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(26)陶山勇軌外野手が首位打者を獲得!

硬式野球 2021.05.30

 陶山勇軌外野手(商4=常総学院)が打率5割で山田陸人内野手(法3=桐光学園)と並び首位打者に輝いた。陶山は不動の1番打者として立大2回戦を除く全試合でスタメン出場。1カード目の東大戦で2戦合計11打数7安打と好スタートを切ると、その後も勢いは止まらず。次々と安打を量産し、圧倒的な成績で首位打者の座をつかみ取った

 

 有言実行だ。「首位打者を取る」と強く語った開幕前。その言葉通り、陶山は見事首位打者を獲得した。5割を超える打率での受賞は、六大学野球96年の歴史の中で史上18人目の快挙。また、今春は山田と同率のダブル受賞であり、同一校の打率5割でのダブル受賞は史上初だ。六大学を代表するリードオフマンとして歴史に名を刻んだ。


 そんな快挙の裏には、ある指導者の存在があった。今年度から明大のコーチを務める福王昭仁コーチだ。「俺がお前を首位打者にしてやる」(福王コーチ)。初めて指導を受けた際に掛けられた言葉は陶山の心を突き動かした。この一言で「首位打者がより明確な目標になった」。


 オフシーズンは二人三脚で練習を重ね、着実に成長。中でも精神面の指導は強く印象に残る。「悩んでいる時いつも『大丈夫だ』と声を掛けて下さった」。ポジティブな考え方に影響を受け、打席での心の持ちようも変化。「恩返しができてホッとした」。福王コーチの熱い指導に結果で応えてみせた。


 今春、陶山をはじめ打撃で大きな成長を見せた明大。しかし、惜しくも優勝を逃し3位に終わった。「春の借りを返すためにも、厳しい夏になる」。さらに進化した陶山に期待がかかる。

 

[加川遥稀]


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