(5)全日本大学駅伝直前インタビュー③/大保海士、漆畑瑠人、加藤大誠、富田峻平

競走
2020.10.28

 全日本大学駅伝(以下、全日本)まで残りわずか。出雲駅伝中止という事態に開催が危ぶまれたこともあったもののここまで来た。昨年の雪辱は忘れない。明大が狙うはシード権ただそれのみだ。今回はそんな明大競走部のエントリーメンバー計16名に話を聞いた。

 ※この取材は電話にて行われたものです。

 

大保海士(法4=東海大福岡)

――現在のコンディションはいかがですか。

 「一番良い自信はあります」

 

――状態が良い要因はなんですか。

 「卒業も近いので、大学駅伝の自分の中で、大学生活のラストスパートに入っているので、そういった意味で調子はいいんじゃないかと思います」

 

――全日本でどういう走りを見せていきたいですか。

 「大学生活ももう本当に最後に差し掛かってきたので、悔いの残らないというか、最後に爪痕を残せるような走りを、卒業後もいい思い出になったなと思えるような走りをしたいです」

 

――走りたい区間はありますか。

 「前半はスピードのある選手が上位で来てくれると思うので、自分は後半粘って、耐えるというか、粘りが必要な区間を走りたいと思っています」

 

――チームの雰囲気はどのような感じですか。

 「僕は4年間競走部にいるんですけど、一番選手層が厚いというか、調子良い選手もいるんですけど、中間層のボリュームが結構あるようなチーム状況かなと思っています」

 

――当日はどんな戦いになると思いますか。

 「各大学コロナ禍ではあったんですけど、調子が良いということは聞いていて、ハイレベルな戦いになると思うので、気の抜けないレース展開になると思います」

 

――今回の全日本は応援自粛となります。そのことに関して思うことはありますか。

 「応援は欲しかったんですけど、自分としては応援がなくても走るモチベーションは今あるので、そういった意味で、応援がなくても走れるというところを見せたいです。テレビを見てくれている家族とか関係者の方に、元気な姿を見せられるような走りをしたいと思っています」

 

――全日本への意気込みをお願いします。

 「大学生活の集大成だと思うので、目標のシード権獲得を目指して、チーム一丸となって頑張ります」

 

 

漆畑瑠人(文2=鹿児島城西)

――現在のコンディションはいかがですか。

 「夏合宿も全てこなせていい調子で今もきていて、この大会直前も良い状態で走れてきています」

 

――全日本に向けて取り組んできたことはありますか。

 「昨年はずっと、冬の時期は貧血で走れない時期が多かったので、そこで食事を重視して改善していくようにしました」

 

――どういう走りを見せていきたいですか。

 「僕の持ち味は粘り強さとラストスパートなので、走りでそこを生かして、チームの5位以内に貢献したいと思います」

 

――個人目標はどのくらいですか。

 「走りたい6区で、区間5位以内に入って、チームの入賞に貢献したいと思います」

 

――チームの雰囲気についてどう思いますか。

 「出雲駅伝がなくなったんですが、この全日本と箱根に向けて、チームみんな一丸となって、一人一人が駅伝で良い結果を出そうという向上心が見られるのでとても良い雰囲気だと思います」

 

――当日はどんな戦いになると思いますか。

 「今、青学大、駒大、東海大が三強と言われているんですが、その三強の争いの中に明大が加わって戦っていけるように、前半から攻めの走りをしていけたらなと思います」

 

――今回の全日本は応援自粛です。それに対して思うことはありますか。

 「やはり応援が選手の力になると思うので、そこは残念な気持ちもあるのですが、そこは切り替えて、自分の走りをすることが大事だなと思います」

 

――全日本への意気込みをお願いします。

 「昨年思うように走れなかった分、今回はメンバーに選んでいただいたので、そのチーム代表という自覚を持って、良い走りをして、チームの5位以内という目標を達成できるように頑張りたいと思います」

 

 

加藤大誠(営2=鹿児島実業)

――今の状態はいかがですか。

 「割と上がってきていて、練習もけっこうこなせているので、前よりも調子は良くなってきています」

 

――全日本や箱根駅伝に向けて取り組んでいることはありますか。

 「距離を踏むだけではなくて、筋トレとかも取り組んでいて、あとはレースのいろんな動画を見ていろんなイメージができるようイメージトレーニングなどしています。過去の動画を見たり、海外のレースの動画を見たりしています」

 

――全日本初出場となります。

 「緊張はもともとそんなにしないのでそれはないんですけど、楽しみだなという部分のほうが大きいですね」

 

――昨年と比べて順調に駅伝シーズンを迎えられています。

 「楽しみですね。昨年と比べものにならないほどいい状況なのでホントに全日本が楽しみです」

 

――区間目標はどれくらいですか。

 「もちろん区間賞取りたいですけど、すごくレベルの高いレースになると思うので、最低でも区間3番以内は目指したいなと思っています」

 

――全日本での戦いについてどう思われますか。

 「昨年までのタイムが全く参考にならないほどのレベルになるんではないかと思っています。今までの女子の駅伝とか見ても区間新記録がバンバン出ているので、そういう駅伝になるんではないかと感じています」

 

――どの大学が手強そうですか。

 「予選会とか見ていてもどこも調子がいいので、どこと上げることはないですけど、ミスがない大学が勝つのかなと思います」

 

――応援自粛下でのレースになります。

 「仕方ないことだとは思います。沿道には来られない分、僕らが走りで元気を与えられるレースにしたいと思います」

 

――全日本に向けての意気込みをお願いします。

 「僕以外の人も調子を上げてきているので、昨年とは変わった明大の姿をお届けできたらなと思います」

 

 

富田峻平(営2=八千代松陰)

――現状のコンディションはいかがですか。

 「かなりいい状態を夏休みの後半から維持できていますね」

 

――2回目の全日本になります。昨年との差をどこかで感じますか。

 「昨年に比べて故障者が少ないということで、チーム内の競争がかなり激しいなと考えています」

 

――希望の区間はどこですか。

 「6区を走りたいですね。昨年も走っているので」

 

――個人目標はどれくらいですか。

 「何区を走るにしても、区間を任された以上はチームの目標であるシード権獲得に貢献できる走りをしたいと思っています」

 

――今の2年生をけん引している存在は誰だと思いますか。

 「櫛田佳希(政経2=学法石川)ですかね。学年のミーティングとかで代表者として動いていますし、常にレースでも上の方を走っているので、そういった面でけん引しているのではないかと思っています」

 

――全日本への意気込みをお願いします。

 「全日本では、チームの目標であるシード権獲得を目指し精いっぱい役割を全うできるようがんばります」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]

 

第97回箱根駅伝まであと66日。