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大学選手権連覇へ自信! 21年ぶり全勝優勝

ラグビー 2019.12.19

 王者の貫禄だ。関東大学対抗戦(以下、対抗戦)最終節・早大戦。全勝対決となった大一番を36―7で制し、21年ぶりの全勝優勝を果たした。慶大、帝京大といった強豪相手にも大差でしのぐなど、他大の追随を許さなかった。23年越し3度目の全国大学選手権(以下、大学選手権)連覇へ。令和の常勝軍団が〝再び〟紫紺を戴冠へと導く。


強さの秘訣

 歓喜の抱擁とともに勝利を告げる笛が鳴り響く。後半ロスタイム、右ウイング山村知也(営4=報徳学園)が快足を飛ばしトライ。観衆2万2000人を超える場内の熱気は最高潮に達した。両校ともに無傷で迎えた〝伝統の一戦〟は、明大に軍配。完全燃焼で全勝対決を締めくくった。

 昨年度の明早戦も優勝を懸けた大一番だった。しかし巧緻さで後手を踏み27―31。あと一歩で涙をのんだ。明暗を分けたのは後半の入り。13―17で折り返すも、序盤に2トライを献上。そのまま早大に優勝を明け渡した。迎えた今年度の明早戦。ハーフタイムにフッカー武井日向主将(商4=国学院栃木)が「入りが大事」と気を引き締める。明言どおり、開始2分には、武井が自らインゴールに飛び込んだ。FW戦でも、モールで押し切り、追加点を挙げると「途中、相手が下を向いていることに気づいた」(武井)。チームテーマに掲げた〝クラッシュ・ザ・メンタル〟を完遂。積もった因縁を同じ場所で清算してみせた。


王者の矜持

 昨年度同様、いやそれ以上か。対抗戦7戦7勝。さらにディフェンス面でも、被トライ数11と、昨年度の16を上回る強さを誇った。中でもW杯明けの慶大、帝京大、早大との宿敵3連戦は圧巻だった。慶大、帝京大相手には、40得点快勝。2年連続で黒星と分の悪い慶大に対しては、1度も自陣ゴールラインを割らせなかった。 〝ウイニングカルチャー〟の先駆者へ。4月からAチームの公式戦では、無敗で次々と金字塔を打ち立てている〝武井組〟。大学選手権連覇に向けてのカウントダウンが始まった。「まだ伸びしろがある。一戦一戦、成長していきたい」(武井)。〝真価〟はどこまで続くのか。見据える先、国立の大舞台で再び歓喜の瞬間を手繰り寄せる。


【髙智琉大朗】



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