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狭間俊至 経験糧につかんだ〝人間力〟

水泳(水球) 2021.02.14

 〝明中の主将狭間俊至(商1=明大中野)。大学デビューとなった公式戦の日本学生選手権(以下、インカレ)で得点を決めた期待のルーキーだ。中学、高校でも全国を経験した男が、スピード感あふれるプレーで、明大をさらなる高みへ押し上げる。

 

明大の強み

 水泳部水球部門は、2017年に体育会へ加入した若いチームだ。スポーツ推薦がなく少数精鋭であり、選手層では他大学に劣ってしまう。それでも明大が全国で渡り合える理由は団結力にある。部員の大半が明大中野高出身であり、長く培ってきた阿吽(あうん)の呼吸で試合を運ぶ。チームスポーツにおいてこれほどの強みはない。そして今年度、高校時代には主将を務め、試合経験も豊富なホープ・狭間が加入した。

 

重ねた成長

 「ただ泳ぐのは面白くない」と、水球を始めた。めきめきと頭角を現した新星は、中学2年次の全国ベスト8に大きく貢献。そして「勉強と部活を両立できる高校に行こう」と、明大中野高の門をたたいた。

 

 高校時代も国民体育大会2位、全国高校総合体育大会(以下、インターハイ)ベスト8と輝かしい成績を残したが、その裏には高校時代の顧問・佐藤太一先生の存在がある。「人としての注意、礼儀も教わった」と尊敬する先生は、毎日朝早くから行われていた練習にも欠かさず顔を出し、指導。水球の技術だけでなく、精神面まで鍛えられた。また、主将の経験も成長の糧に。部員数も多く「なかなか言うことを聞いてくれない」状況下で部員に指示出し。チームをまとめることに苦心したが「自分一人じゃなく、全員の意見に耳を傾ける」。結果、まとまったチームは全国の舞台で躍動。インターハイの準々決勝でも、強豪相手に拮抗(きっこう)した試合を繰り広げるまでに成長した。

 

期待の大器

 大学入学後は、9月のインカレでスタメン起用にふさわしい初ゴール。緊張の中、先輩から言われた「思いっきり打て」を有言実行し、大器の片りんを見せた。大学での目標は「先輩に頼らなくても、自分でシュートを打てる選手になること」。そのために、武器のカウンターに磨きをかけていく。人間力を備えた新戦力は、4年間で技術面もさらに高め、チームの中心へ。勝利のために、ゴールを目指して泳いでいく。

 

[飯塚今日平]

 

◆狭間 俊至(はざま・しゅんじ)商1、明大中野高。趣味は音楽を聴くことで、ONE OK ROCKをよく聴く。180センチ・73キロ。


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