げることが必須である。いい守備からいい攻撃へ。失点を減らし、明大のサッカーをすればおのずと優勝は見えてくるはずだ。創部100周年を迎える今年、リーグ戦3連覇を成し遂げるべく“邁進”(まいしん)するサッカー部から目が離せない。

 

[正野真由夏]


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