(14)春リーグ開幕前インタビュー 西川黎外野手
(この取材は3月12日に行われたものです)
西川黎外野手(商1=履正社)
――寮生活は慣れてきましたか。
「だいぶ慣れてきました。最初はホームシックみたいになったんですけど1週間ちょっとくらいしたら慣れて大丈夫です」
――生活は充実していますか。
「そうですね、練習は緊張感があって一球一球を大事にしているので自分の身になるかなと思います。(練習と休みのオンとオフの切り替えもできている)はい、やっぱりグラウンドに入ったら先輩方もいて。4年生は最後の年なので新入りですけどチームになじんでこの雰囲気に順応してやっていきたいと思います」
――自分で性格を表すとどのような性格ですか。
「性格ですか(笑)。 結構人見知りしないで誰にでも先輩とかでも話しかけることができるタイプだと思います」
――周りの人にはなんと言われますか。
「クソガキって言われます(笑)。理由は分からないですけど、ちょっかいかけるからですかね(笑)。(関西だから)そうですね(笑)。関西はやっぱり常に面白くないとやっていけないので(笑)」
――甲子園出場が決まった時の気持ちを教えてください。
「自分は、プレイングマネジャーという役職もやっていて。新チームから怒られっぱなしでしたが、やる時はしっかりやろうとみんなに言って、甲子園に出場できたのはうれしかったです」
――履正社高は強力打線と言われていましたが何か秘訣(ひけつ)はあったのでしょうか。
「打撃が好きな選手がスタメンの中で多くて、フリーバッティングなどもいろいろ考えてやっていました。遊びながら練習しているときでも『こういうこと大切やな』って自分たちで考えて練習できていたのかなと思います」
――夏の甲子園決勝で当たった星稜高には春の選抜で敗戦しています。
「選抜の初戦で当たって17奪三振もとられて、手も足も出なかったです。そこから自分たちも考えて練習をして、夏の決勝で星稜と当たるとなったときに『ドラマみたいだな』と思いました。これ自分たち勝つ流れだなと」
――優勝したときの気持ちを教えてください。
「自分はあまり感動とかしないタイプなんですけど、甲子園で優勝した時はうれしかったです、幸せでした」
――履正社高に行って良かったですか。
「良かったです、周りの選手が面白くていい人ばかりでした。周りのレベルも高かったので自分も頑張ろうってなりましたし、環境は最高だったと思います」
――甲子園優勝校の選手だと周りからのプレッシャーもあると思います。
「でも自分は地味な方なので。そんなにプレッシャーに感じてはいないですけど、最近履正社はずっと名前が出ていて。履正社という学校の名前に恥じないようにしていかないといけないなと思います」
――大学4年間野球を続けていく中で頑張りたいことを教えてください。
「履正社でも『人間性を大事にしろ』とずっと言われていました。まだ早いですけど後輩とか入ってきたときに、後輩から慕われるような人になりたいなと思います。野球はいつか終わるけど人生はそれより長いので。人として相手に思いやりを持つとか優しくするとかそういったことをもっと大切にしたいと思います」
――今後の目標をお願いします。
「やっぱりレギュラーで試合に出てベストナインを取りたいと思います」
――ありがとうございました。
[都甲可奈子]
◆西川黎(にしかわ・れい)兵庫県出身。甘いものが好きで、特にシュークリームとチョコレートが好き。174センチ・74キロ
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