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4連覇逃し3位 集大成のインカレ

アイスホッケー 2020.01.20

 4連覇を懸け臨んだインカレは、準決勝で法大に敗戦。その後、中大を下し3位で閉幕した。


初志貫徹

最終スコア3―1。中大との3位決定戦を制し、FW池田涼希(政経4=北海)は、笑顔でチームメートと抱擁を交わした。大記録達成はかなわなかったが、その期待を一身に背負った男の幕引きは晴れやかだった。「なんだこの人たちは」。衝撃が走ったのは、中学時代に当時の明大選手と氷上練習をした時のこと。「自信があったのに、1回もパックを触れなかった」。その日から「明大でホッケーをやりたい」。夢をがむしゃらに追い掛けた。やがて明大の門をたたくと、1年次から3年連続でインカレ得点王に。大舞台で池田の右に出る者はいなかった。迎えたラストシーズン。背番号を93から10に変更。「歴代名選手の番号。史上最強の10番と言われたい」。秋のリーグ戦では、最優秀選手賞を獲得する大活躍。明大に憧れていた少年は「本当のエースで格好いい」(田中将希・文4=武修館)。いつしか憧れの的になっていた。そして集大成のインカレ。目指すは4連覇と4年連続得点王。史上最強になるための舞台は整えられた。しかし、準決勝・法大戦。立て続けに失点し苦しい展開に。池田は起死回生のシュートを決めたが、勝利の女神はほほ笑まなかった。それでも「みんなが笑ってくれたから大満足でした。夢見たユニホームを着て試合をすることは特別で、明大だからこそ情熱を注げた、本当に幸せな4年間でした」。最後はどんなタイトルにも代えられないかけがえのない仲間と時間を手にして、少し名残惜しそうに池田はユニホームを脱いだ。


【藤山由理】


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