(14)プラっとざまでボッチャ! ボッチャ体験会の外部開催で成功を収める
2月2日、プラっとざま(座間市立市民交流プラザ)でボッチャ体験会を開催した。今回は、明スポ自身が外部で開催する初めてのイベント。ボッチャ体験・ボッチャボールづくり・プレートづくりを行い、パラリンピック競技の楽しさを感じていただいた。
【参加メンバー】
大西健太(情コミ3=明大中野)・大橋未来(法2=昭和秀英)・下神大生(営1=済美平成中教校)・髙橋昇吾(営3=國學院)・丸山拓郎(政経3=京華)・渡部伊織(政経3=市原中央)
このイベントの始まりはプラっとざまの職員のお問い合わせだった。「施設の認知度アップの手助けをしてほしい(プラっとざま職員・加藤健夫さん)。依頼を快諾し、明スポ部員は現地へ下見を行った。「ただボッチャを体験するだけじゃ面白くないよね」(髙橋)。今イベントでは、参加者にマイボールを作成してもらい、終了後に体験の様子を撮った写真をプレゼント。普段からカメラを扱っている明スポならではの視点だった。
世代を超えた交流が生まれた。体験の中盤、94歳の女性と南アフリカ出身の男性が対戦。「ルールがわかりやすい」(94歳女性)。試合は1ー1の引き分けで、体力や体格に関係なく互角の戦いだった。他にも3歳の男児や、80歳代の男性なども体験に参加。「若けりゃいいってもんじゃない」(80代男性)。老若男女問わずプレーできるのは、パラリンピック競技ならではの魅力だ。
課題は集客力だ。参加者の満足度は高かったが、当日の参加者は約10名。前日までの事前申し込みがなく、部員自ら当日にチラシを配って参加者を集めた。「一回やると楽しさがわかるんだけどなぁ」(大西)。ボッチャと触れるきっかけをつくりたい。今後も明スポは、ボッチャの普及活動や大会出場を続ける。今回の収穫と反省を生かし、次のイベントに取り組む。
[渡部伊織]
職員よりプラっとざまのご紹介
座間市の公共施設・プラっとざま(座間市立市民交流プラザ)が、昨年12月1日にオープンいたしました。「プラっと」気軽に立ち寄れる地域コミュニティーの拠点(プラットホーム)になって欲しいという願いが込められています。多目的ラウンジ・打合せ室3部屋に加え、市内初であるコミュニティーカフェが併設されています。今回のボッチャ体験会のような自主事業にも力を入れています。ぜひ一度、ご来館をお待ちしております。
参加者の声
・定期的にやってみたい(70代女性)
・子供と一緒に楽しめました(40代女性)
・簡単な競技だけど奥が深かった(80代男性)
・誰でも参加しやすいスポーツで楽しめた(30代男性)
・とっても楽しいスポーツでした!(30代女性)
【注目!!】
部活動、サークル、ゼミやOB会でボッチャ体験してみませんか!?
明スポが取材に行き、記事にします!
イベント運営のお手伝いもご相談ください。
個人でのボッチャ体験希望も承っています!
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(49)ボッチャ全国大会でベスト16! 学年混同チームの強さ光る/BOCCIA BEYOND CUP
明大スポーツ新聞 2023.12.31明大スポーツ(以下、明スポ)の総合力を発揮した。11月最初の週末、東京体育館で行われたBOCCIA BEYOND CUP。明スポは昨年4月の2022ボッチャ東京カップ以来、2度目の全国大会に出場した。一般参加チームと著名人チーム、合計50チームのトーナメント方式で争われた今大会。明スポは2~4年生の学年混同チームで参戦し、初戦から2連勝を果たした。3回戦では実力差により敗北したものの、全国16強入りの好成績を残した。 ◆11・5 BOCCIA BEYOND CUP(東京体育館) 明大スポーツ――ベスト16 【出場選手】金井、渡辺、長﨑 「昨春のリベンジを果たしたい」(渡辺悠志郎主将・情コミ3=渋谷教育学園渋谷)。昨年4月の2022ボッチャ東京カップでは、2勝1敗の成績を残しながらも得失点差により予選敗退を喫した明スポ。初の全国大会で決勝トーナメントに進むことはかなわなかった。今大会の一般参加チームは、118組の応募の中から明スポなど46組が抽選で選出された。「東京体育館でまたボッチャができるとは思っていなかった。この絶好のリベンジの機会を必ずモノにしたい」(渡辺)。2倍を超える倍率を突破した明スポは、試合に向けて各学年の混合チームを結成し練習を積み重ねてきた。「引退してもなお、大会に誘ってくれた後輩に感謝しています」(金井遥香・情コミ4=大船)。「東京体育館という大きな舞台でしたが、特に硬い緊張感はありませんでした。むしろ温かなチームメイトのおかげで、リラックスして試合に挑めました」(長﨑昇太・商2=日大二)と、短い練習時間ながらチームの連携を高めて本番に臨んだ。 明スポにとって2度目の全国大会となった今大会。負ければその時点で敗退が決まるトーナメント方式のため、まずは初戦突破を絶対条件に臨んだ第1試合、相手はお笑いコンビ・ティモンディの前田裕太さん率いるチームブルーだった。試合は、第1エンドから両者とも正確なプレーを連発する接戦に。ジャックボールの周囲にボールが集まる中、先攻の明スポは相手のボールが尽きた時点で何とか1点を獲得していた。しかし、第2エンドを見据え点差をできるだけ離したい明スポは攻めの姿勢を崩さず。リスクを負いながら渡辺が放った最後の一投が得点圏に入り、2点を獲得。この戦略が功を奏し、第2エンドでは1点の失点をするも最後は2-1で勝利。見事2回戦進出を決めた。 続く2回戦も明スポは、レベルの高い相手のプレーに悩まされる。だが、持ち時間をうまく使いながらお互いにコミュニケーションを取ることを絶やさず、チームの総合力を発揮。際どい場面を迎えながらも1―1の同点とし、決着は一投勝負のファイナルショットに持ち越された。先攻を選択した明スポは、主将の渡辺が中央のジャックボールに寄せつつ、相手が投げにくい位置にアプローチ。この好投により相手のファイナルショットをかわした明スポは、3回戦に駒を進めた。だが、明スポの快進撃もここまでだった。試合は先攻の第1セットを2点先取するいい流れをつくりだしたものの、相手は第2セットの最初に、ジャックボールと第1投をくっつかせる巧みなプレーを繰り出した。これ以降、明スポはボールをはがすことがかなわず。アプローチも思うようにいかないまま、相手に勝ち越しを許す結果に。この結果、明スポの全国ベスト16という最終成績が確定した。 全国レベルの強敵に、終始接戦を繰り広げた明スポ。ノーミスのプレーとはいかなかったものの、各学年の連携による総合力で全国16強という成績をたたきだした。「収穫も課題も多い大会でしたが、まずは全国の舞台でまたボッチャができて楽しかった。後輩たちにもぜひ引き継いでいきたい」(渡辺)。ボッチャプレーヤーが明スポでさらに成長していくことを期待したい。また、今大会はパラスポーツを楽しむイベント『BEYOND STADIUM2023』の枠組みの中で行われた。東京体育館の半分のスペースで行われた今大会の試合中、もう一方のスペースではパラスポーツの体験ブースや各界のゲストによるパフォーマンスなどが催された。「ボッチャの大会エリア以外でも、楽しそうにパラスポーツを体験する子供たちの笑顔が見られて幸せな気分になったと同時に、パラスポーツの可能性を感じました」(金井)。世代や性別、国籍や障害の有無を越えて誰もが楽しむことのできるパラスポーツ。その魅力を届ける取り組みは、日に日に広がりを見せている。 「これからも明スポは、ボッチャを始めとするパラスポーツの普及に取り組んでいきたいと思います」(長﨑)。2019年に日本電気株式会社(NEC)から全国ボッチャ普及キャラバンに選出されて以降、さまざまな取材、普及、選手活動を継続してきた明スポ。2021年の東京大会以降もその歩みを止める事なく、現在も唯一継続中の特集企画としてパラ担当の活動を行っている。ボッチャを広め、楽しみ、そして勝利する。われわれの挑戦は、続いていく。 [渡辺悠志郎] 試合後のコメント――今大会の感想を教えてください。金井 「引退してもなお大会に誘ってくれた後輩に感謝しています。自分自身のプレーについては、ミスを繰り返してしまい、力になれたどうか自信がありませんが、芸能人チームや各大会を勝ち抜いてきた猛者たちと対戦できたりと、規模の大きい大会でプレーできたことが刺激になりました。また、ボッチャの大会エリア以外でも、楽しそうにパラスポーツを体験する子供たちの笑顔が見れて幸せな気分になったと同時に、パラスポーツの可能性を感じました。大会の存在を知れたことに感謝します。」 渡辺 「自分が選手としてボッチャに関わるのは久しぶりのことでした。また東京体育館で全国大会を戦えるとは思っていなかったので、非常にありがたいことでした。どの試合も白熱し、最後は負けてしまいましたがとても楽しい戦いでした。自分はこれでパラ担当の活動は一区切りとなりますが、後輩たちにぜひ引き継いでいきたいと思います。パラスポーツの取材や普及活動を進め、さらにボッチャの大会やパラ大学祭でぜひ優勝を目指して欲しいです」 長﨑 「東京体育館という大きな舞台でしたが、特に硬い緊張感はありませんでした。むしろ暖かなチームメイトのおかげで、リラックスして試合に挑めました。試合としては、個人的なイージーミスが失点に繋がってしまうなど、足を引っ張ってしまったところがいくつかありました。ただ、やはりボッチャを楽しむということを第一に取り組んでいたため、ベスト16で負けはしましたが、充実感や満足感はとても高かったです。これからも明スポは、ボッチャを始めとするパラスポーツの普及に取り組んでいきたいと思います」READ MORE -
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