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WEB企画 女ラクの挑戦

明大スポーツ新聞 2020.07.01

 春の風物詩ともいえる新入生歓迎活動、通称〝新歓〟。新型コロナウイルスの流行により、対面での開催が禁じられ、多くの団体が新入生の確保に難航している。体育会の女子ラクロス部(以下、女ラク)もその影響を受けた。佐藤啓主将(農4=星稜)が取材に応じ、現在主流のリモート新歓の実態、勧誘活動の現状とこれからについて語った。

(※取材は5月29日に行ったものです)

 

新歓苦戦

 今年度の女ラクの入部者は5月末時点でわずか15人。例年の4月時点での入部希望者数(約50人)と比較しても、その差は歴然だ。大学から競技を始める人が多く、部員のおよそ9割が未経験者。佐藤主将もその一人で「当初はラクロスという名前しか知りませんでした」。新入生との懸け橋となる練習見学会、体験会が開けないことはマイナースポーツにとって大きな痛手だ。

 

新常態へ

 3月下旬から活動休止を余儀なくされる中〝リモート新歓〟をいち早く導入。4月初旬を皮切りに、現在までの2カ月間で計5回の説明会を開催した。実際に部員が画面越しでクロスの使い方を披露し、参加してくれた新入生にアプローチを図る。しかし、ごく限られた時間の中、特定の人にしか競技の魅力を発信できないことに「ラクロスというスポーツを肌で感じてもらいたい……」と肩を落とす。

 より多くの新入生に興味を持ってもらうため、映り方一つでも細かな配慮を行き届かせている。「肩から上が見えるように、表情は大きく豊かに、部員の紫紺Tシャツ着用徹底」。部独自で開発した三つの心構え。「拍手も指先だけではなく、手全体が画面越しで伝わるように」。対面に比べ、一人一人により長い時間視線が向けられる〝リモート新歓〟。そのためささいな動作にいたるまで注意を怠らない。

 

続く新歓

 今後については「(締め切りを設けず)常に継続する形でやっていきます。秋新歓でラクロスの存在を多くの人に知ってもらいたいです」。今年の新歓はいまだ決着つかずの団体が多いようだ。6月時点での新歓実行委員会【和泉】の情報によると、例年より規模を拡大した秋新歓の実施を検討中とのこと。キャンパス内に飛び交う勧誘の声や、正門前にあふれかえる学生たちの姿。夏明けには無事、恒例の賑わいが戻っていますように。

 

【高智琉大朗】


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