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主将・中野耀司 有終の美を飾る

フィギュアスケート 2020.01.20

 自身最後となるインカレでSP(ショートプログラム)16位と大きく出遅れた中野耀司主将(営4=横浜創英)。それでもFSは魂の演技を披露し、9位まで順位を上げた。


有終の美

仲間の存在が中野を救った。団体連覇、個人表彰台入りを目標に挑んだ最後のインカレ。しかし、SPではジャンプが決まらずまさかの16位に。「現役最後の試合はこのような形で終わってしまうのか」。演技後、襲われたとてつもない虚無感。それでも周りは中野が立ち直ることを信じて、励まし続けた。「声を掛けてくれる存在がいるだけで、自分は恵まれている」。温かい言葉に気持ちを取り戻した。心を入れ替え迎えたFS。前日の悔しさをぶつける演技を披露し「スッキリして終われた」。怒涛(どとう)の巻き返しで総合9位に。現役最後の演技を笑顔で終えた。背中で引っ張った4年間だった。インカレ順位は明大の中で4年間全てトップ。大学生として、全日本選手権に3度出場した。佐上凌氏(平31商卒)など実力あるスケーターたちがそろう明大への進学に周囲は反対していた。それでも「俺が明大で1番だという気持ちで」。常に先頭を走り、己を磨いてきた4年間。明大を引っ張ってきたスケーターがまた1人リンクを去る。

【大西健太】


◆中野耀司(なかの・ようじ)神奈川県出身。165㌢・58㌔


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