特集記事
SPECIAL

(18)春リーグ開幕前インタビュ― 田中武宏監督

硬式野球 2020.04.30

(この取材は2月25日に行われたものです)

 

田中武宏監督(昭59文卒)

――監督に就任されての心境はいかがですか。

 「昨年の12月まで日産自動車に勤務していたものですから、前監督の善波(達也氏・昭60文卒)さんに依頼されて週末限定という形で通っていたのが、東京に住むようになって逆の生活になりました。ほぼ毎日いますので、野球に専念できているなと。週末はコーチ時代から同じように寝泊まりしていましたので、その回数と時間が増えただけで知らない人間は1人もいないですし。そういう点では私自身も選手も特別変わったと感じる部分はないです。選手の細かいところまで見ることができるので、彼らにとってみたら嫌なことかもしれないですけど(笑)」

 

――野球部の風土は現役の頃から変わらないでしょうか。

 「島岡(吉郎氏・昭11政経卒)さんのときと同じですね。寮の掃除にしても嫌がるトイレ掃除を主将、主務が中心にやりますし。4年生はあらゆるところで次が社会人1年生なわけで、一番下っ端になるので偉そうにするなと。(何かあったときに)怒るのも4年生になりますね」

 

――監督自身は一般入試で入学されましたが、選手の学業の取り組みは気にされますか。

 「どこの大学生も試験は一番重要なのだから、1月はそれに対しての邪魔になるような練習は一切しないと。『練習がきつくて試験勉強ができませんでした』ってことはないようにするから、その代わり単位は絶対に取ってこいと。年末年始にそれぞれが帰省してご両親と会って、その方たちのおかげでここにいられる。その方たちのために最低限単位を取るのは義務だから。そのためにも邪魔になるような練習はしないと、1月中はね。そこまでやったんだから、試験の結果を楽しみにしていると伝えましたね(笑)」

 

――監督自身、現役時のリーグ戦で最も印象的な試合はございますか。

 「4年の春ですね。当時はもう明治と法政が早慶戦の前のカードで常に優勝争っていたので。勝ち点4同士でやって3日間で観客動員が10万人は超えていましたもんね。絶対に勝てないだろうと思った法政に勝てたわけですから、力が上の者が勝つのではないなと。勝った者の力が上なんだと感じました」

 

――公家響主将(政経4=横浜)のキャプテンシーはいかがですか。

 「公家の場合は横浜高校でもキャプテンをやっていましたし、僕も入学のときから知っていました。高校での姿を見ていたので、チームをまとめる上では当然あれぐらいやってくれるだろうと思っています。」

 

――リーグ戦でカギとなる対戦カードはどこでしょうか。

 「やっぱり島岡さんからずっと言われていた早慶ですよね。早慶に勝てたら優勝できると。早慶に負けたら優勝はないと。私が現役のころから言われていましたから」

 

――最後に意気込みをお聞かせください。

 「昨年日本一を経験して、秋は5位という成績で終わった。天国と地獄を見た4年生、3年生、2年生の取り組みですね、いいところ、悪いところを知っている彼らが新入生にそれを伝えてくれたら、リーグ戦開幕にきっと花を咲かせてくれると思います。新しい明治の選手たちの活躍を期待していますし、明治らしい野球は規律だと思っていますので、グラウンドでの立ち振る舞いに注目してもらいたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[小畑知輝]


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読