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(31)「おうちで箱根を楽しむために」EKIDEN News西本武司氏インタビュー

競走 2021.01.01

 いよいよ明日号砲となる箱根駅伝(以下、箱根)。沿道応援自粛により、自宅での応援が求められる。今回はそんなリモート観戦でも余すことなく箱根を楽しむために、EKIDEN Newsの西本武司氏に自宅での箱根の楽しみ方や、明大の注目ポイントを伺った。(この取材は11月30日にリモートで行われたものです)

 

――応援自粛のレースについての心境をお聞かせください。

 「沿道で応援できないことより、みんなでテレビをなめ回すように見て楽しめたらいいんじゃないかと思います。箱根のテレビ中継は最初に考えた人の完成度が高過ぎた故に、そこから飛躍的なバージョンアップはされていないんです。ですがこのタイミングで新たな取り組みや技術的な革新など、世の中みんなが見るというプレッシャーの中であるが故に、テレビの大進化を期待したいです。その変化の違いに気付くためにも、そんなに悲観することなくテレビでいっぱい楽しんだ方がいいんじゃないかと思います。今回の箱根は観戦自粛のために沿道からの声援が少ないこと。だとすれば、日本テレビは選手の足音や息遣いといった部分に力をおいて放送することでしょう。今回の箱根駅伝中継は〝音〟に気を配って視聴するといいと思います。運営管理車からの山本佑樹駅伝監督の声掛けもクリアに聞こえるはずです」

 

――家で箱根を楽しむにあたって勧めたいことは。

 「箱根の中継が面白いのは、日本テレビだから面白いんです。ドラマやエンターテインメントと同じ労力で作るんですよ。一つ一つのカットなどにも意味がある。ドキュメンタリー映画を見ているような作りになっているんです。毎年沿道に行く人たちも、もともとはあのテレビを見て、箱根に魅了された人たちのはずなんです。何で魅了されたかというと、絵に力があった。あの場所に、自分も身を置いてみたいと思ってみんな行くんです。なのでそういったところをもう1回気付いて見ると、やっぱり(箱根が)すごいなと思えるタイミングなんじゃないかなと思います。絶対に気合いを入れてきますよ(笑)。ポスターでも『沿道ではなくテレビで』とあそこまで自分たちでプレッシャーをかけているわけですから。来年度はとてつもなく多くの人たちに『あそこに行きたい』と思わせる番組の目撃者として、今回は楽しんだ方がいいんじゃないかと思います」

 

――世田谷に住んでいらっしゃるとお聞きしましたが、明大の選手を見掛けますか。

 「見ますね。ジョグしてると抜かれますから(笑)」

 

――身近に感じますか。

 「散歩している人たちにとっては選手の走りはたとえジョグでもそれなりのスピードで走るので、苦情が入ったりして公園管理の人から監督さんとかが怒られたりする姿とか(笑)。そういう姿を見ているので、応援したくなる気持ちがあるんですよね。この箱根は、母校だけでなく、選手が練習している地域とともにあるものだなとも思います」

 

――普段の姿などレース以外でも陸上を追っているのですね。

 「僕はもしかすると、レースや箱根を見たりするだけでなく、そこに出る選手たちが1年中何をやってるのかを抜かれながら見るのが一番楽しいのかもしれません。だいたいの選手は良いときばかりではないので。出てないときこそ、砧公園とかでじっくり走ってるはずなので、調子の悪いときも走っている姿を見る、そこを含めての楽しさかなと思います。箱根の活躍そのものよりも、箱根までたどり着く道のりの方が実は横で見ていて楽しいですね」

 

 

――今年度の明大はどんなチームという印象ですか。

 「今までの明大は、砧公園で見ていると好き勝手に走っている感じでした。みんながスピードスターで速くて、気持ちよく走って終わっているなと。でも最近になって、一体感が出てきた、まとまりが出てきたなと感じます。前までは速い人たちが好き勝手に走っていた感じでしたが、服装一つとってもチームとして走っている感じがします。今年度は明大が来たというのがすごく分かりますね。これはすごく大事なことだと思います」

 

――明大のイチオシ選手は。

 「どうなるか楽しみという意味で、児玉真輝(文1=鎌倉学園)選手ですね。高校時代から記録会とかで走る姿を見ているので。この(陸上界全体で)1年生がすごいという状況の中で、彼がどう輝いてくるかというのは楽しみです」

 

――選手へメッセージをお願いします。

 「いつも楽しませてくれてありがとうですね。僕は他のファンとは違ってご近所さんという感じで見ているので、頑張ってるなという感じで見てます」

 

――ありがとうございました。

 

[金内英大]

 

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ここには載っていない西本氏のお話も掲載中。

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