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(4)#atarimaeni CUP開幕直前 住永翔副将インタビュー

サッカー 2021.01.06

 新型コロナウイルス感染拡大により総理大臣杯・全日本大学選手権と全国大会が相次いで中止となった大学サッカー。その代替として、今年度に限った特例全国大会「#atarimaeni CUPサッカーができる当たり前に、ありがとう!」の開催が決定された。関東リーグ覇者の明大は7日に福山大との初戦を迎える。最初で最後の全国大会を前に、副将のMF住永翔(政経4=青森山田)に意気込みを伺った。

(このインタビューは12月28日、Zoomで行いました)

 

――2020年の振り返りをお願いします。

 「リーグ戦が始まったのも7月の初めだったので、進路の決まっていない4年生にとっては不安の大きいスタートでした。しかし、その中でも関東大学サッカーリーグを開催するにあたって尽力された方々に感謝しています。特に流経大さんや学連をはじめとする方々には感謝しなければいけないと改めて思いました。サッカーが出来るのは当たり前ではないことを各自が感じたと思います。昨年度と比較されるプレッシャーが4年生の中にもありましたが、試合をしていくうちに徐々に良いチームになってきたかなと思います」

 

――4年間で印象に残っていることを教えてください。

 「日常の生活からトレーニングまでの一連の動きです。朝早くから一人ひとりが本気になって週末の公式戦のスタメンを取りにいったり、少しでも自分の立ち位置を上に上げるために1日1日の練習で自分の力をしっかりアピールする日々というのが、例え試合に出られなくても濃い4年間だと思っています。やっぱりピッチ内ではみんな熱い気持ちでやっていて、他にはない環境だと思っています。ピッチ外では仲間として一緒に学校に行ったり、時にはショッピングに行ったりなどオンとオフがしっかりしていたことも強みだと思っています」

 

――明大で成長した部分はどんな部分でしょうか。

 「サッカー面でいうと主には守備の部分です。どれほど上手い選手でも守備の部分で出鼻を挫かれるので、意識が変わったと思います。サッカー以外だと寮生活をしていて、周りの人への気遣いができる力は特に成長したと思っています。ボランチということもあって、周りをよく見てゲームをコントロールすることが自分のスタイルですが、それも日常の中で力を培うことができました。一人一人の行動や言動、今何をしようとしているのかとか、その部分までも見て、自分の中で気付くだけじゃなくて行動まで移すことができるようになりました」

 

――例年だと、年末年始は帰省する時期だと思います。

 「例年だと12月20日前後でインカレが終わって、そこから1月10日ぐらいまで帰省していました。本当なら今頃、各々が地元に帰省したり、4年生だったら卒業旅行に行くような時期ですけど、今年度は引退時期が1月まで伸びました。でも1月まで明大サッカー部として仲間たちと試合ができる喜びの方が大きいので、帰省したいとか、休みたいという気持ちは一切ないです。サッカーだけで進路を決める選手が全員だったら話は違いますけど、大学を機に一般企業の社会人として働く選手も出てくる中で、今本気でサッカーに向き合う仲間と、最後の最後まで一緒にサッカーをやりたいというのが僕の本音です」

 

――最後の大会を通して下級生に残していきたいものを教えてください。

 「まずは記録ですね。まだ関東リーグ戦で優勝の実績しか残していないので、全国大会で優勝することがどんなことなのか。どんな景色で、どんな喜びなのかっていうのも自分たちも喜びたいこともそうだけど、後輩たちにもその経験をさせてあげたいと思います。あとは少しでも4年生がサッカーしている姿を後輩たちには見てほしいと思っていて、少なからずプロに行く選手も多いですし、この選手のレベルまでいけばJ1に行けるとか、そういう基準にもなると思うので、後輩達には今の先輩のいいところをどんどん盗んでほしいですし、見習うべき部分はどんどん自分のものにしてほしいと思っています。全国制覇は僕たちの実績として残るだけじゃなくて、後輩達にとっての今後の大学生活を送る中ですごくいい経験になると思います」

 

――今年度はトーナメント形式の大会で結果を残せていませんが、不安はありますか。

 「ことごとく負けてきたので、トーナメントの怖さと難しさは選手一人ひとりが感じていると思っています。取り組んできたことしか試合には出ないと思うので、思い切って自分たちのサッカーを表現するだけかなと思っています。負けてきた事実はありますけど、でもそれは自分たちの手で乗り越えていかなきゃいけないので、まずは初戦の福山大戦からベストを尽くします。相手からしたら関東王者の明大に対して、当たって砕けろではないですけど、失うものは何もないという形で挑んで来ると思うので、しっかりと自分たちのサッカーをしたいです」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「明大サッカー部としての最後の公式戦になるわけで、全国大会としては今年度最初で難しい部分はあると思いますけど、やっぱり明大は違うと思われるためにも、なんとしてでも優勝しなきゃいけないと思います。日本一のトレーニングを積み重ねている自信があるので、それをピッチの上で表現して、一戦一戦しっかり勝っていきたいと思います。個人的には攻守において試合に関わり続けることをベースとしたいです。守備の部分ではコーチングしながら無失点で勝つために体を張ったり、魂を込めて守備をしたいと思っています。攻撃の部分ではしっかりとゲームをコントロールしながらキックやパスで周りとの違いを見せつけたいです。その中でも試合を勝たせる決定的なパスや、ゴール前に入って自分自身もシュート打って決めるところまで意識したいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[市瀬義高]


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