(2)前期リーグ戦開幕直前 栗田大輔監督インタビュー
創部100周年に華を添える。4月3日から第95回関東大学リーグ戦が開幕する。3連覇を目指す明大の開幕カードの相手は流経大。昇格チームでありながらすでにプロ内定選手を複数擁するなど、手強い相手だ。
今回は栗田大輔監督のインタビューをお届けします。
(この取材は3月31日に行われたものです)
――今年のチームの印象はいかがですか。
「去年度12人プロの道に進んだ4年生がごそっと抜けて、一昨年度も5冠取って9人抜けて、メンバーが相当入れ替わって、そこが今年度の大きな特徴ですかね。メンバーが大きく変わってというところ。ですがみんながよくまとまって、泥臭く、明治らしく汗をかけるチームだと思います」
――今年度はどういうチームを目指しますか。
「日本一走るチームです。100年の歴史で培われた三原則(球際・切り替え・運動量)や全力でトップを目指す環境とか、プロの養成所ではないとか、代々変えてはいけないものだと思います。サッカーのスタイルはメンバーが変わるのである程度は変わりますが、ハイプレスからのショートカウンターだったり、強い個が絡み合うスタイルは変わらないです」
――昨シーズンを振り返っていかがですか。
「まずリーグ戦では優勝できたので、最大の目標を達成できたのは良かったです。#atarimaeni CUPに関しては明治の責任を感じます。レベルの差があったので、勝たなきゃいけなかったですが勝ったチームが強いので、他の大学も含め勝つべきだったと思います」
――本当に強いチームとは何だと思いますか。
「勝つべき時に勝つチームだと思います。イレギュラーを起こしてしまうチームは強くないですよね。いかに盤石かってことです。イメージですけど、本当に強いチームは勢いのあるチームに負けないと思います」
――10番を背負うF W杉浦文哉(政経4=名古屋グランパスU―18)にはどのような思いがありますか。
「もっともっとやらなきゃいけないと思います。過去の10番の選手ほどの実力はないと思うので、この1年をかけて本当の意味で明治の10番は杉浦だって選手になってほしいです。1年生の時に比べれば成長してますけど、まだまだ明治の10番という注目度には見合ってないと思います」
――3月下旬に行われた天皇杯予選の2試合。振り返っていかがですか。
「もっと3点4点取れる試合でした。もっとクオリティを上げて厳しい試合をしなくてはならないとは思いますが、勝ってリーグ戦に臨めるのはいいことだと思います」
――開幕戦の相手・流経大にはどのような印象がありますか。
「昨年度は2部にいましたが、一昨年度のチームが2部に落としたので、去年度のチームが1部にいたらそれなりの結果は残せたと思います。だからそこは参考にならないと思います。一方でプロに何人行ってるかという部分は明治も毎年そういう環境なので、それよりも明治の強さを出して開幕戦に勝つことが大事だと思います」
――今年度の4年生はどうですか。
「よくまとまってると思います。身の丈にあったことをしっかり分析してやってるし、冷静に、飾らない、明治らしいいいチームだと思います」
――最後にリーグ戦への意気込みをお願いします。
「大事にしてる100年の歴史を引き継いで、そこを継承しながら節目の年に明治らしく、泥臭く一つでもタイトル取れたらと思います」
――ありがとうございました。
[土屋秋喜]
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