(3)全日本大学駅伝直前インタビュー➀/前田舜平、小袖英人、長倉奨美、児玉真輝
全日本大学駅伝(以下、全日本)まで残りわずか。出雲駅伝中止という事態に開催が危ぶまれたこともあったもののここまで来た。昨年の雪辱は忘れない。明大が狙うはシード権ただそれのみだ。今回はそんな明大競走部のエントリーメンバー計16名に話を聞き、4回に分けてお届けする。
※この取材は電話にて行われたものです。
前田舜平(政経4=倉敷)
――現在のコンディションはいかがですか。
「10月頭からそこまで調子は良くなかったんですけど、少しずつ上がってきているかなという感じはあります」
――今のチームの雰囲気をどう感じますか。
「今年は故障者も少なく、走っている選手も多くて、今月の記録会でもベストが出た選手が何人もいる状況なのでチームの雰囲気はすごくいいと思っています」
――駅伝に向けて取り組んだことはありますか。
「調子が上がっていないので、しっかり調子の波を駅伝に合わせるのが大事だと思います」
――どういう走りを見せたいですか。
「今年は最後の駅伝になるので、主将としてチームに何が残せるのかを走りで見せられたらと思います」
――今回は無観客でのレースになります。
「沿道からの声援がないのは寂しいことですし、沿道の声援が力になることもあるのでそこは非常に残念なのですけど、それでも大会があるというだけで、僕たちも大会のあるなしが分からない状況だったので、大会があることに感謝して走っていきたいと思います」
――全日本への意気込みをお願いします。
「今年で4年目、最後の全日本になるのでしっかり今年こそはシードを取って、いい流れを後輩に残したいです」
小袖英人(政経4=八戸学院光星)
――今のコンディションはいかがでしょうか。
「結構順調にきていて、全日本も今から楽しみな気持ちです」
――希望区間はありますか。
「前半区間が大事になってくるので、前半を走りたいと思っています」
――もしそうなら最初から上げていく予定でしょうか。
「流れに乗って走れれば区間上位で走れると思いますし、そういった部分でも前半に走りたいです」
――個人的な目標があれば教えてください。
「やっぱり昨年は区間5番で、今年はそれ以上の区間順位を狙ってきたいので、目標としては区間3位以上でチームに貢献したいと思っています」
――今のチームの雰囲気はいかがですか。
「主力はもちろん走れていますけど、それ以外の選手も主力に食らいつこうと、メンバーに入ろうという選手が多く見られて、故障者も少ないですし、昨年に比べてもいいチームになっていると思います」
――当日はどんな戦いになると考えますか。
「やっぱりシード争いも熾烈(しれつ)になると思いますし、前の選手に食らいつくという気持ちが最後結果につながると思うので、前に食らいつくという姿勢を見せていこうと思います」
――今回無観客でのレースになります。
「仕方ないことだとは思うんですけど、人がいたほうが力が出るなと思うので、残念な部分はあります」
――やはり応援は力になりますか。
「そうですね、はい。毎年結構きついところでそういう声を力に変えて頑張っていたので、今年そういうのがないのはきついですね」
――今年が最後の駅伝になります。
「最後になってしまうので、そういった部分で結果も出したいですし、なによりやっぱりチームに貢献することが大事だと思うので、チームに貢献したい気持ちが大きいです」
――全日本に向けての意気込みをお願いします。
「1区から8区の選手もそうなんですけど、チーム一丸となってシード権獲得に向けて頑張りたいと思います」
長倉奨美(情コミ4=宮崎日大)
――現在のコンディションはいかがですか。
「夏合宿から試合も2試合経験し、もう一段階調子を上げている感じですね」
――本番ではどのような走りを見せていきたいですか。
「任された区間をしっかり走り切って、責任感のある走りをしたいですね」
――現在のチームの雰囲気はどうですか。
「チームの雰囲気自体はすごくいい状態で選ばれているメンバーも非常に調子がいいので、チーム一丸となって戦うという雰囲気は非常に出ています」
――全日本での個人の目標はありますか。
「走るならもちろん区間上位で走るっていうのは目標としてやって、あとはチームのシード権獲得に貢献できるようにしたいです」
――当日はどのような戦いになると予想されますか。
「現状はまだ区間などもしっかり発表されてないので、どういう作戦になるのかも分からないですけど、チーム自体いい流れに乗っているので駅伝もそのいい流れで走れたらいいなと思います」
――新型コロナウイルスの影響で応援自粛のレースとなりますが、それについてはどのように思いますか。
「今まであった応援がないというのは少し寂しい気持ちもありますけど、走ることで今まで応援して下さった方々に恩返しできると思うので、そこで恩返しできたらいいなと思います」
――10月の記録会を振り返って何か手応えはつかめましたか。
「自分としてはちょっと物足りない結果で、もう一つ突き抜ける走りができたら良かったらなというふうに思います」
――最後の全日本となりますが、どのような思いで臨みたいですか。
「昨年もエントリーメンバーには入らせてもらったんですけど補欠で終わってしまったので、今年はしっかりこれからもう一段階状態を上げてしっかり走れるようにしたいです」
――全日本に向けて意気込みをお願いします。
「チームに貢献して笑顔で終われるように頑張ります」
児玉真輝(文1=鎌倉学園)
――現在のコンディションはいかがですか。
「調整も結構うまくいっていて結構いい感じです。大学入ってから一番調子がいいと思います」
――レースではどのような走りを見せていきたいですか。
「僕は1年生ということで、気負い過ぎず、しっかりチームに貢献できる走りができたらいいかなと思っています」
――走りたい区間はありますか。
「特になくて、任された区間をしっかり走るというイメージでやっていて、僕の強みとしてはどの区間でもどんな展開でもある程度安定して走れるというのが僕の強みなのでどこでも対応できる準備はしています」
――全日本での個人目標をお聞かせください。
「チームに貢献する走りをするということで、走るのであればどの区間でもしっかり区間1桁ではまとめたいなと思っています」
――当日はどのような戦いになると予想していますか。
「ここ1、2年くらいで駅伝の高速化が進んでいるので今年の全日本も今までの大会とは比べものにならないくらいの記録が出ると思っているので、高速化というのに対応していかなければ勝負はできないのかなと思っています」
――新型コロナウイルスの影響で応援自粛のレースとなりますが、その心境をお聞かせください。
「正直自分としては駅伝を開催していただけるということでもすごいうれしいことなので、無観客とかはあんまり気にしてないです。もちろん多くの人の声援というのがあったら頑張れるんですけど、応援なしでもそれだけでありがたいのでそういう条件の中でできる限りの力を出し切れたらいいなと思います」
――初の大学駅伝にエントリーが決まった時はどうしたか。
「どちらかというと安心という感じですかね。やっぱりよかったというか、とりあえずエントリー入れたので一安心という感じですかね」
――高校駅伝と大学駅伝の違いはどのように感じますか。
「一番大きいのは注目度の高さだと思います。もちろん、大学駅伝の中でも箱根駅伝が一番ではあるんですけど、やはり全日本もテレビで放映されますし、全国高校駅伝もテレビで放送されるんですけど、大学駅伝の方がやっぱり世間から注目されているなと感じます」
――意識している選手はいますか。
「特にいなくて、今年は焦らず自分のペースでやっていくというスタンスでやっているので、他の選手を意識するというよりはしっかり自分のペースで怪我なく練習を積むという感じでやっています」
――同級生の存在についてはどうですか。
「他の1年生が練習頑張っている姿を見て僕も頑張んなきゃ、と思うのでいい刺激を受けています」
――どういう刺激を受けていますか。
「例えば、疲労があって練習するのが面倒くさいなとか、やる気が出ない時もあるんですけど、そういう時に同級生の頑張りとか見ていると僕も頑張んなきゃと思ったりします」
――全日本に向けての意気込みをお願いします。
「自分の力を出し切れるように頑張ります!」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
第97回箱根駅伝まであと68日。
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