⑴「ここで負けたら命取られる。そのつもりで泳ぎました」 水泳部(競泳部門)吉田冬優(政経4=淑徳巣鴨)
2019年度もあとわずか。今年度も明大体育会全46部からたくさんの選手たちが旅立ちの日を迎える。部活動にささげた大学4年間。その裏には、幾多のドラマがあった――。本企画では、そんな卒業生たちから生まれた数々の〝名言〟を紹介していく。
「ここで負けたら命取られる。そのつもりで泳ぎました」
◆水泳部(競泳部門) 吉田冬優(政経4=淑徳巣鴨)
9月に行われたインカレ、200メートル自由形決勝レース後に放った一言。今大会では明大と日大が首位争い。初日の400メートル自由形では吉田啓祐(日大)に敗れ、悔しさをにじませた。個人として、そしてチームとして負けられない中、迎えた個人最終種目の200メートル自由形では吉田啓をかわし1位に。フィニッシュ直後は喜びの感情を爆発させたが、水から上がると座り込み、涙をこらえる姿も。チームの期待を一身に背負った吉田の並々ならぬ覚悟の重さを感じることができた。
「インカレは卒業式。笑顔で楽しみます」と語っていた吉田。結果はチーム総合2位。悲願の5連覇を達成することはできなかった。しかし「悔いは一切ない」。最後は納得の表情で〝卒業式〟を終えた。
[岩田純]
≪番外編≫
◆相撲部・藤原竜平主将(政経4=埼玉栄)
「結果よりも最後まで後悔ないように、勝っても負けても笑って終われるような相撲が取れればいいなと思っています」
◆スキー部・永峯寿樹(政経4=飯山)
「(競技が)好きだからだと思います」
◆柔道部・西園航太(法4=長崎日大)
「しぶとく自分の柔道をして勝てた」
※本企画は23日までの10日間、連日連載いたします。明日もお楽しみに!
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