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インカレ3年ぶり3位

ホッケー 2020.11.13

 第4シードとして臨んだ全日本学生選手権(以下、インカレ)。福井工大との3位決定戦は、序盤から両者譲らぬ展開に。緊迫のSO(シュートアウト)戦を制し、3年ぶりの3位に輝いた。

 

リベンジ

歓喜の雄たけびが、秋の大井に響いた。昨年と同じカードとなった福井工大との3位決定戦。4Q(クオ ーター)を終え、2―2の同点。勝負の行方はSO戦へ託された。一つのミスが命取りとなる状況でも「SOになったら勝てる」(DF小林弘人・政経2=今市)。練習で培った確かな自信が何よりの武器となった。1番手のMF森紘之(法3=天理)が冷静に沈めると、そこから4人連続でゴール。守りでは「日本一うまいGK」(小林)と、チームメートが信頼を寄せる守護神・野井辰真(法4=伊予)が好セーブを連発。最終スコア4―2で、3年前の全日本大学王座決定戦以来、3戦3敗の福井工大へリベンジを果たした。3年ぶりのインカレ3位と相まって「すっごくうれしい」(野井)。選手の顔には笑顔があふれた。DF橋本岳樹主将(文4=山梨学院)ら主力選手にけがが相次いだ中、新星たちが輝きを放った。FW大岡凌磨(政経1=今市)、DF高松雄飛(法1=丹生)、FW三松勢矢(営1=今市)のルーキー3人が全試合でスタメン出場。攻守にわたり、代役以上の活躍を見せた。昨年を上回る3位の座をつかんだのは「1年生の活躍が大きい」と小池文彦監督も太鼓判を押す。今大会で4強入りしたことで、12月に行われる全日本選手権への出場権を獲得。昨 年は社会人の強豪・岐阜朝日クラブに初戦負けを喫したが、フルメンバーで挑めば勝機は十分。「日本一へ向け、最後のスタートを切る。

 

【中野拓土】


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