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全日本準V 最高ワカバ復活!

フィギュアスケート 2020.01.20

 地元で最高ワカバの復活だ!樋口新葉(商1=開智日本橋学園)が全日本選手権で準優勝。2017年は4位、昨年度は5位だったが、3年ぶりに表彰台に返り咲いた。この結果、世界選手権、四大陸選手権代表に選出。2018年世界銀メダリストが再び世界の表彰台を目指す。


戻ってきたワカバ

 胸に銀メダルを輝かせ笑顔でリンクに立った。ケガの影響で、悔しい思いをした2年間。「全日本で表彰台に乗って世界選手権に行くのが目標。リベンジしたい」。負けず嫌いな樋口が奮い立った。今シーズン何度も口にした「失敗しても諦めない」。その姿勢が4位で迎えたFS(フリースケーティング)で発揮される。演技後半、3連続ジャンプ1本目の着氷が乱れ単独ジャンプに。ここから最後に予定されていた単独の3回転ルッツを3連続ジャンプに変更。好リカバリーの力強いジャンプで挽回し、世界への切符をつかんだ。「よく頑張ったな」。一皮むけてワカバが帰ってきた。


新しい技への挑戦

 新たな武器を手に飛躍する。今大会では回避したものの、公式練習で何度も成功させたトリプルアクセル。世界トップレベルの選手が次々に成功する中「浅田真央さんが跳んでいたアクセルしか私には頭にない。すごいジャンプという認識」。春先には挑戦するか迷いがあった。それでも夏ごろ「意外と簡単に降りられたり何回も跳べた」ことで、気持ちに変化。「試合でも入れたい。試合で必要」と強く思うようになった。感覚がずれ、不振に陥ったこともあった。それでも、大技への挑戦は樋口を成長させた。かなりの力を消費するトリプルアクセル。その大技を完成に近づけると、自然に他のジャンプをその半分の力で跳べるように。全日本ではジャンプが流れるようになった。新しい試みが良い結果をもたらした。次は世界の表彰台に上がることが目標だ。「四大陸も世界選手権もトリプルアクセルをしっかりFSで入れたい」。また、大学生になり刺激を受ける日々。「今まで小さな世界で生きていたと実感した。自分の考えが変わってきている」と、スケート以外の面でも成長を見せる。樋口の進化は止まらない。世界の舞台で輝きを取り戻す。


【中澤美月】


♥樋口新葉(ひぐち・わかば)東京都出身。明大入学後、無意識のうちに身の回りの物が紫になっている。152㌢


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