(16)春リーグ開幕前インタビュー 鈴木貴士内野手

硬式野球
2020.04.28

この取材は3月12日に行われたものです)

 

鈴木貴士内野手(商4=佐久長聖)

――寮長に就任した経緯を教えてください。

 「自分自身も何かしらでチームの役に立ちたいと思っていたんですけど、主将から寮生活は野球にもつながってくると言われて素直に引き受けました。(普段の役割は)今コロナがはやっていて、手洗い、うがい。除菌。あとは寮内の掃除の点検、ごみの分別ができてないときは注意したりしています。寮長がしっかりやらないと周りもついてこないし、言うことも聞いてくれないので前に比べたら寮生活とかは気を付けるようにしています」

 

――冬には体重増加に取り組んだとお聞きしました。

「社会人と練習試合をしたときに体の大きさが全然違って『もう少しでかくしないと』と思ったので、食トレを始めました。(食事の量は)いつも通りは食べるんですけど、それに間食、3時間に1回は食べるようにしています。長期オフ前は68キロとかだったんですけど、キャンプ前に71キロになりました。また最近減ってきているので食べて戻さないと、って感じですね。食べてもなかなか太れない体質なので、どうしたら太れるか、いろんな人に聞いてやっているんですけどね(笑)」

 

――守備が持ち味だそうですが、最も意識することは何ですか。

 「基本は捕ってから投げるのを意識していて。みんな『早くしなきゃ』と思うんですけど、早くするためにはしっかり捕ってから投げないと駄目なので。そこはぶらさずにやってます」

 

――後輩への面倒見がいいとお聞きしました。

 「誰から聞いたんですか(笑)。自分も1年生のときに4年生の方々にかわいがってもらったので、その分自分も下にやってあげないとなという部分もあって。そこは後輩をかわいがっています(笑)」

 

――好きな言葉の〝球道即人道〟の由来を教えてください。

 「高校の監督がよく言っていたんですけど、やっぱり野球だけじゃ人としても駄目なので野球もしっかりして人としてもしっかりする、という意味ですね。好きな言葉と言われたらそれしか出てこないですね」

 

――他大学でライバル視する選手はいらっしゃいますか。

 「立教の中崎響介とは、小学校の時に同じチームでやっていて。仲が良くて小さい頃から『いつか戦おう』と言っていました。昨年の春に戦ったんですけど、ライトフライに抑えられてしまったので次のリーグ戦では負けられないです」

 

――道具へのこだわりが強いとお聞きしました。

 「道具はこだわっていますね。人が使っていない色とかメーカーが好きなので、こだわっています。練習のときはあまり使っているのを見たことのないメーカーを使います。あとは、今年バットを黄色と決めました。それも使っている人もいないので、そこはこだわっています。『渋っ』って言われるのが好きなんですよ」

 

――意気込みをお聞かせください。

「昨年の春に日本一になって、秋は5位に終わってしまったんですけど、日本一になったときにパレードとかしてみて、勝って喜べるのはいいなと感じました。それを自分の代で日本一になって、みんなで炭酸かけもしたいと思います」

 

――ありがとうございました

 

[小畑知輝]

〈鈴木貴士 明スポプレーバック〉

・リーグ戦初スタメンとなった昨春立大2回戦(1点差を逃げ切り今季初勝利:2019年4月21日掲載)

https://meisupo.net/news/detail/11750